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おきなわユイユイ子どもうたの世界(動画)

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故中村透先生と一緒にまとめた『おきなわユイユイ子どもうたの世界』 沖縄県内のわらべうたの動画と解説です。
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2021年12月の記事一覧

♫ばんがむり

<歌 詞> 泣きなよーや 弟(うとゥがま) ヨーイヨイ       ゆんなーよーや 弟(…

♫とゥんとゥー

<歌 詞> とゥんとゥーい とぅんとゥ        大和(やまと)や んざが      …

♫いっぽう かっぽう

<歌 詞> いっぽう かっぽう じゅーにが ひーがー       ふくるく じんばらぬ …

♫んばと

<歌 詞> 鳩(んばと)が ンー       烏(がらさ)が ガー       合わせて …

♫あがずざとゥんなか

<歌 詞> 1.東里(あがずざとゥ)真中(んなか)んなよ          ホーニャー …

♫うっじゃがんま

<歌 詞> うっじゃが母(んま)よ とゥぬかが母(んま)よ        野火(ぬーび)…

再生

♫くいとゥ くいとゥ

<歌 詞> くいとゥ くいとゥ んじががます       くいがどゥます       くりゃー ナビフタ家(やー)ぬ 婿(むく)んどゥない       じんたん じんたん 鮫(さみ)尻(ちび)るん <歌詞訳> これと これと どっちがいい       これがいい       これは ナビフタ家の 婿(むこ)にしよう       蛙(かえる) 蛙 鮫肌(さめはだ) <解 説> ここでは、鬼(おに)決め歌として歌われていますが、玉かくしと       しても遊ばれました。二人の子どもが向かい合い、一方の子が握       (にぎ)り拳(こぶし)の中に木の実や貝殻(かいがら)などを隠       (かく)し、もう一方の子がどちらの手に入っているかを当てまし       た。       二番の歌詞(かし)は、「くいとゥ くいとゥ んじががます く       いがどゥます此(くりャー) んざがらーぬ だいばんやの さみ       がーふなた じんたん じんたん 鮫(さみ)尻(ちび)るん」と       なります。       意味は、「これと これと どちらがいい? これは どこかの         大きな家の 殿様蛙(とのさまがえる)」です。 <遊び方> 輪になった子どもの頭を順番に触(さわ)ってゆき、「鮫(さみ)       尻(ちび)るん」に当たった子が鬼になります。

♫んきゃんどゥー

<歌 詞> んきゃんどゥ        んまがまとゥ しゅーがまが 居(う)りッてィ   …

♫うふむらうどゥん

<歌 詞> 大村(うふむら)御殿(うどゥん)ぬ 角(かどゥ)なかい        耳切(…

♫うすんちゅんちゅん

<歌 詞> 潮(うす)ん来(ちゅ)ん来(ちゅ)ん        雨(あみ)ぐヮーん 降(…

♫なーみなーみ

<歌 詞> 波(なみ) 波(なみ) 我(わ)んわちゃくり       雪(ゆち)ぬ崎(さ…

♫こーじゃーんま

<歌 詞> こーじゃー馬(んま)ぐヮー        潟(かた)原(ばる)かいど     …

♫うかぐぎっちりぎっちり

<歌 詞> 御駕籠(うかぐ) ギッチリ ギッチリ       当山(とうやま)かい    …

再生

♫くれーたーぬうすめーぐヮ

<歌 詞> くれー田(たー)ぬ爺(うすめー)小(ぐヮー)やー (ウー)       くれー棒(ぼう)小(ぐヮー)やー (ウー)        くったー二(たー)ちぇー水(たー)桶(ぐ)小(ぐヮー)やー        (ウー)        くれー釣瓶(ちー)小(ぐヮー)てー (ウー)       爺(うすめー)小(ぐヮー)が 此処(くま)ぬ井戸(かー)小       (ぐヮー)から 水(みじ)小(ぐヮー)汲(く)まーにやー       (ウー)       溝(んじゅ)小(ぐヮー) はい越(くィー)やに       イッスイ カッスイ イッスイ カッスイ        此処(くま)から ハーエーゴンゴンなてぃ        くちゅ くちゅ くちゅ <歌詞訳> これは田(主)のお爺(じい)さんね (はい)        これは棒(ぼう)ね (はい)       この二つは水桶(おけ)ね (はい)        これは釣瓶(つるべ)ね (はい)        お爺さんが 此処(ここ)の井戸(いど)から 水を汲(く)んで       ね (はい)       溝(みぞ)を ひょいと越(こ)えて        イッスイ カッスイ イッスイ カッスイ(ハヤシ)       ここから 急いで走って くちゅ くちゅ くちゅ <解 説> 幼(おさな)い頃(ころ)、伝承者の新本さんは、かまどに薪(た       きぎ)をくべながら、母親からこのわらべうたを教わったそうで       す。向かい合って、目を見つめ、必ず「ウー(はい)」と相づちを       打たなければ、厳(きび)しく注意をされたといいます。       このわらべうたを通して、相手の目を見て会話することを、学んだ       そうです。 <遊び方> くれー田(たー)ぬ爺(うすめー)小(ぐヮー)やー (ウー):        親指を取り        くれー棒(ぼう)小(ぐヮー)やー (ウー):人差し指を取り       くったー二(たー)ちぇー水(たー)桶(ぐ)小(ぐヮー)やー        (ウー) :中指と薬指を取り       くれー釣瓶(ちー)小(ぐヮー)てー (ウー):小指を取り       爺(うすめー)小(ぐヮー)が:親指を取り       此処(くま)ぬ井戸(かー)小(ぐヮー)から 水(みじ)小(ぐ       ヮー)汲(く)まーにやー (ウー):手のひらに円を書くように       溝(んじゅ)小(ぐヮー) はい越(くィー)やに:人差し指と中       指を足に見立てて、足踏(あしぶ)みのようにして手首を飛び越          (こ)え       イッスイ カッスイ イッスイ カッスイ 此処(くま)から:       手首から肘(ひじ)まで手を這(は)わせ       ハーエーゴンゴンなてぃ:肘(ひじ)から脇(わき)の下まで登っ       て行き       くちゅ くちゅ くちゅ:脇の下をくすぐります。