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#SmartHR

SmartHRの取締役会実務〜準備の全体像〜

こんにちは。SmartHRの@kazukiと申します。 法務ガバナンス本部カンパニーセクレタリー部で、取締役会の運営を担当しています。 1.はじめに前回は、SmartHRの取締役会発展の歴史をお届けしました。 今回は、月1回実施している取締役会までの準備実務を概観してみたいと思います。 2.取締役会準備の全体像当月の定例取締役会が終わった時点から、来月の取締役会の準備が始まります。 1. 日程調整/アナウンス (前回取締役会当日) 以下3.-14.の日程を確定し、関

SmartHRの取締役会実務〜取締役会発展の歴史〜

こんにちは。SmartHRの@kazukiと申します。 法務ガバナンス本部カンパニーセクレタリー部で、取締役会の運営を担当しています。 1.はじめに取締役会の運営の実態は、他社も含めてあまり公開されている情報がない印象です。 私たちも、社内外の取締役の要望や他社の取締役会事務局のお話をうかがいながら、手探りで現在の運用を構築してきました。 SmartHRがスケールアップ企業を目指していく中、中長期的な企業価値向上のために、さらに取締役会の実効性を向上させるため、日々悪戦

(前編)スケールアップ企業の歩みを支えるビジネス法務部のイマ

はじめにこんにちは。皆さんお久しぶりです。 SmartHRで法務を担当しています、ueponといいます。 SmartHRで働き始めて4年が経ち、 前回noteを書いてからは3年が経ちました。 会社としては、スタートアップ企業というフェーズからスケールアップ企業というフェーズに移行し、新しいバリューも発表されました。 そんな中、法務のメンバーは全体で3人→10人に増えました。 この増員の過程で、採用面接の場でSmartHR法務の雰囲気や構成を聞かれることがとても多かった

スケールアップ企業のその先へ向かうSmartHRの経理

こんにちは。SmartHRで経理を担当している松野(社内でのslackネームはMATTSUN)です。 この記事ではSmartHR経理の「今」と「これから」について書こうと思います。 最近は他社の経理の方からもどんな体制で経理業務を行っているのか質問を受けるケースもあり、また採用面接時には時間の制約もあって十分にお伝えできていないと感じることもあるため、これまで表に出せていなかったSmartHR経理の内側をお伝えできればと思い筆を執りました。 はじめにまずは私の自己紹介をさ

村から都市への発展過程で求められるもの─シリーズE調達 SmartHR VPリレー連載#1

SmartHRは、2024年7月1日にシリーズEラウンドの実施と、新規領域への参入や、労務管理・タレントマネジメントの新プロダクトを発表しました。 シリーズEラウンドの実施や新領域への参入を受け、それぞれの管掌組織の挑戦や戦略について、SmartHRのVP陣がリレー形式でnoteを執筆します。 第1回は、経営管理統括本部長(VP of Finance and Accounting)の治さんです。 はじめにみなさん、こんにちは! SmartHR社で、経営管理統括本部のVPを

SmartHRに今から入社して何ができるの?〜スケールアップ企業の人事戦略オープン討論会〜を開催しました!

2024年、SmartHRは社員数1,000名を突破しました。 1,000名以上の組織ではどんな課題が発生するのか?解決すべき課題は何か?誰も答えを持っていない中、みんなで考えて、決めて、捨てて、やり抜く日々です。 それは「人事戦略」も同じ。そのリアルをお伝えすべくイベント「SmartHRに今から入社して何ができるの?人事戦略オープン討論会」を開催しました! 同内容の動画も公開しています:https://youtu.be/MO5bR_zPRs8 登壇者紹介イベント当日はC

未来へつなぐ経験のバトン ~「誰もが使える」を目指すSmartHRのものづくり~

こんにちは、「働くの学び舎」プロジェクト担当の@akoです。 SmartHRでは誰もがその人らしく働ける社会の実現を目指して、「働くの学び舎」プロジェクトという若者へ給与明細の読み解き方やWeb開発の知識と経験を共有する活動を行なっています。 今回、プロジェクト内の取り組みの一つである「UXとウェブアクセシビリティの基礎講座」が、人間中心設計推進機構主催の「HCD-Net Award 2023」にて優秀賞を受賞しました。 そこで、この記事では受賞した「UXとウェブアクセ

SmartHR広報の今とこれから。スケールアップ企業の中で、大切にしていること

こんにちは、SmartHRで広報をしておりますhonyuri(@yururisanto)と申します。 これまで、SmartHRの広報組織についてお話しすることがあまりなかったので、「SmartHRの広報ってこんな感じだよ」が少しでも伝わればいいな、という気持ちで書いています。 ・広報組織を立ち上げようと考えている ・広報のキャリアの築き方に迷ってる ・企業と広報組織の関係について知りたい ・目標の設定に迷ってる ・SmartHRの広報組織に興味がある 👆こういった方に少し

人事制度は組織のOS。経営課題に紐づく制度変革を─SmartHR人事制度改定プロジェクトの全容

2024年1月、SmartHRでは人事制度の大幅なアップデートを行いました。 人事制度改定を担当したのは、2023年7月に発足した人事制度ユニット(2024年1月より人事制度部)。約半年をかけたプロジェクトを牽引してきた斎藤優衣さんと、人事管理本部を率いる豊田聡さんにその全容を聞きました。 人事制度、こう変わりました(2024年1月〜)─まずは今回、人事制度がどう変わったのかを簡単に教えてください。 斎藤:私たちが人事制度と呼んでいるのは、等級、評価、報酬制度の3つを指し

クラウド人事労務ソフトをつくる会社の人事・労務って?~SmartHRらしい新たな働き方をつくる仕事~

事業拡大を続けるSmartHRで、多様な働き方ニーズについて考えるために2023年7月に発足したワークデザインユニット。人事・労務およびタレントマネジメントに関わるプロダクトを扱うSmartHRだからこそ目指す、未来の働き方とは?異業種での労務担当を経て入社した2人に聞きました。 事業拡大と世の中の変化を見据え、SmartHRらしい新たな働き方をつくるーーワークデザインユニットとはどのようなチームですか? 真田:SmartHRの事業は拡大を続けており、従業員数も1,000

SmartHRのバックオフィス 2022【後編】

こんにちは!SmartHRの南石(@nanseki_o)です。主に採用広報を担当しています。 これは、SmartHRのバックオフィスを紹介するインタビュー記事【後編】です。前編は以下よりぜひご覧ください!(前編では、経理、法務、コーポレートOps/内部監査)のご紹介をしています) SmartHR バックオフィスの組織体制と本記事の対象前編をご覧いただいた方には二度目ましての図となりますが、SmartHRのバックオフィスは現在、以下のような体制になっております。今回は CF

SmartHRのバックオフィス 2022【前編】

こんにちは!SmartHRの南石(@nanseki_o)です。主に採用広報を担当しています。 これは、SmartHRのバックオフィスを紹介するインタビュー記事【前編】です。SmartHRでは日々さまざまな発信を行なっていますが、バックオフィスに関する発信は相対的に少なめでした。これを機に、SmartHRのバックオフィスについて少しでも知っていただき、ご興味を持っていただけたらと思い社員へのインタビューを行いました! SmartHR バックオフィスの組織体制と本記事の対象現

グローバルな資本獲得競争を生き抜くためにIR担当を新たに募集します

SmartHRでファイナンス・IRを担当している森です。 このたび弊社でIR担当の募集を新たに開始しました。 SmartHRに入社してから2年弱、未上場企業のIR・ファイナンスチームの立ち上げを行う中で、IRの目的や意義を見つめなおす機会がたくさんありました。今回チームを増強しようと考えたのも、将来を見据えたIR体制の強化だけでなく、その先を見据えた思い・考えがあってのことです。 このポストでは募集要項で書ききれなかった背景・考えについて触れたいと思います。 グローバル

未上場スタートアップが海外投資家から資金調達する方法(Legal編)

こんにちは!SmartHRで法務を担当しています、小嶋と申します。 早いもので2021年ももう終わりですが、弊社でも今年はシリーズD調達という大きなイベントがありましたので、仕事納めとして資金調達の振り返り記事を書いておきます。 ニッチな内容かつとても長文ですが、いつかお役に立てば嬉しいです! 背景&誰に向けた記事か海外投資家からの資金調達が増えつつある 2021年は、日本のスタートアップ業界に海外投資家からの資金調達がますます広がった年になりました。 かく言う弊社