目の前の人は未来の自分かもしれない
明け方に部屋の扉が開き、次の瞬間、布団の中に人が入ってくる。
「あっ、来た!」
そこからは、ただ時間が過ぎるのを待つのです。
大きな存在私の祖母は大正生まれでした。満州に渡り終戦を迎え、大変な苦労をしてきました。幼かった頃、祖母から戦争の話や父の小さな頃の話を聞きながら悲しくなったり、怖くなったり、笑ったりしていたのを覚えています。
祖母は自宅でも着物を着て生活をし、すり足で歩く粋な女性でした。
部屋にはいつもチョコレートやジェリービーンズがあり、甘いものが食べたく