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コエとコトバ

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人はなにを想い、なにを考えているのか
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記事一覧

猫の眠り

何度も何度も耳元で 「にゃあ」と泣く。 そっと布団をあげると 体温で温まった空洞に 入って…

koko  ni
8か月前
1

動き続けるもの

何かを伝えながら 考え事をしながら 身体が動いていた。 身体が動かせなくなると 思考するこ…

koko  ni
8か月前

一人の人格

何度背中をさすってもらっただろう・・・。 自分じゃない自分の存在ガラス越しに小さな子を見…

koko  ni
2年前
6

心地いい場所には心地いい人がいる

悲しみの感情にもがき、とめどなく流れる涙。 その時… 確かにそばで人の温かさを感じていた…

koko  ni
3年前
20

爪噛みと旅は同じ

幼少期の写真の中でよく見かける自分の姿がある。 爪を噛んでいる姿だ。 なんで爪を噛むの?…

koko  ni
3年前
18

病と向き合う叔母の思い出

「本当にありがとう」 義理の叔母のお葬式で何人もの 親族に声をかけられました。 私自身が…

koko  ni
3年前
15

目の前の人は未来の自分かもしれない

明け方に部屋の扉が開き、次の瞬間、布団の中に人が入ってくる。 「あっ、来た!」 そこからは、ただ時間が過ぎるのを待つのです。 大きな存在私の祖母は大正生まれでした。満州に渡り終戦を迎え、大変な苦労をしてきました。幼かった頃、祖母から戦争の話や父の小さな頃の話を聞きながら悲しくなったり、怖くなったり、笑ったりしていたのを覚えています。 祖母は自宅でも着物を着て生活をし、すり足で歩く粋な女性でした。 部屋にはいつもチョコレートやジェリービーンズがあり、甘いものが食べたく

比較からはじまる幸・不幸

「あなたはまだマシな方よ」 このような言葉を受けた人が少なからず いるのではないでしょう…

koko  ni
4年前
14

カサブタになるまで

身体を動かさず、ずっとその場所に座り込む。 言葉も発さずに、ただずっと静かに。 本当に辛…

koko  ni
4年前
11

毎日が苦痛だった

今、たくさんの子どもたちと関わっていて、 忘れかけていた学生の頃を思い出します。 中高生…

koko  ni
4年前
11

変化で知ること

目の前の景色が刻一刻と変化をする。 ただそこに佇んでその景色をながめる。 いつの間にか前…

koko  ni
4年前
8

正論という無意識な悪意

「いつも正論を言うよね」 当時、その言葉に違和感を感じました。 まるで正論を言ってはいけ…

koko  ni
4年前
28

痛みから知ること

「血だ…」 机の前に座り、鏡を見ていました。 何度も何度も自分の頬にシャープペンシルの …

koko  ni
4年前
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空をながめる

小さな頃、いつも下を向いて歩いていました。 「歩道の縁石の線を踏まないようにしよう!!」 下を向いて、ぎこちなく歩きながら、自分との 小さな約束事を守っていました。 ちょうど今頃の時期には道端に咲くアカツメクサを 探して、学校からその蜜を吸いながら帰っていました。 下を向いて歩いているといろんな発見がありました。 「重いアタマとココロ」大きくなるにつれて、たくさんの悩みを抱えるように なりました。 どんどんと下を見る機会が増えていきました。 ただ、小さな頃