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躁うつガイドブック

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躁とうつの波にゆられながら。
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2023年5月の記事一覧

気にかけてくれる人がいるしあわせ

気にかけてくれる人がいるしあわせ

また1つ歳を重ねました。離島に移住し、彼と宿をはじめてすぐ双極性障害と診断され、一旦地元に帰るという全く想像もつかなかった30歳を迎えました。30歳くらいで結婚してるかな〜なんて思っていましたが、そんなこともなかったので、周りと比べずに、私は私のペースで人生を進めていきたいなと思います。

友だちが誕生日を覚えていてくれて、おめでとう!と連絡をくれるのは、いくつになっても嬉しいものですね。心があっ

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躁のわたしへ。ずっと保存しておきたいこの気持ち

躁のわたしへ。ずっと保存しておきたいこの気持ち

『帰る家があって、食べられるご飯があって、ストレスなく続けられている仕事があって、日常生活を送れている。それだけで幸せだなぁ。』と、ふと今日の仕事中に思いました。うつからもどってくると、こういう感覚が増えます。今できていることに対して、"1つ1つにありがたさ"が湧いてきます。

うつになると、出来なくなることが増えます。今まで当たり前にできていたことが全くできなくなります。話せていたのに、言葉がで

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どんっ!と立ちはだかる大きな壁を目の前にして

どんっ!と立ちはだかる大きな壁を目の前にして

今私の目の前には、大きな大きな壁が立ちはだかっています。今日はそんなお話です。

無事に島に帰れるか問題

鬱になった時は、離島で彼と一緒に暮らしていました。もうこれ以上そこにいるのは限界だと感じ、あとは通院のためにも地元に戻ってきています。ですが、落ち着いたらまた島に帰りたいと思っています。今のところ、9〜10月頃を目安に戻れたらいいな〜と思っています。島に帰るにあたっていくつか課題があります。

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双極性障害と診断されて、自分となかよくやっていきたいなぁと思った日

双極性障害と診断されて、自分となかよくやっていきたいなぁと思った日

私は2023年2月22日に双極性障害と診断をされました。そのときの心境にについて書いていこうと思います。

双極性障害とは、気分が上がる躁状態と、気分の落ち込みが続くうつ状態を繰り返す脳の病気です。仕事のストレスがきっかけでうつになりました。次第に職場に行けなくなり、退職することになりました。辞めたものの、お金の不安がどんどん膨らんでいきました。仕事はしていないのに、お金はどんどん減っていく。どう

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躁鬱人とSNSについて

躁鬱人とSNSについて

うつになると、SNS(インスタ)を一切見なくなります。正確に言うと、見ると自分と比較して辛くなるので見れなくなります。誰かの充実している休日の投稿や、誰かの結婚式の投稿。みんなのきらきらした日常や、幸せがずらーっと並んだ投稿は一切受け付けなくなります。ごく普通の投稿だったとしても、気分が落ちているので周りは"きらきらフィルターがかかったように見える"ようになります。また、投稿しようとも思えなくなり

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気持ちが安定してる時期の時間割

気持ちが安定してる時期の時間割

私は双極性障害です。薬を飲んでいるからかもしれないですが、今は上がりもせず、下がりもせず気持ちが安定しています。気持ちが安定している時期にどんな生活を送っていたかを振り返れるように、ここ最近の1日の時間割を書いておこうと思います。

6:30  起床、モーニングページを書く
7:30  準備、朝食
8:00  通勤、本を読む
10:00 出社
12:00 昼食
19:00 退社、noteを書

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"死にたい"はそれ以外に言葉が見つからない状態なのかもしれない。『よみぐすり』を読んで

"死にたい"はそれ以外に言葉が見つからない状態なのかもしれない。『よみぐすり』を読んで

私は坂口恭平さんが大好きです。知ったきっかけは、"もしかしたら躁鬱なのかもしれない"と思っていたときに出会った『躁鬱大学』という1冊の本でした。(躁鬱大学についてはまた別に書きたいと思います。) 言葉がのびのびと自由で、読んでいて心地がいいです。すらすらと身体の中に入ってきます。

坂口さんは、自身が双極性障害でありながら、自らの携帯番号を公表し、自殺願望を持つ人の相談にのる「いのっちの電話」とい

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今回のうつについて

今回のうつについて

今回のうつのきっかけは、合わない仕事でのストレスでした。仕事ができない、覚えられない、怒られたくない、行きたくない、朝起きたくない、からはじまり次第に死にたいという気持ちが現れました。これまでに何度も転職を繰り返している為、"もう私を雇ってくれる場所なんてない、死にたいというより"死ぬしか選択肢がない"ように感じていました。

そんな中3ヵ月が経った今は、通院しながら仕事に行くことができるようにな

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手にしたスーパースターは躁だった話

手にしたスーパースターは躁だった話

私は双極性障害という診断を3ヵ月程前に受けました。双極性障害とは、活動的になる躁状態と気分が落ち込む鬱状態を繰り返す病気です。

気分が上がったり、落ち込んだりを何度も何度も繰り返して、私の人生はジェットコースターみたいだな、なんて思っていました。でも何でジェットコースターに乗っているか分からず、自分の気分の上がり下りにただ振り回されていました。

そして、調子がいい時期に体感する感覚があります。

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思わず何かを継続したくなる『継続するコツ』を読んで

思わず何かを継続したくなる『継続するコツ』を読んで

何を書こうかな〜?と考えていると一向に手が動かなそうだったから、noteのアプリを開いて手を動かしてみている。今日も仕事が平和に終わって、今は帰宅途中のバスの中だ。この通勤時間をnoteを書く時間に当てて継続していきたい。

最近私は、継続できる日課を探している。それは、坂口恭平さんの『継続するコツ』を読んだからだ。坂口さんの言葉はいつも自由で、のびのびしていて、読んでいてとっても心地がいい。楽し

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当たり前ってないね

当たり前ってないね

帰りの電車で揺られながら書いている。
今日も平和な1日が終わった。ストレスなく仕事に行けること、続けられてることが幸せだな〜と感じる。ある人にとっては、それは当たり前のことかもしれない。だけど、2ヵ月前の鬱でずっと寝ていることしかできなかった私からは想像もできない日常を送ることができている。

同じような毎日を繰り返していると、どうしてもそれが普通に感じることが多くなってきて、感謝の気持ちが薄れて

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自分観察日記

自分観察日記

双極性障害の診断を受けてから2ヵ月がすぎて、もうすぐで3ヵ月になろうとしている。この2ヵ月で気持ちもだいぶ落ち着いて、毎日安定して仕事に行くこともできるようになった。ふと、私は私の言葉を書きとめておく必要があるなと強く思った。これまで何回も躁と鬱を繰り返してきたけれど、不思議なことに躁の時は鬱の時の感情や感覚を思い出せない。鬱の時も同じように、通常の時や躁の時の感情や感覚を思い出せない。何をしたか

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