#67『今日拾った言葉たち』(著:武田砂鉄)を読んだ感想【読書日記】
武田砂鉄さんの『今日拾った言葉たち』
読んだきっかけ
今回はnoteの記事がきっかけです。
makiさんの本作を紹介している記事を読んだことで、言葉に触れるのが好きな僕にとってすごく面白そうだな、と思い手に取りました。
このような方にオススメの本です
言葉の中に隠された意味を考えるのが好き
ここ数年の出来事について違った視点から振り返りたい
窮屈な社会になっているとモヤモヤしている
あらすじ
感想
まるで名言集を読んでいるかのように、響いたり、刺さったり、考えさせられたりした
世の中に溢れる言葉を簡単に受け流すのではなく、じっくり考えたい
言葉を大切に扱おうと改めて思った
まるで名言集を読んでいるかのように、響いたり、刺さったり、考えさせられたりしました。
現代は色んな情報が溢れていて、1つ1つの言葉を受け流してしまいがち。そのような言葉を、今改めてじっくり見るとすごく考えさせられます。時には目を疑うような言葉もあって、そのような言葉を簡単に受け流すことは、世の中に流されて生きているとすら感じたほどです。
まえがき、あとがきに書いてあることも大事にしたいと思いました。
その中で特に響いたのが、まえがきにある
「暮しを軽蔑する人間は、そのことだけで、軽蔑に値するのである」
「暮しを軽蔑する人間は、言葉を大切にしない人間だ」
というフレーズです。
言葉を発した先には「誰か」がいる。言葉を大切に扱おうと改めて思いました。
あとがきで、武田さんは様々なことを危惧しています。何事も即効性が求められているように感じる中で、言葉に関しても簡単に受け流すのではなく、じっくり考えたいですね。
印象的なフレーズ
※太字は、武田さんがピックアップした言葉です
「本屋さんのあり方」というのが言語化されているようで、すごくしっくりときました。
相手とのコミュニケーションにおいて「共感」が何よりも求められているように感じます。その中でこの言葉にはハッとさせられました。共感は確かに大事だけど、自分の気持ちに素直になり、自らを苦しめないようにもしたいですね。
相手との共通点を探しがちな僕にとってすごく響きました。違いを分かり合えるような人になりたいですね。
本を選ぶ時だけでなく何事においても、自分の感覚を大事にすることは常に忘れないようにしたいです。
日常会話やSNS、テレビなどで流れるニュース。いずれにおいても発信側に目を向けられがちですが、「受け取り方はどうか」を意識したいです。
SNSで色んな方の日常が見えやすくなったことで、何もしていないことが良くないのではと思わされるのは僕にもあります。休みの日なんだから何しても自由、というごく当たり前なことに気づかされました。
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