20240503「昨日今日その後」
昨日の匂いと
今日の匂いを合わせ
明日へ連れて行く
佇まいを焼べ
そのように
そのように
投げる
眼差しの作為をもって
斜視の眼鏡で
表裏
その横には
残骸のちらほら
だからといって
物思いには流れずに
ひとつを得る
そして既に忘れている
さっきまでのことと
目の前のこと
些細な違いで
日常は平穏でありつつ
戦いが始まっている
そんなこともわからずに
生存はその理由を預かってはいない
眠るような朝なのだから
白み始めるその空気を
せめてもの循環を催促しよう
少し肌寒くあり
静物にもそれが届く
見渡すばかり
各々がそこにあり
わたしたちは目を伏せる
今日は晴れると誰かが言っている
忽ち落とし
それを拾いつつ
後にして
前後をうろうろ
悲しみの粒を拾い
またこれではないと
置いて行く
何れ乾くだろうから
そのままの跡を類推して
見えなくなるのだろう
全然と然り
ふっと息を吹いて
また戻っている
快晴の休日だとして
もう別の項目を選んで
そのまま生きておこう
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