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昼も夜もラベンダー生活!
景色と気候はすっかり夏ですね。
トップフォトは雨上がりの晴れ間を激写した本日の風景です。
(実はこの入道雲の真下がウチのラベンダー園でした…大雨打たれたよう)
さて!
最近、縁あってラベンダー畑を所有されてるハーブ園さんで働かせてもらってるおいらです。
体が自由に動く若いうちにラベンダーの仕事でお金を得てみたい!という、興味に近い欲求が芽生えていたので今年チャレンジしてみている感じなのです。
人生で1度はラベンダーの刈り取り作業を仕事でやってみたかったのですよ〜。
オタッキーな感想を述べると、コモンラベンダーの野山栽培が主流だった当時1920年代フランス人の気持ちが味わえてるワケですよね。
こっち北海道でいえば1950年代の話ですが(笑)
●昼間ラベンダー園で仕事しているよ!
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なにより、ウチのラベンダー研究園では多彩な品種を数株づつ定植しているので、蒸留やポプリ作りのときにガツッと大量に刈ることはないんですよ。
しかし仕事ともなるラベンダーの刈り取りとなれば、10人ほどで1週間通しの作業でやっと刈り終えられるほどの、山のようなラベンダーを刈ることに。
現代のフランスならば機械収穫なのですが、伝統色が色濃く残る北海道のラベンダー畑では手刈りが主流。
なのでひたすら同じ作業を7時間続けていきます。
ジリジリと前方に移動しながらザクザクと稲穂を摘むように収穫していくワケです。
まるでディープラーニングソフト(いわゆるAI)を作る人が如く、数秒おきに違う株から生えてるラベンダーとのにらめっこを繰り返すので、たとえ同じ品種であろうと些細な違いに気付きつつ刈り取りを進めていきます。
ましてや品種が変わるとあっと思うくらいのギャップとして感じ得るワケです。
素人目からしたらどれも同じ紫色のフサフサした花束なのですが、毎秒違うラベンダーを見続けるとどうしても些細な違いに目が留まるようにディープラーニングさせられてしまいます。笑
それがなかなかおもしろい。。。
●夜の自宅 de 3号濃紫ラベンダー収穫&蒸留!
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昼間は大きなラベンダー園で刈り取り仕事をし、もれなく夜も自前のラベンダー園で収穫・オイルを採っている実にラベンダー尽くしなライフスタイルを送っています。フランス人顔負けの朝晩ラベンダー生活です。笑
いや今時期限定なんすけどね。そりゃあ相手お花だし…w
お昼間仕事として「刈り取り」を体得中なので、数と大きさに毎年圧倒されていた3号濃紫早咲(L.angustifolia 'No3 Noshi')も仕事の時間同様にザクザクッと手早く摘んでいきます。
というか素早く摘めるようになりました(笑)
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おおよそ10〜14株ほどの花を収穫してやった感じです。
20株(3号花壇)すべてを丸刈りにしたわけではありませんでした!
時期としてはなかなかアウトなんですが、なるべくオイルの質を高めたいので茎と葉を落としてバケツに収穫しました。
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手摘み収穫中、花穂の比率を上げられるような収穫選別ができないかなぁ〜とおいらなりに考えながら収穫してたんですが、、、
どうやら3号濃紫は花穂の位置が高いものと低いものとでバラバラに生えるクセが目立つようなんですよね、他のラベンダー品種に比べて。
なので刈り取ったその場で花穂のみにするっていう選別はなかなか苦労を要する品種っぽいのです。
今晩なりのベストでも、ご覧のように茎部分(Stem)がなかなかの割合で混ざってしまいます。
花穂の頭をトントントンっと数回叩いてやると頭が揃うのですが、花穂サイズも大小さまざまなので最適解とはならない様子。。。
▶︎7/25 3号濃紫早咲の蒸留結果!
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ざっと4.8mLほどでしょうか、これで計算してみます
1.収油率
抽出量[4.8 mL ]÷ 素材重量[ 1076g]x 100 = 0.446%
あらららかなり低く出ましたね…時期遅すぎたかなぁ〜〜〜
2.香りとか
去年のように完璧に葉茎を取り除いたエスピール蒸留とはなりませんでしたが、なるべく花穂の比率を上げて蒸留してみました。
いわゆるのグリーン臭が去年の花穂のみ精油と比べてどんな香りになっているかの比較が期待できます。
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