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【自宅の蔵書200冊】本との向き合い方を再構築してみる。

先日、大変ショックな出来事があった。

とある本を探しに、最寄りの書店へ行った時の事。

書店の一画に、とある出版社のビジネス書のシリーズ本が展示されていた。

そのうちの1冊が気になり、パラパラめくってみたら役に立ちそうな本だったので購入しようか迷い始めた。

ふと、著書を見ると10年位前に何冊も読んだ事のある著者の名前だった。
更には、出版された年を見たらなんと12年前だった。

同じ出版社のビジネス書と合わせて、カバーのデザインが統一されていたので新刊なのかと思ったら、カバーが変わっただけだった。


凄く読みたいけど、その著者の本は何冊も読んできた。
12年前に出版されたと言う事は、実は過去に読んだ事があるかもしれない…。

読んだ事があるのか?
読んだ事があるどころか、自宅に所有しているのか?

読みたいけど、自宅に同じ本があるかもしれない。

それが分からない事に、軽くショックを受けつつ。
その日は購入を控えた。

その日の「目当て」だった本は、まさに今起きた「ショックな出来事」を起こさないための本だったのだ。

書店に吸い込まれる日々


本当に、中毒みたいなモノだと思う。
20代の時、初めて丸善・丸の内本店へ訪れた時に「本屋散歩」の面白さにハマってしまった。

時はビジネス書ブームで、「時間術」「手帳術」「読書術」みたいなスキル系の本や、「夢をかなえるゾウ」等の自己啓発本を沢山読んだ。

時間がある日の本屋散歩ではビジネス書だけではなく、自分の仕事には全く関係のないジャンルの棚も一通り見て歩く。

すると「自分は何者にでもなれる感」が満ちてくるのだ(笑)

実際には、沢山の専門書の背表紙を眺めたとて何者にもなれない。

それでも、「知の結晶」が一同に会してる書店の中にいるとエネルギーが満ち溢れてくる。

私にとって、書店はどんなに素敵な滝よりもパワースポットなのだ。

読みたい本が多すぎる

丸善・丸の内本店ではないけれど。
週1回程度、本屋散歩をしている。

約1時間程散歩をすると、こんな感じになる。

・読みたい本リストへ追加した本 → 5冊
・即購入した本 → 2冊

毎週、書店を訪れる度にこんな調子なのだ。

何故、こんな事が起きるのか?と言えば。
とにかく読みたい本が多すぎる

・働き方に関する本
・北欧に関する本
・金融・経済の本
・政治の本
・仕事に関する本
・教育系の本
・受験に関する本
・小説
・健康に関する本

あれこれ興味があって、昔からの癖で「読みたい!」と思った瞬間に買う。

でも、次々読んでいるとどんどん過去の記憶が薄れてくる。
それこそ、過去半年くらいのnoteを見ても「あぁ、こんな本読んだな」と懐かしくなる位、次から次へと読んでいる。

「前に進んでいない」感


でも、最近薄々感じていた事がある。
それは、「同じ様な本を読んで堂々巡りしていないか?」という事だった。


私の生活、人生に関しての「思うところ」はこの記事の通り。

基本的に「社会人としての労働」には3時間程度しか使いたくない。

この記事の最後に、「理想に近づくための1歩を踏み出す」と書いたけど、その1歩は「周囲に対して公言し始めた」程度でしかない。


「会社員」という立場で考えたら、「1日3時間程度しか労働したくない」は通用しない。

だけど睡眠時間を始めとする健康的な24時間や、子供と楽しい時間を持ちつつも規則正しく生活させる事を考えたら、どう考えても8時間労働+通勤に費やしている場合じゃない。

グルグル考えた結果、社会全体が8時間労働を辞めた方が色々な問題を解決できるのでは?とさえ感じている。

だけど。

自分の選書は、この理想を叶えるためのモノになっているだろうか?

同じ様な本を読んで、堂々巡りをしているのでは?

冒頭の通り、本の中身を見ても「以前読んだ事がある気がするけど、分からない」という事が起きたり、同じような内容の本を買っていたり。

それでは時間とお金を投資した意味が全くないのでは?

積み上げる事の難しさ

本の読み方はシチュエーションによって色々ある。

・付箋を貼る
・角を折る
・マーカーを引く
・本にメモをする
・読書ノートにメモをしながら書く
・スマホに抜き出す

そしてアウトプットの方法も色々ある。

・noteに感想を書く
・TODOリストを作る
・読書ノートを仕上げる


毎週の様に本を買い、読み方もアウトプットの方法もバラバラ。

読んだ本が一目でわかるようにしたいと思ってkindleを買った。

だけど、正直ビジネス書関係や、図表が多い本は紙の本の方が読みやすい。
図書館で借りる本もある。

だから、なるべく「ブクログ」に記録をするようにしている。


でも、今回改めて感じた事は「1冊1冊からの学びや感想がバラバラ」では意味がないと言う事。

例えば

投資の本を読んだら、意味の分からない経済指標が沢山出てきた。

日本経済について解説された本を読む。

為替の仕組みについて知りたいと思った

次はアメリカ経済について解説された本を読む。

の様に、点と点が線で繋がる事を実感できる読書をしたい。

その為には、「読書の地図」みたいな物を作りたいと思った。

自分の現在地と、理想のゴールが書いてあり、「足りない物」を埋めるために何を読み、どう行動したのか?が見えるような地図。

もし私が1人暮らしだったら、模造紙に書いて貼りだしたい位だ。


でも、それ位しないと本当に意味で自分の理想には中々近づけない。

このショックで恥ずかしい出来事を通して、改めてやり方を変えてみようと思う。



今日も有難うございました。


24.9.5追記

子育て本について、棚卸ししてみた。

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