読書日記〜萩原健太「70年代シティポップクロニクル」
萩原健太さんの名前意識したのは「はっぴいえんど伝説」を読んだ頃だから80年代前半か?
当時の愛読誌「ミュージック・ステディ」でサザンオールスターズが取り上げられるようになって、桑田佳祐さんのインタビュアーの名前が「萩原健太」さんということに気づいた時期でもありますね。
もう少し時間が経ってから、NHKFMの「サウンドストリート」の水曜の甲斐よしひろさんを担当しているのもどうやら「萩原健太」さんらしいと知ったんですよねー。
甲斐バンドの解散時期で山下達郎さんの『ポケット・ミュージック』発売時期に発売された「Beat Magazine」に感動した私だったので、「萩原健太」さんは常に意識する存在になったわけです。
じゃ、行ってみよー。
・萩原健太「70年代シティポップクロニクル」(Pヴァイン)
確か80年代後半に雑誌「TECHII」で初めて健太さんの姿を拝見したのかな?
その頃には健太さんが音楽ライターのみならず、DJやソングライターやプロデューサーであることもなんとなくですが、わかってきたように記憶してます。
えーと、山下達郎さんや大瀧詠一さんのラジオ番組に出演していたり、「いかすバンド天国」の審査員してた時期のちょっと前になりますね。
,はっぴいえんど〜ナイアガラ史観はある意味健太さんや湯浅学さんが活躍したことによって強まったと私は思ってますが、実はお二方ともはっぴいえんどの流れ以外の日本のロック、ポップスや洋楽にも精通していることが重要なんですよね。
勿論、この本でもはっぴいえんど周辺のアーティストの作品が多く取り上げられてますが、関連作品はそれにとどまらない選択になっているのが興味深いところです。
そして、リアルタイムでライヴに通ったり、レコードを買っていた人間にしかわからないことが多いことが素晴らしいですね。
例えば私の場合だと後々勉強したり、知識を得たことが多いので、特に1970年代のことはリアルタイマーではない悲しさが強かったりします。
反面、1980年代後半にリアルタイムでフラットな立場で日本のロック、ポップスに触れられた喜びがあるわけなんですが。
この本の続編として「80年代シティポップクロニクル」が発売されてまして、そちらは立ち読み程度ですが、オフコースに対する健太さんの視点が興味深かった印象が強いです。
でも、なかなか縁がなくて、入手できてないんですよねー。入手次第記事を書きたいと思っています。
ではまたー。