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青春の後ろ姿#104 〜20代は、清志郎と、バイクと、文学以外に何もありませんでした〜恐怖の権力

 ジュリア・クリステヴァ『恐怖の権力』は、かなりインパクトのあった1冊です。この本の中で「アブジェクシオン」という術語が使われていて、それはおおもとは精神分析学が関わる用語で、子どもが母親と主客未分化の段階で「おぞましきもの」と感じている感覚らしいのですが、魅力と嫌悪とか、浄めと穢れとか、両義的な意味合いもこめてあるというところが、何とも難しいのに、何だか「だよね」と思わずにはいられませんでした。

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