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疲労についてもう少し考えてもいいのかもしれない。と思った。

最近気になるのは、もっぱら、疲労である。

子供が産まれてからずっとそうだ。前は疲労を感じて動けないほど・・・なんてことはなかった。

なぜこんなに疲れるのか。頭でイメージするように、体がついてこない。

一時期は起き上がれないこともあった。

自分なりに色々工夫をして、今ではかなり疲労が軽減されて、動けなくなるほどの疲労も無くなったけれど、(多分疲労のせいで?)無気力になることもある。

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最近あるきっかけで、「道は開ける」カーネギー著 を読む機会に。

とても有名な本だけれど、タイトルがなんだか硬いので、読んだことがなかった。

でもこれ、英語の原題は、"How to stop worring and start living"つまり、「心配をやめて生きることを始める方法」なのである。

ちょっと意訳すぎるような。

道は開ける、なんていうととても抽象的で立派な響きに聞こえるけれど、原題だと、実践的な感じがする。事実、実践的な内容だった。

基本的には、「悩み」の本質とその解決法について触れられている。

そして、最後に「疲労」について一章が割かれている。自然と、その章から読み始めた。

どんな時に人は疲労するのか、その本質について簡単に述べられている。そう言えば、疲労について科学的な解説はよく目にするけれど、疲労の本質についてはあまり触れられることがないなと思った。

疲労は、悩みのきっかけになることもある。

そういうわけで、疲労する前に休むこと。これが原則である。

これは、アメリカ軍の管理でもとても重要なことだそうだ。日本の元自衛隊の健康管理をしていた人が書いた本を以前読んだことがあるけれど、同じだった。つまり、軍では、休むことも仕事の一つと捉えられている。休まなければならない効率的に休むことによって、仕事の効率が格段に上がるから。休んでいる時間の方が多くても、結果的に、休まず仕事をした人よりも格段に仕事をこなす量も質も上。

確かに。仕事をしていると、深夜までずーっと、朝までずーっと仕事をしている人、家に帰らない人、などいたが、そういう人はいつだってぼーっとしていて疲労のため効率が悪かったなと回想した。

そして、その休みかたについても解説してあった。

休み方で最も大事なのは、筋肉を緩める こと。

筋肉を緩めること!

なるほど・・・・

そして、緊張と疲労 これが最も老化を早める。

子育ては緊張の連続。無意識に緊張している。つまり、体の筋肉が常に張っている状態。

で、これが逆説的なのだけど、

緊張を緩めようと”頑張る”と、緩められない。

のである。


ストレッチやヨガでも、一生懸命力を入れてしようとしている人がいるけれど、全くの逆で、力を抜きながらストレッチはしなければならない・・・。


自分が疲労しているのかどうか、チェックすること、疲労する前に休むこと、筋肉を緩める、大抵は無意識に張っている、こと、

自分を大事にするという抽象的なものを具体化すると、疲労について自分なりに気を使うこと、これも大事な要素だと思う。健康管理というとまた抽象的になってしまうから。大病じゃないと休めないみたいで。ちょっと疲れたから休みます、なんていうと、頑張れ!気合が足りない!なんて戦中・戦後な価値観の人も・・・・いや、さすがにもういない?いる?


なぜ休めないか・・・・一つには、休むことへのプレッシャー。つまり、休むことへの罪悪感というものがあって、それは、間違っていると正しく認識することも大事だなと思った。


学校を休む、仕事を休む。なんだか申し訳ない気持ちになる。それっておかしいよねと思う。

幸い、私はもっと若い時は休むことに対してのプレッシャーや罪悪感はなかった。なので、いろんな人や仕事をしていく中で、後天的に、そういう気持ちが根付いてきたのが少しあるなと思う。

ずっと以前、google社の設備に心地よいベッドや休憩スペースが充実していることなど話題になった。社員はいつだって休んでいいし、休むべきだという社風(今は知らない)。いついつまでにこの仕事を終わらせる。というデッドラインがあったなら、それまでのスケジュール管理は各自がやっていいと思う。(これが難しい人もいるかもしれないが)

それが会社のためにもなる。

ある意味、テレワークというのはそういうことだ。それが向いていない人というのは、現場など場所に行かなければならない仕事を除いて、自己管理ができない人や仕事がまだわからない人なのかもしれない。

話がそれたけれど、

休むことは、とても大事なことなので、

休みたいと思ったら休めるように、していいと思う。

休むことは生きていく上で必要。とても大切なことなのだ。

それを知るってことだけで変わることがある。休んでいいと自分を許す。

なんどもなんども。

でも、せっかく休んでいるのに、緊張が緩めず体に力が入っていて休んだフリ してたら、全然休めてないってことw

なるほど。

5分でも完全に体の力を抜く技術ってのがコツなのだろうなー。

休む=筋肉を緩める


ちなみに、本にも書いてあったけど、猫のように休むのが理想らしい。猫は休む=筋肉を緩めるプロ。しなやかな筋肉。高い身体能力。自由。いつも寝ている・・・。

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