初めての武道と授業参観。~姿勢について考える~
「ガタン!!!!!!」
教室になり響く音。
長男の1年生最後の授業参観での出来事。
長男も含め、多くの子の姿勢がとても気になった。
特に驚いたのは、お尻が椅子より前に落ちてしまって体全体が椅子から滑り落ちてしまった子。
これは40代の例だけど、まさにこんな感じで落ちてしまった子が2人いた。
たった1時間の授業で2人も落ちた事に驚いた。
小学校受験の時は、「姿勢が悪い」とやきもきしていたけれど。
自分の子だけが極端に悪いわけではなく、
誰もが「正しい姿勢で座る」という事はとても難しいと実感した。
自分の子供の頃もそうだったのか?
その翌日。
小学校周辺の地域に住む方が主催するサークルで、「合気道・空手体験会」があり参加してきた。
知り合いのママ友親子も参加していたので、子供たちの様子を観覧しつつ授業参観の話題になった。
その時も「姿勢」の話題になった。
家でも食事中の子供の姿勢が気になる。
授業参観へ行けば、自分の子も周りの子も姿勢が悪くて気になる。
自分たちの時代も本当にこんなに姿勢が悪かった?
こんなに椅子から落ちる子多かった?
姿勢について、同じ様に悩んでいた。
武道というお作法
合気道の体験を見学していると、先生が繰り返し「正しい姿勢が大事」とお話していた。
技の見本を見ている最中、綺麗な姿勢を保てていない子は繰り返し注意されていた。
私は、とても新鮮な気持ちで見ていた。
お受験の為に、テストで〇を貰う為に姿勢を正す事は「何か違う気がする」と感じていた。
だけど、どの世界へ行っても「正しい姿勢」「綺麗な背中」と言うのは健康という視点から見ても大事な事だ。
体操教室でも、プールでも、あらゆる習い事で「礼儀作法を身につけます」等と書かれているけれど、どう取り組むか?は本人次第だし、通っていれば身に付くモノでもない。
私は今回の「合気道体験」は、「護身術を学ぶこと」を目的として軽い気持ちで申し込みした。
でも、護身術云々の前に「心身の鍛錬と礼節を第一」という考え方に基づいて指導される事は素晴らしい事だと思えてきた。
お受験の世界も本当は、そういう「人としての大切な部分」を教えてくれる場所。
だけど、「入試本番」という日が迫り、テストで〇×が付けられるようになると、目先の評価にとらわれてしまう。
子供のペースや個性を考慮している場合ではなくなってしまう。
時間が限られている中で、アレもコレも手を出す事はできないけれど。
「一生モノの姿勢」を身につける為に、悪くない選択な気がしてきた。
綺麗な姿勢は一生モノ
入学式、習い事、授業参観。
色々な場所で、たまに「物凄く姿勢が綺麗な子」を発見する時がある。
やっぱり姿勢が綺麗だと見入ってしまう。
大人も子供も「綺麗な姿勢」をキープする事がとても難しい。
内臓を正しい位置に置いてあげる事は健康にもつながるし、体形維持にも大切。
睡眠・視力・虫歯ゼロ、そして姿勢
これを何よりも大切に親子で取り組んでいきたい。
今日も有難うございました。