鬱(うつ)状態とは 〜 特徴と感情の処理のしかた
楽しかった事が、なんだか楽しくなくなる。
自分の将来や「周りにどう見られているか」ばかり気になってしまう。
いつも眠くなる。表情が動かなくなる。自分責めがすごい。
出掛けたくなくなる。起きたくなくなる…
これは鬱のサイン。
上記の段階で何らかのメンタルケアを施せば、好転は早いことが多いです。
鬱状態になると自己憐憫や自己嫌悪の声は大きくなりがち。その声にとらわれ抵抗するのではなく、本当の意味を知ることはかなり有効。
しかし、そのためには思考だけでなく感情も一緒に
見ていく必要があります。
うつ状態の時こそ、感情を感じ切る。無理にコントロールしようとしないこと
鬱状態にある方はまず「自己嫌悪との融和」が進むと体感的に楽になりやすいです。
「こんなに毎日悲しくて、こんなに寂しい思いばかり感じてしまって、こんなにウジウジとあのことを悔やんでいて… 本当に私って駄目だ」
これってモロ抑圧の思考パターンです。特にうつ状態の方が陥りがちなスパイラルです。
その抑圧(抑制)の強さにより、プレスされた感情(悲しさ、寂しさ、悔しさ)は暴れだします。
例えれば、笑ってはいけないと思えば思うほど、面白くなってくることってあるでしょう? あれがマイナスな感情に作用している状態と思ってください。
「悲しいと思ってはいけない」と思うと、悲しみは余計に慢性化し、滞留します。何かで気を紛らわせようとも、それも抑圧。ただ後回しにしているだけです。
鬱(うつ)で悩む方やその身近にいる方ほど「感情のコントロールのしかた」について調べようとすることが多いのですが、やり方を間違えるとむしろ火に油を注ぐようなもの。
感情を感じてはいけないと抑圧することで、その感情は慢性化、信念化することをよく覚えておいてください。
悲しかったら、よーく悲しんでください。悲しみを受け止めてもらえる人に話して、「自分は悲しんでいいんだよね」と心の底から思ってください。
そうしたら悲しみは癒されていくようになっていきます。
「こんな感情を感じる自分は駄目だ、感じてはいけない」なんて遠慮や我慢は一旦忘れてください。思い切って感じ切ることです。
寂しかったら、寂しさをとことん感じてください。何も悪いことではありません。寂しさを感じたら、誰に咎められ、何に追い立てられるのですか?
悔しかったら、たくさん悔し泣きしてください。一晩中でも泣いて、自分の悔しかった気持ちを分かってあげてください。
そうしたら、本当の意味でその悔しさを「バネ」にできます。
怒りを感じていたなら、あなたは怒りを感じていていいのです。
ただ相手にぶつけたり、その辺で叫んでいたりしたら、あなたは不利益をこうむります。だからね、体で怒りを感じてみてください。タオルでもいい。「馬鹿やろー」「クソ」「◯ね」とか言いながら、思いっきり椅子や壁をタオルで叩いてください。
怒っているあなたはエネルギーに満ちていて、素敵です。生きてるって感じ。
…ここまでに挙げた例は参考までに。
「うつ状態にある時の感情の受け止め方」 をより効率的に身につけたいなら
僕の個人セッションで使うメンタルセラピーのテクニックや、会員制サロンでお伝えしているセルフケアの手法を使うと良いのですが、「セラピーとか、なんか…ね」という方もいることでしょう。そんな石橋を叩いて渡るタイプの方のためにお伝えしておきますね(笑)。
僕らは感情の処理の仕方、受け止め方を、理屈では誰にも教わっていないのです。学校でも。
ただ大概の方は、親や親しい方から「態度」で示されてきています。「気持ちを体ごと分かってもらう」ということです。スキンシップ、会話、出来事すべて関係しています。
しかし不運なことに、それを充分に得られていないケースの方もいます。それが極端になると、いわゆる愛着障害(アタッチメント障害)というものになります。
「自分がそれに該当している」もしあなたがそう感じたとしても、絶望することはありません。
年齢がいくつになろうとも「感情の処理の仕方、受け止め方」は自分の中に根付かせていくことができます。だからこそ僕は、様々な方にセラピーセッションや会員制サロン、講座などをご提供する形でお力になっているのです。
鬱とは、いわば交感神経がずっと優位になっていて、限界を超えブレーカーが落ちてしまった状態。それを生み出した構造を解体しなければ、再発が起こりやすくなってしまいます。
だから鬱のご相談で個人セラピーセッションに来られた方には、その構造の解体を中心にアプローチしていきます。特にパンパンになった感情を緩やかにするワークはかなり有効です。
ワークショップのような体験型ライブや心のコラムを通じて、セルフメンタルケアを身に付けたいなら
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