♫うふむらうどゥん 沖縄わらべうた研究会 2021年12月13日 13:57 <歌 詞> 大村(うふむら)御殿(うどゥん)ぬ 角(かどゥ)なかい 耳切(みみち)り坊(ぼー)主(じ)ぬ 立(た)っちょんど 幾人(いくたい) 幾人(いくたい) 立っちょやびが 三人(みっちゃい)四人(ゆったい) 立っちょんど 鎌(いらな)ん小刀(しーぐ)ん 持(む)っちょんど 泣(な)ちゅる童(わらべ) 耳(みみ)グスグス ヘイヨー ヘイヨー 泣かんど ヘイヨー ヘイヨー 泣かんど<歌詞訳> 大村御殿(うふむら うどゥん)の角に 耳切り坊主(ぼうず)が立ってるよ 幾人(いくにん) 幾人 立ってるの 三人四人立ってるよ 鎌(かま)も小刀も持ってるよ 泣いてる童は 耳をグスグスするよ ヘイヨー ヘイヨー 泣かないで ヘイヨー ヘイヨー 泣かないで<解 説> 「黒金(くろがね)座主(ざーしゅ)」の伝説に由来する子守うた です。かつて、那覇(なは)の護道院という寺に黒金座主という快 僧(かいそう)が住んでいました。 黒金座主は、妖術(ようじゅつ)を使って若(わか)い女たちを誘 拐(ゆうかい)し、惑(まど)わしていたそうです。 そこで、時の琉球(りゅうきゅう)王府 尚敬(しょうけい)王が 弟の北谷(ちゃたん)王子を使わし、黒金座主を撃退(げきたい) するように命じました。 北谷王子は、自分のお屋敷(首里の大村(うふむら)御殿(うどゥ ん))に、囲碁(いご)の相手として黒金座主を招待し、隙(す き)を見て退治しようと考えていましたが、逆に妖術をかけられ眠 (ねむ)らされてしまいます。 あやうく逃(に)げられるところで目を覚まし、逃げる黒金座主の 耳を切り落としてとどめを刺(さ)しました。 それ以来、大村御殿の角には耳のない坊主の亡霊(ぼうれい)が立 つと噂(うわさ)されるようになりました。<遊び方> この曲には、動き方はありません。沖縄本島南部地方の写真ととも に情景を思い浮(う)かべてください。 #動画 #10月講座 #南部のわらべうた この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート