うつ病初心者がうつを知るために読んだ本まとめ
これまでに読んだ何冊かを一旦ざっくりまとめてみる。
初診では適応障害かなと言われていたので、適応障害に関する本も含む。
■「うつ病」の再発を防ぐ本
このシリーズはとにかく薄くて文字が大きくて読みやすい。まず、病気についてざっくり全体感を知りたいときにおすすめ。
”再発を防ぐ本”となっているが、うつ病初心者が読むのに全然いい内容だと思う。逆に知識がある程度ある人は特に新しい発見はないと思う。
■薬に頼らず、うつを治す方法
薬を飲むなというより、薬だけで治る人は稀なので自分でも回復に向けてできることをしてねって話で、食事・睡眠・運動・コーピング・認知行動療法 についてざっくり網羅されている。会話形式で進むので用語が優しい。
■うつが治る食べ方、考え方、すごし方
上記の本と構成的には同じで、自分で回復に向けて行動できることが知れる。上記の本と比べると、専門用語が多くて小難しい印象。
YouTubeで「新宿オーピー廣瀬クリニック」と調べると著者の先生の講義が見れる。もっと詳しく知りたいならこの本。
■病気を治す感情コントロール術
YouTubeで有名な樺沢紫苑先生の本。
上にあげた2冊より、気持ちの持ち方(病気を受容し感謝する)にフォーカスされていつつ、具体の行動案も書いてあるので、綺麗事や理想論だけで終わってないのが良い。
■セルフケアの道具箱
心理カウンセラーの方の書いた本。ストレスへの対処・認知行動療法・ マインドフルネス・コーピング・スキーマ療法 といった理論や手法について、専門用語なしで紹介されている。気合いをいれずに読めると思う。
■いやな気分よ、さようなら
うつ病のバイブルと呼ばれている本で、辞書くらい分厚いし翻訳感がすごいし専門用語も多いし、読むのに気合いが必要。活字読むのが嫌いならおすすめしない。
認知行動療法が軸になって展開されている。個人的には「態度の歪み発見スケール」(DAS)というテストが自分を見直すのに役立った。
👇️ ここから適応障害編
■「適応障害」って、どんな病気?
手軽でわかりやすい。たくさんの活字が無理な人におすすめ。まず、病気についてざっくり全体感を知りたいときにおすすめ。
■もしかして、適応障害?
活字だけど文字大きめ。総合的に一番おすすめ。
病気の概要・なりやすい性格の傾向と対策・対処方法・医者とのつきあい方・休み方・復職した後のこと、など、1冊で具体的に網羅できる。(タイトルと中身が合ってない。)
■ストレスと適応障害
超活字。ストレスにどう適応していくか?が軸になって、色々なパターンの適応障害と対策について言及されている。
病気について深めるために読むような位置づけ。
休職とか復職とか具体的な行動として何をしたらいいか?を知りたいのであれば他の本が良いと思う。
羅列おしまい!
闘病体験談系も何冊か読んだけど、一番好きなのは「うつ病九段」。
気持ちが沈んでてもちょっとだけ頑張って布団から出なきゃと思わせてくれるから、よく読み返している。
何冊か読んで思ったのは、大枠は大体同じで方法がちょっとずつ違う。
当事者による体験談もそうで、それがその人に合うやり方だったってだけ。どれが正解とかないのだと思う。
だから、自分が心地よく出来そうなことをかいつまんでいきたいな。
あと、個人的に思うことは、自分が通っているメンタルクリニックのHPが充実してるタイプの場合は、それをよく読むのもいいと思う。
自分の先生がどんな治療の方向性なのか知っておくと、コミュニケーションが早いのかな〜と思うから。