
【蒸留日記vol.45】ラベンダーメイレットを蒸留してみる回。
さてさて。
このラベンダーメイレットがなぜ日本にいるのか謎ですが、あるものは使っていこうというのがエフゲニーマエダ流。

このラベンダーメイレット無しにしてラベンダー農家にならずとまで意気込んでいる品種です。
本州のこの品種の苗木農家さんが、どうやら温暖化の影響か株を枯らしてしまったらしく、もう手に入らなくなってしまいました。
なので現状、ウチが最後の砦となっているようです。
涼しく安静の地である北海道で大事に育ててやりたいと思います。

海外ラベンダーグロワーさんによると栽培地をめちゃくちゃ選ぶらしいです。
環境適正が狭めといいますか、よほど乾燥していたりジメジメしていたり、寒すぎたり暑すぎたりしても育たないそうです。
結果として日本の本州では枯れたみたいです。
この品種の特徴としましては、ポプリが細身!ってことですね。
見分けがつくのはここが大きいと思います。
そして北海道品種の3号濃紫やオカムラサキのように、ポプリが紫色のもこもこでフサフサしていないんですね。
まったく毛が生えているようには見受けられないのも特徴です。
もしや毛が生えていない・少ないラベンダーほどオイルの質が高かったりするのかな?などエフゲニーマエダ氏は考察していたりもします。

ポプリも細身な2年目メイレットからはバイオマス量はそこまで稼げない
ざっとメイレットの収穫量は156グラム分であった。
では、これからオイルを試験蒸留してみようと思う。


5mLアンプルの1/4程度なので1.2~1.3mLといったところでしょうか。
素材重量からしたらなかなか抽出されたんじゃないかと思います。
蒸留時間を他のラベンダーより短めにしたのでオイルに色をつけるセスキテルペン類の抽出はそこまで多くないようです。
おそらく華やかな香りに仕上がるはずです。
さて肝心の収油率はというと、、、
抽出量[ 1.3mL ]÷ 素材重量[ 156g ]x100 =0.833%
でした!!
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