これ、使える!Chat GPTを使った人事・採用活用事例。具体的方法まとめ。【ミッション・ビジョン作成Ver】
Chat GPTの人事活用について、1個使えるやり方がわかったので、共有。
一言でいえば、Chat GPTに「適切な答え」を聞くのではなく「適切な質問」を与えてもらうということ。
これ、マジで使える気がする。
※「やる目的がよくわからず、そこから言語化したい」というケースで特に効果的です。
イメージが沸かないと思うので、ミッション・ビジョン作成を例に、実際の質問と回答をシェアします。
Chat GPTでミッション・ビジョンを作っていく
STEP 1:最初にChat GPTに“ある文面”を必ず送る
この文面を送ると、Chat GPTが「適切な答え」ではなく「適切な質問」を投げかけてくれるようになります。
STEP 2:言語化したいことや、課題に思うことを送信。あとは質問に答えてくだけ。
僕:私は企業の社長ですが、ミッションビジョンを決める目的がわからない。
GPT:それは興味深い疑問ですね。それでは、まず、ミッションとビジョンの定義についてどのように理解していますか?
僕:それが、わからないのです。私の理解としては、どの会社もミッション・ビジョンを定めてはいるが、きちんと効果を発揮してない印象です
GPT:なるほど、そう感じる理由は何だと思いますか?また、ミッションやビジョンが効果的であると感じる会社は何か例がありますか
僕:そう感じる理由は、私自身、会社に勤めていた際に(2社)、ミッション・ビジョンが何を目的に定められ、社員の行動をどう変えていたか不明瞭だったからです。効果的に使えている会社は知りません。
GPT:それは興味深い経験ですね。では、あなたが社長である現在の会社で、ミッションやビジョンが存在しない場合、どのような影響があると考えられますか?また、ミッションやビジョンが明確であることで、どのようなメリットがあると思いますか?
僕:既に起きてる影響は「ミッション・ビジョンがないことで採用にデメリット」があることです。具体的には、ミッション・ビジョンの魅力を求める人材を採用できないことです。ただし、難しいのは、その人材も「なんのためにミッション・ビジョンを定めると思いますか?実際にミッション・ビジョンがあることで、どう行動が今まで変わりましたか?」と聞いても答えられないことです
GPT:なるほど、その状況は確かに難しいですね。では、あなたが会社で働く人たちに共通の目標や価値観を持ってもらうことが重要だと感じますか?もしそうであれば、それはどのような理由からですか?また、共通の目標や価値観を持ってもらう方法として、ミッションやビジョン以外にどのような手段が考えられますか?
僕:共通の目標や価値観を持つことは重要です。なぜなら、長期的な方向があってないと会社・事業が伸びないからです。また、社員が長期で働くことも難しいからです。共通の目標や価値観を持つ方法は「採用時に数年後の目標・価値観」を確認すること。「会社の数年後の目標・価値観を言語化すること」、そして採用後も定期的に「数年後の会社の目標・価値観と、社員の目標・価値観のすり合わせ」を行うことがあげられます
GPT:それらの方法は効果的に聞こえますね。では、これらの方法を実践する際、具体的にどのようなステップを踏むとより効果的だと考えますか?また、ミッションやビジョンを定めることと、あなたが提案する方法の違いは何だと思いますか?
僕:一旦まとまったので、大丈夫です。ありがとうございます。最後に1つ質問してもいいですか?
GPT:もちろんです。どんな質問でもお気軽にどうぞ。私は喜んでお手伝いします。
僕:ここまで私が話したことを踏まえると、ミッション・ビジョンの定義・役割は何だと思いますか?(なお、私が提案する方法と、ミッションビジョンは同じ役割を持っていると思います
GPT:それでは、ここまでのお話から、ミッション・ビジョンの定義・役割は、会社の長期的な方向性や目標を示すものであり、社員の行動や価値観を統一するための道標として機能するものだと言えます。また、あなたが提案する方法とミッション・ビジョンが同じ役割を持っていると仰る通り、どちらも社員と会社の将来の目標や価値観をすり合わせることに重点を置いています。ただし、ミッション・ビジョンは言語化された形で定められ、明確な指針となるのに対し、あなたが提案する方法は、採用時や定期的なすり合わせによって、柔軟に社員と会社の目標や価値観を調整していくアプローチです。どちらの方法も組織の発展に寄与することが期待されますが、選択肢や手段が異なるため、会社の文化や状況に応じて適切な方法を採用することが重要です。
以上です。
よくないですか?目的が言語化できて、どう決めていくべきか、思考がクリアになります。
今回は「目的の言語化」までで辞めちゃいましたが、こんな感じです。適切な質問を与えてくれると、思考がすっきりするので、これ、かなりオススメですよ。
Chat GPTで目的が言語化できると、アウトプットが変わる
以下記事でも書きましたが「目的を正しく言語化」してるか否かで、
アウトプットの質は、大きく変わります。
人事の施策は「目的」がふんわりしたまま、行動してしまうこともあるので要注意です。
人事の施策の中で「そもそも、目的がよくわからない」「これを決めた結果、社員の行動をどう変化させたいんだっけ?」と思うことがあれば、ぜひこのやり方を試してみてください。
最後に…人事をもっと進化させたい
人事は、経営インパクトが大きい。でも、世の中に体系的なセオリーは存在しない。だから、我流でやるしかないし、本や、ネットを調べても「良いフレームワーク」や「使える戦略・戦術」も、中々見つからない。
だから、エンジニア採用の攻略に、4~5年かかったり、評価の仕組みをゼロから作って、ちゃんとワークするようになるまで結局、1年かかったり。
人事、非効率すぎ…!
人事のセオリーが体系的にまとめられてたら…もっと効率よくできたのに。そんな悩み、絶対ありますよね?
何かよい解決策ないかなーとずっと考えてました。
で、こんなのどうかなと。
人事に本気で向き合う経営者(5~100名規模のベンチャー限定)が集まって
人事を経営&マーケティング視点で体系的に学べる会みたいなのを創りたいなーと思ってます。
ベンチャー経営者って部分部分での「人事の成功ノウハウ」は持ってると思うので、同じ壁にぶつかった人に相談できるだけでも、一気に問題解決スピードがあがるのかなと。
つまり、自分で我流でやっていたら、半年かかった採用・組織の問題が、5分で解決することをメリットにした会。
もし、そういったことに興味ある方いれば、ぜひFacebookにメッセージください。一緒に効率的に人事の問題解決しましょう。