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鳴らない鐘の夜露
誰かの孤独が触れた。
孤独と孤独が触れ合った。
鳴りあった、孤独の鐘が響いた。
それぞれの音は違えど空気を揺らした。
私の鐘を通り過ぎた、私は共鳴しない。
遠い鐘の鐘は涙まで流している。
鳴らない鐘を見つけた。
その鐘は孤独。
その孤独に触れた。
私が鳴った、私だけが。
その鐘は孤独。
鳴らした孤独。
鳴らない孤独。
二つの孤独が並ぶ。
並んでしまったら、孤独なのだろうか。
並ばないほうが、孤独なのだろうか。
鳴らしたほうが、孤独なのだろうか。
鳴らないほうが、孤独なのだろうか。
鳴らない鐘を朝露から夜露を眺めて
私の鐘は泣いていた。
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