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旧カメラ『せめて note でお披露目させてもらえれば』企画

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我が家の防湿庫に眠っているカメラ。 特にフィルム式カメラは最近ではすっかり出番が少なくなってしまいましたが、「せめて note でお披露目させてもらえれば」という企画です。
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記事一覧

#00 - このマガジンについて

マガジン「せめて note でお披露目させてもらえれば」企画 の説明ページです。 我が家の防湿庫には30台くらいのカメラが眠っています。特にフィルム式カメラは最近ではすっかり出番が少なくなってしまいました。 「せめて note でお披露目させてもらえれば」 フィルムカメラの多くは祖父から譲り受けたものです。 カメラを愛した祖父の意志を受け継ぎ、たまには取り出して工業作品としてのカメラを楽しんでいくと共に、これらの素晴らしさをカメラ愛にあふれる方々と楽しさを共有できれば幸

#01 - PENTAX auto110

我が家の防湿庫には30台くらいのカメラが眠っています。 フィルムカメラの多くは祖父から譲り受けたものです。 特にフィルム式カメラは最近ではすっかり出番が少なくなってしまいましたが、「せめて note でお披露目させてもらえれば」企画の第1段として、今回は PENTAX auto110 を紹介させていただきます。 どんなカメラ? 幼少の頃、女の人がauto110を首から下げたTVコマーシャルを見た記憶があるような気がしますが、当時特段ほしかった記憶はありません。でも、なぜか

#02 - minolta-16

我が家の防湿庫にはいくつものカメラが眠っていますが、特にフィルム式カメラは最近ではすっかり出番が少なくなってしまいました。そんなカメラたちの「せめて note でお披露目させてもらえれば」企画の第2段として、今回は minolta-16 を紹介させていただきます。 出会い 夏休みのある日、日本橋の電気屋街を一通り見て歩いた帰りに、難波の小さなカメラやさんに立ち寄りました。この店はLeicaなどの高級中古カメラもありましたが、奥のウインドウには雑多な中古カメラがごろごろと並

#03 - Rollei 35 S

すっかり出番が少なくなってしまったカメラたち。 「せめて note でお披露目させてもらえれば」企画の第3弾として、今回は Rollei 35 S を紹介させていただきます。 少しでも「フィルムカメラを楽しんでみようかな?」な方々の参考になれば幸いです。 どんなカメラ? どうですかこの見た目? はい、そういうことです! このコンパクトさと、ドイツらしく質素で洗練されたデザイン。 一切のムダのないコンパクトなボディに最高の技術が投入されています。 これが Rollei

#04 - LEICA IIIf

今回は LEICA IIIf を紹介させていただきます。 ライカM3が出る前の「バルナックライカ」です。 インプレッション 祖父から譲り受けたカメラの中でもひときわオーラを放っていたのがこの LEICA IIIf です。「小さく緻密な機械」という感じ。このカメラでスナップ写真というのは恐れ多すぎて今だ使ったことがないのです。それゆえ上っ面な紹介になり申し訳ありません! 工業製品なのか工業作品なのか? 現代的な「図面に基づく量産品」ではなく、マイスターによる「作品」なん

#05 - Canon P

今回取り上げるCanon P は、1959年に発売されたライカL型スクリューマウントのレンジファインダーカメラです。 高級機の大衆路線カメラ? Canon P の ”P” はPopulaireの ”P”。「高級機の大衆路線カメラ」 このややこしい立ち位置のいきさつは、この頃の状況から紐解く必要がありそうです。 キヤノンは1936年のハンザキヤノン以降、35mm 高級レンジファインダーを標榜。「ライカに追いつけ、追い越せ」と技術開発を続け、1949年のCanon IIB

#06 - Nikon 1 V1

もう10年も前の機種になる Nikon 1 V1。この企画をきっかけに、防湿庫で眠っていたこのカメラを取り出して見直しています。 今回はそんなお話です。 出会い 2013年3月、出張のついでに立ち寄った渋谷のカメラ量販店。V1の実物をはじめて見ながら店員さんとあーだこーだ話して、「で、いくらなの?」。 WEBで見ていた最安値情報をはるかに下回る提示額。「ん?」 渋谷は激戦区で、タイミングによってこんなこともあるらしい。 「これください。」 こんな感じで V1 +

#07 - Minox B

スパイカメラとして有名なミノックス。映画やドラマなどにも登場します。ふつうに民生品なのでスパイ以外の人ももちろん使えますよ^ ^。 インプレッション 手のひらに楽々隠れる大きさ。それでいて2mから無限遠までの焦点距離設定が可能で、シャッター速度も1/2から1/1000まで調整可能、ファインダーは自動視差調整機能付きと凝った作りになっています。よくもまあこれだけの機構をこの小さなボディに詰め込んだものだ!(それを完全機械式で!) ちなみにサイズは約 100 x 30 x

#08 - Minolta 16 MG

1966年発売のMinolta 16MG の紹介です。 以前に紹介しましたMinolta 16 の進化版です。 subminiature camera MINOX や 16mmなどのフィルムを用いる小型のカメラは、”subminiature camera" と呼ばれ、海外でも愛好家が多いようです。 昔の機械式カメラは、精密な歯車や機構が組み合わされた「工業作品」としての魅力が感じられますが、その中でもサブミニチュアカメラは機械の緻密さが際立っていて、わたしもその魅力に惹

#09 OLYMPUS XA2

今回ご紹介させていただくのは、1980年発売のコンパクトカメラ OLYMPUS XA2 です。かつてのわたしの主力機材です。 以前の記事を書いて以来、わたしの中でなんだか盛り上がっていますので、改めてこの紹介記事にまとめてみます。 どんなカメラ? デザインはオリンパスPENなどを手がけた米谷 美久氏。「他社の分解調査なんかしていないで自らの頭で考えろ!」という姿勢を貫いた技術者らしく、「カプセルカメラ」という斬新な発想を高い完成度で実現しています。 XA2 は、ゾーン

#10 外付けファインダー を ただ眺める

今回は番外編、「外付けビューファインダー」8種の紹介です。 ここでは、Ernst Leitz 社(ライカ)製のものを中心に、祖父から譲り受けた備品の箱にあった外付けビューファインダーを並べて、ただただ眺めるという企画です。 No.01_ "SUOOQ" 28mm 角型ファインダー ライカの初の28mm広角レンズHektor 2.8cm F6.3 に合わせて、1935年から43年まで販売されていた角型ファインダーです。 四角い枠内に四角いレンズが入ったファインダー。折り

#11 Nikon COOLPIX P5000

2007年発売のいわゆるコンデジ、Nikon COOLPIX P5000 の紹介です。 2007年といえば iPhone が登場する1年前、コンデジ全盛期の製品です。その頃、奥さまから「わたしも使えるカメラがほしい」と言われ、これ幸いと楽しげなこのカメラを購入しました。 (とはいうものの、この記事に需要はあるのだろうか?) どんなカメラ?ざっくり仕様を紹介すると、 1/1.8型原色CCD、10メガピクセル 光学3.5倍ズーム(35mm判換算で36-126mm相当)

#12 LEITZ-minolta CL

今回ご紹介するのは、1973年に登場したレンズ交換式のレンジファインダーカメラ LEITZ-minolta CL です。基本設計はドイツのLEITZ社、製造は日本のミノルタという日独合作カメラ。 海外市場での名称は LEICA CL 。最近デジタル機も同じ LEICA CL という名称で出ているのでややこしいですね。 どんなカメラ?フィルム式のレンジファインダーカメラです。 50年近くも前のカメラですが、素材や仕上げが良質なのでしょう、劣化しているところが感じられません

#13 - SIGMA DP3 Merrill

今回ご紹介するカメラは、2013年にSIGMAから発売された "DP3 Merrill" です。以前は親バカ写真や記念写真しか撮らなかったわたしが、このカメラに出会って写真の楽しさを知ることになりました。 もう製造を終了した過去のカメラです。この記事の有用性は低いかもしれません。自分の愛する機材をただただホメちぎる記事ですので、そんな記事だと思って観ていただけると幸いです。 作例まずは作例から。 構図とか被写体の面白さとかは無視してください。あくまでこのカメラが吐き出す