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take_kuroki
20241026「選択の余地」
これとそれと
そっちのとあれも
そんなの下さい
ええ
それでいいです
はい、はい、
適当に選んでみても
それが正しいのかは
きっとわからないが
何か関係があるのだろう
ぱっと見て
何となく良さそうなので
そうしただけ
けれどその内容は
自分の中で切っ掛けがあるなら
それは相当に正しいのかもしれない
それはそれで
結果はそうではないのだろう
見た目と結果は違うこともあるから
それもまた関係性の思惑で
そうなのかそうでないのかを
右往左往しつつ
採点しつつ秤を軽重している
揺れてる間に見出す事柄を
あえて楽しむのは
きっといいことなのだと
そんな時間を過ごしてみる
選ばれたものとそうでないもの
忘れられた物ごとの跡形までも
きっとそれら以外のことで
それはそこに在ったのだろう
自分の外をのぞいている
そこに居て
それ以外までも含めて
繋がりの系譜を参照し
自分のことを誰かを通し
自分付けている
風貌の形容と
思考の意味合いまでも
絡め合わせつつ
切り離しながら
瞬間の場面を想像している
言葉にならない深い水
少し汲んでは
すぐに溶けて行くから
次を継ぎ足して
わたしを継続させ
ふらりと一歩を踏んでいる
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