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支援級?通常級?半年かけて迷った就学先が遂に決着。

「あ!いつもPTAのお仕事、有難うございます」

先日、次男の就学前検診があった。
長男が通っている小学校なので、既に行き慣れている。
って言うか、週1位のペースで来校している気がする(笑)

受付、それぞれの検査、面談…と行く先々で「知ってる先生」がいる。

長男はまだ小2。
2人の担任の先生しか経験していない。

にも関わらず、2年生の先生は私を見ると「〇〇君のお母さん」として認知してくれている。

その他の先生達も、PTAの仕事やボランティアで顔を知っている人が沢山いる。

就学前検診の最後は、校長面談だった(希望者のみ)。
校長先生は出張の為不在で、教頭先生+支援級の先生2人との面談。
この面談の冒頭に、教頭先生からお礼を言われた。

教頭先生は、9月に私が企画した「ロケット教室」で一緒にロケットを制作し飛ばし合った。


その日は次男も一緒に参加していたので、顔を覚えてくれていた。

「今日も来てくれてありがとう。もう学校にも何度も来てるもんね」とにこやかに次男にも話しかけてくれる。

2年前。
長男と初めてこの学校の校舎に入った時とは大違い。

就学に不安がいっぱいの次男。
だけど、PTAの活動を通して親子共々先生に覚えられている。

改めて、この安心感を得られる事の有難さを感じた一日だった。


就学に関する悩み

次男は1年前から療育へ通っている。
就学について、支援級の方が良いのか?と検討をしていた。

支援級を見学した後、私は読み聞かせボランティアで支援級を2回訪ねている。

1~6年生全体で30人もいない支援級。
やっぱり通常級の子とどこに差があるのか分からない子の方が多かった。



夏に、療育で2回目の知能テストをした。
一年前より順調にスコアは成長していたし、判定年齢は実年齢よりも高かった。

次男は、療育で出会う「優しい先生」に対しては、ベタベタしたり、わざと質問と違う答えをしたり、親から見ても「通常の姿」が見えにくい。

そこで、保育園で0歳の時から次男を見てくれていたZ先生に「支援級に行くかどうか迷っている」と話してみた。

すると「え!何でですか?通常級で全く問題ないと思いますけど」と驚かれた。

次男は保育園の中で「朝の会」「帰りの会」等の「座っていなければいけない場面」でウロウロ立ち歩いたり、妨害行為をするような事は全くないと言う。

むしろ「ウロウロする子」は他にいるそうだ。

誰でも支援級に入れるワケじゃない


その後、就学について療育の先生と改めて話した。

よくよく聞いてみると、支援級や支援学校へ就学を希望する場合は市が定めた施設へ出向き「行動観察」というテストの様なモノを受けるらしい。

え?お受験みたい(笑)

お受験の行動観察は、「先生の話を目を見て聞き、指示を正しく理解し行動する」事を求めてくる。

憶測だけど、支援級や支援学校に入る為の「行動観察」というのは、これとは逆なのだろう。

・話が聞けない
・指示が入らない
・通常級では無理そうだ

支援級・支援学校で手厚くフォローが必要な子か?というのを判断されるのだろう。

どうやら「希望したら誰でも入れる」というワケではなく、これはこれで狭き門だった様だ。

それを知り、夫とも改めて話し合い
「まずは通常級へ入学」という方向で決めた。

但し、最終的には就学前検診の面談で先生に相談してみようという事にしていた。
だから私にとって就学前検診は、緊張の日だった。

ハキハキ答えている


全ての検診を終えて、最後は先生との面談だった。
先生2人のうち1人が、去年長男の担任をしてくれたアイ先生だった。

最初にアイ先生から次男に対して質問してくれた。

・名前
・通っている保育園の名前
・クラスの名前
・好きな遊び

お受験塾へ通っていた年中の頃から、何度も練習した事がある簡単なやり取り。

お受験の世界ではただ名前を言うのではなく「僕の名前は 山田太郎です」の様に応えられて初めて〇が貰える。

だけど、この日の次男は「山田太郎」「〇〇保育園」等、「です」までは言えなかった。

検診が始まる前に「〇〇です。って言った方がお兄ちゃんっぽく見えるよ」等と言い聞かせていたけど、次男は敢えて「です」を言わない様にしている様にも見えた。

だけど、アイ先生からは「こんなにハキハキすぐに返答できているし、通常級への就学で全く問題ないと思います」と言ってもらえた。


私は「お受験」という極端で異質な場所を知ってしまったので、子供に対するハードルが未だに高いのかもしれない…と、少し反省した。


最後に「希望者のみ」の教頭先生との面談もした。

そこで療育での取り組み、知能テストの結果、不安な点や、支援級を検討した経緯、について話をした。

教頭先生も、支援級の先生もとても親身にウンウンと頷きながら話を聞いて下さった。

最終的な希望を問われたので
「先生から見て問題なさそうであれば、通常級へ就学したい」と回答をした。

すると先生からは「そうですね、全然問題ないと思います。就学後に何かあればまたこうやって皆で話し合って考えていけば良いと思います」と言い、支援級の先生達も大きく頷いていた。


という事で。
まずは通常級へ進学する事が決まった。


まだまだ就学に関して不安な事は沢山ある。
だけど、良くも悪くも次男は大人に対して愛想が良い。

親から見ると「ふざけすぎ」「調子に乗っている」と感じる事は多々あるが。
先生、PTAの役員さん、学童のスタッフさん、子育て支援センターのスタッフさん、町内の方からも「認知」されて可愛がってもらえている。


安心して就学を迎えられるように、私もこういう「関わり合う人」との挨拶や助け合いを大事にしようと改めて思った一日だった。


似たような話。

<あとがき>
長男の時はかろうじて「友達」と呼べる同学年の子が数人いましたが、次男に至っては「同学年唯一の知り合い」はPTA役員さんの末っ子1人だけです。
そういう意味でも、PTAに首ツッコんでおいて本当に良かった~と思います。
それにしても、もうすぐ保育園とお別れする事がジワジワと寂しく思えてきました( ;∀;)

今日も有難うございました。

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