読書日記〜「筒美京平の記憶」
部屋の整理はひたすらCDが中心なわけですが、時々は山のように積まれた音楽雑誌や書籍も整理しないと寝るのが大変なくらいなんです。
CDを整理して聴き直すと、関連の資料も引っ張り出して、読み返したくなってしまう性分でもありますから、ジューシィ・フルーツの「TOKIO通信」とか聴いていたら、筒美京平さん関連本を引っ張り出したというわけなんですよ。
じゃ、行ってみよー。
・「筒美京平の記憶」(ミュージックマガジン)
ここ、noteでも散々書いてますが、小学生だった頃、好きな作曲家といえば筒美京平さんだったんですよ。
当時は都倉俊一さんや森田公一さんが「スター誕生」に出ていたり、ピンクレディが大人気だったし、「青春時代」がヒットしてましたから人気があったわけですよ。
岩崎宏美さんや太田裕美さんの曲を筒美京平さんが書いていたのが、とにかく大きくて圧倒的に好きでしたねー。
このムックは「ミュージック・マガジン」の筒美京平さん追悼特集の後に発売されたわけですが、発売前に予約したわけじゃなくて、上京した時にディスクユニオンさんで新古書を買いました。
やっぱりお目当ては近田春夫さんによる筒美さんのエピソードでしたね。
近田さんの「ロキシーの夜」はかなり好きな曲だったし、山下久美子さんに書いた「とりあえずニューヨーク」も大好きでしたから。
岩崎宏美さんや太田裕美さんのインタビューも掲載されているのも大きいし、シンガーだけではなく、矢野誠さんや鷺巣詩郎さんに船山基紀さん、萩田光雄さんといったアレンジャー、白川隆三さんや本城和治さん、金子文枝さんなどのスタッフ側のインタビューが載っているわけですから、かなりありがたく読み始めた私です。
今回、結構間が空いて読み返したのですが、やっぱり面白いです。
特に西寺郷太さんのインタビューはノーナ・リーヴスを聴き直していますから、より胸に迫ってきますねー。
勿論、具体的には名前を出さなかったシンガーや松本隆さんや橋本淳さんといった長年のパートナーのインタビューも興味深いですし、高護さんと監修の馬飼野元宏さんの対談も素晴らしい内容です。
ジャケット写真付きの楽曲解説も素敵ですし、我が家にある筒美京平さん作品をもう少し整理してプレイリスト作るという目標もできました。具体的にはまだ考えてませんが。
ではまたー。