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ととのエッセイ 「旅と旅行の違いについて」
二泊三日で那須高原を家族と旅した。旅から戻り、朝5時のトレーニングを終え、これを書いている。
よく、「旅へ行く」と人に言うと、「なにかっこつけてんの?」とか、「旅行でしょ?」と言われるが、世知辛い世の中だなと思う。
では、旅と旅行は何が違うかと言うと、旅へは「行く」ことも「出る」こともできるが、旅行へは「行く」ことはできても「出る」ことはできない。
「旅行へ出る」とは誰も言わない。
果たして「出る」とは何か?と考えると、内から外へのダイナミズムである。つまり動的な活力や力強さを含んだ外へ向かう変化と言えよう。
「日常」や「意識」や「常識」が「内」だとすると「非日常」や「不意」や「非常識」が「外」だ。
「旅行へ行く」には計画性や目的地が不可欠だが、一方で旅行は部分的には「内の延長線上」とも言えるかもしれない。
反対に「旅へ出る」のは、人を「内の延長線上」から飛び出させてくれる作用があると思う。
とはいえ、快適なゾーンから「出る」のは勇気がいるし、面倒くさいし、なにより練習が要る。しかし、何かに「行き詰まった時」はやはり、旅に「出る」のが良いだろう。
旅に「出る」ことが上手になると、家に「戻る」ことが格段に嬉しくなるからだ。
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