20240930「ギアの振るえ」
綻びを縢り
わたしは眠たげで
解けたそれらを
うつらうつら
本当なのか
それがどうしてたかって
わからないままに
定めてはいない予定を
あれこれと思案し
手短に手を伸ばす
掴めない空隙を繋ぎ
また元には戻れないとしても
修復の身体では
もうどこかでわかっている
そんな気がして
また階段を登る
手短に抽象させ
あとはぼんやりしつつ
降りてくるのは
感覚の底辺らしい痛みや施し
眠たげな眼を擦り
その朦朧は確かなのかは
どうでもいい
どこかとそこらを
浮上の徘徊を漏らし
裏表の裏漉しで
押し出されるわたしを
あなたは別の視点で見るのでしょう
瞳に映るそれらは重複されて
反射の球面を
てらてらと濡らしている
目を閉じて一旦外へ出る
滲む音階を添えて
見ることない情感の噂
どこから聞こえて来るのか
それを聞き入れないとして
強行に移すのは
ギアを一段切り替える
またしても擬音の態度で
振動を与え
受け入れるのは
もう難しいのだが
あれよ言う間に
現実は思いに重なっている
重たい体温を解き
透過する実態の群れ
明け透けな投擲の雨で
一滴の雫が流れている
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