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終章 ハッピーバースデー <side カオル> 忘れられない夏が終わった。 いっぱい傷つい…
第十三章 夏の終わり <side カオル> 次の日の朝早く、桜子は本当に出て行った。来た時…
第十二章 結末 <side カオル> 注:男の子同士の性描写があります。 「出て来いよ」 僕…
第十一章 十日間 3 <side トモ> 身体に重みを感じて目が覚めた。 半分うつ伏せみた…
第十一章 十日間 2 <side カオル> 「俺から、あんたに言っときたいことが四つある」 …
第十一章 十日間 1 <side カオル> 注:BL的触れ合い描写があります。 僕は、その短い…
第十章 二人の夜 3 <side カオル> (注 BL要素高いです。男の子同士の行為描写があります) あの日ーー僕とトモの初めての日ーーの翌日は、一学期の終業式だったが、僕たちはその日も結局学校へ行かなかった。いきなりただれているが、初めてふたりで迎えた朝はまだ夢の続きで、僕は現実に立ち戻りがたく、トモはといえば……首筋や腕に散ったキスマークが目立って、これじゃ人前に出られないと言った。 「カオルのせいだから」 サボる気満々のくせに、トモは人のせいにする。確かに僕のせ
第十章 二人の夜 2 <side カオル> (注 BL要素多いです) 「いつから?」 トモの口…
第十章 二人の夜 1 <side カオル> よく眠れなかった。 うとうとしては、浅い眠りか…
第九章 センチメンタルジャーニーと、一人の夜 3 <side トモ> 午前七時。 起きた…
第九章 センチメンタルジャーニーと、一人の夜 2 <side カオル> 駅へ向かう終バスは、…
第九章 センチメンタルジャーニーと、一人の夜 1<side カオル> 昨夜、家に帰ったら午前…
第八章 秘密 4<side カオル> 約四十分後。駅前のショッピングモールの大きな仕掛け時計…
第八章 秘密 3<side カオル> 「カオル、いるの?」 トモの声がして、同時にリビングが明るくなった。帰ってきたトモが電気をつけたのだが、急に目に飛び込んできた照明の明るさが痛くて、僕は目をぎゅっと閉じて、そして返事をした。 「いるよ」 「何だよ、電気もつけないで……」 トモは買い物袋を二つ、テーブルの上に置いた。 「メシ買ってきた。今日遅くなったから」 トモの言い訳を聞きながら、今日がトモの食事当番だったこと、そして坂崎と並んで歩いて行ったトモの後ろ姿を思い