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週刊日記

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毎週日曜日に更新。1本の記事にするほど膨らまなかった小ネタをオムニバス形式でお届け。
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記事一覧

週刊日記:ハードコアを子守の唄と聴き

週刊日記:ハードコアを子守の唄と聴き

◆ハードコアテクノ
 音楽ジャンルの深掘りは割愛するとして、僕はハードコアを聴いて育ってきた。雨の日も雪の日も、枕を濡らしたあの晩も、僕のそばにはいつだってハードコアがあった。
 ハードコアは歌詞のないインスト曲だし、流行歌に比べるとテンポもかなりはやい。だから、日本のメジャーな音楽シーンに顔を出すことはほぼない。何と言っても、激しめの音が多く使われるジャンルのため、どうしても一般受けはしづらいの

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週刊日記:己を欺け、お前は知りすぎた

週刊日記:己を欺け、お前は知りすぎた

◆エンターテイナー
 VTuberなどの配信者に対する「家で喋ったりゲームしてるだけなのに大金稼ぎやがって…」という僻んだような指摘がある。特にVが何か不祥事をやらかした時、ここぞとばかりにそんな苦言を呈する者を見かける。
 話は変わりますが、僕は昔マジックにハマっていたことがある。観客ではなく、マジックを披露する側として、だ。やってみると分かるが、マジックによって成功率の高いもの、低いものがある

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週刊日記:アルコールの代わりにペトリコールを

週刊日記:アルコールの代わりにペトリコールを

◆アルコールとペトリコール
 子どもの頃は気づかなかったけど、大人になって地元に戻ってくると、色々と発見がある。僕は東京で成人を迎えたので、生活の中にお酒という愉しみが追加されたのも東京でのこと。なので、田舎の人がどんなアルコールライフを送っているのかなんて微塵も考えなかった。けれど、地元に帰ってその問題が自分ゴトになった。何をするにも車を出さなければならないのだが、車社会とお酒の関係は水と油だ。

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週刊日記:過去の自分よ、お前もか

週刊日記:過去の自分よ、お前もか

◆買い物メモ
 僕はあわてんぼうなので、買い物に行くと2回に1回は買い忘れをする。しかも、1番のメインどころを買い損ねたりするからタチが悪い。それを買うために出かけたにも関わらず、関係のないものばかり買って本来の目的を見失っているのだ。あるいは「何かを買い忘れているはずだが…その何かが思い出せない…」と店内をグルグルと歩き回り、思い過ごしだろうと見切りをつけて店を出る。すると、帰り道で突然パッと目

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週刊日記:僕は海賊でも聖徳太子でもない

週刊日記:僕は海賊でも聖徳太子でもない

◆バイキング
 友人とバイキングに行ってきた。残念ながら海賊ごっこをしてきたわけではなく、食べ放題の飲食店に行ったというだけのこと。ズラリと並んだ数々の料理を、我先にと客同士が取り合う様は、さながら賊同士の争いっぽくもありますが。
 代金は先払い制。ディナー料金の1980円を人数分支払うと、テーブル番号の書かれたプレートを渡される。帰る際に、そのプレートを受付横のトレーに入れて退店すればよいとのこ

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週刊日記:岐阜の旅、出来事いろいろ詰め合わせ

週刊日記:岐阜の旅、出来事いろいろ詰め合わせ

◆旅の効用
 本来は1泊2日で旅に行く予定だったのですが、先月思わぬ車のトラブルで大出費イベントが発生し、敢えなくお出かけは見送りとなっていた。しかし、どうしても年内に行っておきたかった場所なので、無理を承知で日帰り弾丸旅を敢行したのだ。車で往復7時間。まずは滋賀の平和堂1号店、そして岐阜の養老天命反転地、養老ランド、養老の滝、サウナ、岐阜県民のソウルフード・サンコックを回った。朝5時出発の本旅行

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週刊日記:時の止まったLINEトーク画面

週刊日記:時の止まったLINEトーク画面

◆未読、既読
 LINEに既読がつく瞬間、えも言われぬ高揚感が沸き起こることがある。数秒、数十秒おきにテンポ良くやり取りしている場合ではなく、1時間〜数時間くらい未読だったメッセージの横にパッと「既読」の文字が浮かび上がると、うおっ!となるのだ。その瞬間を目撃したという偶然性がよいのだろう。であれば、未読の期間は長ければ長いほど高揚感は増すのだろうか。
 僕がメッセージを送ったっきり、数カ月とか年

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週刊日記:雨、轟音、軒下にて

週刊日記:雨、轟音、軒下にて

◆カレー屋と釣り銭
 無印の泡立てネットを使っているのですが、つい先日糸がほつれて壊れてしまった。田舎人間なので近所に無印良品の実店舗はなく、いつも仲介役のローソンにブツを譲ってもらっている。泡立てネットのためだけに車を出すのもなあ、と気乗りしないままハンドルを握り、最寄りの店舗へ。ローソンに入店すると、今の今まで忘れていたのを思い出すかのように、空腹感に襲われた。いやいや、ダメだ。ここで誘惑に負

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