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23.国文学者の先生にお願いです。和歌の始まりのころの歴史について書いてください。
国文学者の先生にお願いです。和歌の始まりのころの歴史について書いてください。
国文学者の全集を読んでみた。渡瀬昌忠、阿蘇瑞枝、神野志隆光、稲岡誠二先生など、どの先生もすごい量のむつかしそうな研究をされており、国文学者以外の人にとって何が研究されているのかほとんど分からないいわば雲の上の研究である。私は和歌のはじまりについて知りたいと思ってぱらぱらとページをめくったが、この膨大な著作の中に和歌のは
20. タカミムスヒと本居宣長
保立道彦教授のnoteから引用させていただいた。
本居宣長はこの二神(タカミムスヒとカミムスヒ)の神名の語尾、産霊=ムスヒを「産巣(ムス)は生(ムス)なり」、「凡て物の霊異(クシビ)なるを比と云う」と説明している。ムスは生成、ヒは霊威を意味するから、ムスヒとは「生成の霊異」であるというのである。こうして本居はタカミムスヒとカミムスヒは「産霊=ムスヒ」の神であって、そのような神として列島の自然
17. 舒明系譜(中大兄系譜)の危うさ
私は天皇号は持統天皇から始まったと考えており、私の著作では天武より前の国王は大王と表記している。しかし、話を分かりやすくするために、ところどころ王女とすべきところを皇女と表記している。この点はご容赦ねがいたい。
皇極(斉明)帝の即位ほど不思議な即位はない。彼女は皇女ではない唯一の天皇である。つまり、推古、持統、元明、元正、孝謙(称徳)などの女帝はすべて天皇の娘であるが皇極(斉明)帝は敏達大王
13. 中臣氏について考えるべきこと
日本書紀では中臣氏は4世紀ごろからすでに倭国にいた古くからの氏族として描かれている。それどころか高天原から天皇の側近として地上に降りてくる皇室に最も近い、最も重要な氏族である。天皇側近であるはずの大伴氏は、地上でそれをお迎えしたというのであるからとにかく凄い氏族であるが「天皇の側近として地上に降りてきた」のは明らかな作り話である(誰が何のために作った作り話か、皆さんに考えていただきたい)。