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グローバルな資本獲得競争を生き抜くためにIR担当を新たに募集します

SmartHRでファイナンス・IRを担当している森です。
このたび弊社でIR担当の募集を新たに開始しました。

SmartHRに入社してから2年弱、未上場企業のIR・ファイナンスチームの立ち上げを行う中で、IRの目的や意義を見つめなおす機会がたくさんありました。今回チームを増強しようと考えたのも、将来を見据えたIR体制の強化だけでなく、その先を見据えた思い・考えがあってのことです。

このポストでは募集要項で書ききれなかった背景・考えについて触れたいと思います。

グローバルな資本獲得競争

現在の日本のスタートアップを取り巻く環境として、グローバルな資本の流入が挙げられます。これは様々な方が指摘してる通りであり、弊社のシリーズDのファイナンスも海外投資家からの調達が大半を占めました。

資本が国境を超えてグローバルに移動することは当たり前のことで敢えて指摘するまでもないですが、この国境を超えた資本のダイナミズムを肌で感じたことが今回のIR担当募集につながっています。

今がボーナスタイムかもという危機感

日本におけるクラウド化・DXはまだ緒についたばかりであり、多くの投資家の注目を集める投資テーマになっています。特にSaaS企業はそのメトリックスの分かりやすさもあり、国内外の投資家の強い関心を集めています。

しかし、このような状況がいつまで続くのか?という薄っすらした危機感を感じています。具体的に言うとJapan SaaSが投資テーマとして相対的に魅力的でなくなる日が来るかもしれないという懸念です。

仮に中国やインド、東南アジア等の諸外国のSaaS市場が興隆し投資テーマとしての魅力度が増せば、Japan SaaSに流れ込んでいたマネーが諸外国に流出していくことも考えられます。

僕が把握する範囲で上記の懸念が顕在化している訳ではなく、悲観的に聞こえるかもしれません。

ただ前職のEコマース企業でIRをやっていた際に、中国やインドの成長著しいEコマース企業に資本が流れていくのを身近に感じていたこともあり、流入する海外マネーの逆流は「普通に起こりうる」といった肌感覚を持っています。

そういう背景もあり、国内外の投資家の関心が高い今のうちに、より積極的にSmartHRやJapan SaaSを売り込んでいこうと思い、今回チームを増強していくことになりました。

"投資テーマ"を売り込むのがIRの仕事

人口動態などのマクロ要因は一企業でコントロールできないので歯痒い思いもありますが、より良い投資対象を求めてグローバルに資本が移動する状況においては、自社の事業が相対的に魅力のある投資テーマかどうかはIR担当として常に意識しておくべきだと考えています。

弊社も投資家に事業説明を行う際はいきなりプロダクトの説明はせず、マクロ環境の話から始めます。Japan SaaSにベットするという意思決定があってこそのSmartHRへの投資だからです。

グローバルな資本獲得に一企業のIRという立場から貢献する。少し大袈裟ですが、これくらいの目的意識を持ちながらIRチームを増強してきたいと思っています。

今後やること

今後やっていくことは非常にシンプルで、投資家への露出(エクスポージャー)の拡大IRコミュニケーションの磨き込みの2つです。

現状の体制だと前者のエクスポージャーの拡大はこれ以上難しいので、新たにチームを増強してIR活動をさらに活発化させていきたいと思っています!

IR未経験の方でも大歓迎です!ご応募お待ちしております!

募集要項(再掲)


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