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夢への階段。

「目標を必ず達成する方法を見つけてしまった」私はこの本を読み終えた時の感じたことでした。この本に出合う前まで私は、頭とインターネットの検索だけで考え、行動に移すことは1割もしませんでした。
しかし、この本に出合えたことで私は、気になった時は、どんな形でもいいので行動に移すことを学びました。
 
 この本の冒頭に出てくる最初の選択があります。「2階に上がる際、エスカレーターと階段があります。あなたはどちらを選びますか?」
この本を読む前の私の選択は、ためらいもなく「エスカレーター」でした。   
 なぜなら、「エスカレーター」を使用するメリットは汗もかかないし、疲れないし、ただ乗っていれば目的地に連れて行ってくれます。とても便利な装置です。けれど、この考え方が間違いだったのです。なぜならこのメリットはとても短期的な結果だけであり、長期的な物の見方が入っていませんでした。
 
 もしも、階段を選んだ時の結果はどうでしょうか?短期的な見方を考えれば、汗はかくし、疲れます。でも、この考えを長期的にみると、体を動かすことで、カロリー消費につながり継続すると、「痩せる」ことに繋がります。
 
 私自身、いつも短期的な予測で物事を考えていました。長い目で見ることはとても苦しいし、不安です。しかし多くの成功者はこの長期的考えを継続的に取り入れたのだと思います。 一歩一歩着実に自分の物にしていったのだと思いました。当初私は、成功している人達は、成功しているからなんとでも言えると思っていたのですが、この長期的な考えに出会ってから、少しずつですが心の変化に気づきました。今日できる仕事は明日まで先延ばししない。面倒くさいことはなぜそれが面倒くさいのか、少しずつ考えてみる。そうすることで自分自身の心の整理もできてきました。
 
 この心の整理ができることは、自分自身をコントロールすること、すなわちセルフコントロール(習慣の力)できることに繋がります。私はいつもどうやれば早くできるか? と早く終わらせることはいいことであるとう言う考えに囚われていました。
 
 しかし、この考え自体間違っていたのです。面倒だと解っていると言うことは、そのことを実行することで成功することが解っているのです。しかし、私自身、セルフコントロールできずに短絡的な方法を選んでいたのです。本書は、セルフコントロールを忘れそうになった時に思い出させる行動を教えてくれます。その、思い出すことのできるたった一つの習慣。それこそがエスカレーターよりも、階段を使うと言うことでした。

 実際、私自身この階段を使う方法を意識的に1カ月続けてみました。最初の一週間はやはり、エスカレーターを探していました。けれど、2週間程経つと、その癖も手離れし、階段を見つける様になっていきました。そのことで、仕事にも少しですが変化が出てきました。
 
 今までは、時間の掛かる仕事は後まわしにして、数時間で終わる仕事ばかりに1日の大半を費やしていました。けれど、会社で階段を見るたびに自分自身がリセットされ、少しずつでしが面倒くさい仕事を正面から向き合えることになって行ったのです。最初は、数十分から始まり、その後、30分、1時間と徐々に費やす時間が増えて行きました。今では、面倒くさい仕事を先に手を付ける様になったのです。

 習慣は使い方を間違えると、毒にも薬にもなってしまう劇薬です。例えば、いつも、高カロリーに食品ばかり食べているといつかは、体重が増加します。これは悪い習慣です。しかし、今回の様に階段を使い少しずつ、積み重ねることで、痩せることや、筋力が維持できます。
 
 今挙げた2つは、同じ「習慣」でまとめることができます。そうなのです。「習慣」の使い方を間違わなければ、誰でも自分を変えることができるのです。ではなく、できました。

 今でも、面倒な仕事をしている最中は、とても、とても、長い時間に感じられます。時に「こんな簡単な方法もあるよ」誘惑のささやきが聞こえたりします。けれど、決して歩みを止めないでください。なぜなら、途中で歩みを止めてしてしまうと、また同じささやきに出会った時に同じ様に止めてしまいます。なので、決して、今できている行動をやめないでください、行動し続けることが最短距離の目標達成の道のりです。

 私はいつもプライベートも含めて、目標達成までの道のりを描く際に、「完璧状況」や「完璧タイミング」の行きバスがあり、いつか来るはずと時刻表が空白のバス停で待っていました。もちろんそのバスは来ませんでした。  
 
 しかし、この書籍に出会い、1つの習慣を変えることや、行動し続けることで、「完璧行き」のバスをじっと待つのではなく自らの足で一歩一歩、歩き続けることが目標達成の唯一の「完璧」な近道でした。
 
 私は人生の目標大きな目標である「夢」は運が良ければ叶うのだと思っていました。けれど、それは違いました。「夢」を叶えるための第一歩を踏み出すことで初めて叶うと思いました。
 
 今、人生のターニングポイントにいらっしゃる方で本書籍が気になる方がいらっしゃいましたら、ぜひ手に取ってください。そして、「階段」を使って一緒に「夢」へ昇って行きましょう。

 最後までお読みいただきありがとうございました。
 まだ、夢の途中ですが、自分が諦めなければ手は差し伸べられていると思っています。大きな勘違いかもしれませんが、勘違いで夢が叶ってもいいのかなと思っています(笑)。

 書籍名は「自分を変える一つの習慣」
 出版社様は「ダイヤモンド出版」になります。

以下ダイヤモンド出版様、書籍のリンクになります。
diamond.co.jp/book/9784478022573.html

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