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  • 【MLB】YouTube最強投手を数字で探る

最近の記事

2024ドラフト カープ指名レビュー

24日、ドラフト会議が行われ、カープは支配下5名、育成3名の交渉権を獲得。 ひとまず指名の振り返りと雑感です。 指名の振り返り 1位入札  宗山  塁  SS 明治大学 × 1位再入札 佐々木 泰  3B 青山学院大学 2位    佐藤 柳之介 LHP 富士大学 3位    岡本  駿  RHP 甲南大学 4位    渡邉 悠斗  1B 富士大学 5位    菊地 ハルン RHP 千葉学芸高 育成1位  小船  翼  RHP 知徳高 育成2位  竹下 海斗 ※LHP 敦

    • 【Carp】松山竜平は天才か?

      先日は野間選手の躍進についての記事を投稿しましたが、本当は最初にこっちを出したかった…。 が、なかなかこの記事が言いたいこと、伝えたいこと出せずにここまで引っ張ってしまいました。 ついに5月4日、2年ぶりのホームランを放ち、美しいバットフリップと力強いガッツポーズを見せてくれた、カープ一筋17年目を迎えるベテラン松山竜平。 新人時代からドライチを差し置いてドラフト4位の松山が(ほぼネタ枠として)球団のキービジュアルに起用されたり、ヒーローインタビューなどの場では「代打職人」

      • 【Carp】野間峻祥は覚醒したのか?

        従来の野間峻祥像野間峻祥という野球選手のイメージはどんなものでしょうか。 すこしの時間思い浮かべてみてください。 きっと ●ボーンヘッド…「隙あらば野間」「ビンタ」「清水建設」 ●高い身体能力 ●非力…「58連続単打」「227打席連続無長打」 こんな感じになるのではないでしょうか。 ルーキーイヤーから代走や終盤の守備固めで多くの出場機会を得て、2018年には1番打者としてリーグ優勝に貢献。 それでもやはり長打力の乏しさなどから、ここまでの10年間で規定打席に到達したのは一

        • 【ATL】Season Review 2023 投手編

          ご無沙汰しております。ATL担当かしです。 せめて1ヶ月に1本はと思い、下書きを始めると時間が取れなくなる…という流れで、未公開の記事ばかりが溜まるシーズンでした。 そんな中、ブレーブス打線は大爆発。離脱者が続出し不振の投手陣、チームDRSは15位、UZRに至っては27位という守備力を横目に記録的な猛打でリーグ最高勝率を叩き出しました。 「終わってみればなんか勝っていた」こんな印象を持つ試合が何度もあったことでしょう。 結局これを書いている間に敗退してしまい、このチームに真

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        • 【MLB】YouTube最強投手を数字で探る
          2本

        記事

          【ATL】戦力分析2023-投手-

          お久しぶりです。ATL担当のかしです。 昨年はどの記事も半端で終わってしまい、日本のサラリーマンがMLBを追うことの大変さを痛感しました。 今年は、前年の反省を踏まえつつ、どうにか良い形にしていきたいなと思います。 さて、今回は開幕を控え、アトランタブレーブスの戦力分析をお送りします。 【先発投手】昨季途中にウィル・スミスとのトレードで加入したジェイク・オドリッジ、プロスペクトだったカイル・ミュラーがトレードでチームを去りましたが、顔ぶれにそう変化はありません。 先発

          【ATL】戦力分析2023-投手-

          【ATL】 Spencer Striderの投球を掘り下げる①

          皆様ご無沙汰しております…。かしです。 このnote企画の話を頂いた頃は業務内容が変わり、他人様にお見せするまとまった文章を練る時間、書く時間が取れず、そうこうしているうちにシーズンも終盤に差し掛かってきました。 6月1日の時点で10.5G差あった首位メッツとの差もみるみるうちに縮まり、ワイルドカードでのポストシーズン進出は確実と言っていい状態にあると見ています。 私自身、今年の地区優勝はメッツと予想していたのですが、ここまで来たら今年も優勝が見たいですね。 今日のような試

          【ATL】 Spencer Striderの投球を掘り下げる①

          栗林良吏は何が変わったのか?

          昨季、無敵のクローザーとして君臨し、ルーキーながら日本代表のクローザーとして東京オリンピックの金メダル獲得に貢献するなど、驚異的な活躍を見せた栗林。 その反動が出たのか、今季はオープン戦から苦しい投球が続いている。 今季はここまで6試合に登板し1敗4セーブ。5.1回で既に被安打4,自責点3と、昨年では考えられないほどの成績に終わっている。 ただ、その兆候は既に昨季終盤から見えており、9月以降は不安定な投球を見せていた。与四球と被安打がともに1.5倍近くに増加し、それをど

          栗林良吏は何が変わったのか?

          【ATL】戦力分析 野手

          こんばんは。とうとうMLBも開幕を迎えようとしています。 昨年は世界一に輝いたブレーブスですが、その躍進を予想していた方はほとんどいないのではないでしょうか。特に、7月にアクーニャJr.が右膝前十字靭帯断裂で離脱した際には多くのファンが今季の地区優勝を諦めたことでしょう。 そこから、その穴をトレードで獲得した4人の外野手で埋めた末にたどり着いた優勝は奇跡と言っても過言ではないと考えています。 ひと冬越え、今季はどのような戦いを見せてくれるのでしょうか。 今回は、私が野

          【ATL】戦力分析 野手

          【ATL】ケンリー・ジャンセンを獲得

          どんな選手?今更説明も不要だが、通算350セーブを誇るMLBを代表するクローザー。2018年から3年続けて防御率3点台と、年齢的な衰えを心配されたが、昨季は2.22とある程度復活を予感させる成績をマークした。 2015年から2017年頃の全盛期は生命線となるカッターの平均球速が93マイル、空振り率30%を超えていたところ、2018年から2020年はそれぞれ92.1,91.7,90.9マイル、空振り率27.3,30.7,27.0%と落ちており、低迷の直接的な原因となった可能性

          【ATL】ケンリー・ジャンセンを獲得

          【ATL】コリン・マクヒューを獲得

          どんな選手?アストロズ時代は先発2~3番手として活躍したが、近年はリリーフとしての起用が主になっている。昨年はレイズで37試合に登板し6勝1敗防御率1.55。64回を投げて74奪三振12四球と非常に安定したパフォーマンスを見せた。 投球の軸は、投球割合の50%を超えるスライダー。平均79.5マイルと、MLB右投手全体の平均84.9マイルに対し遅いが、変化量が非常に大きい。次いで多くの割合を占めるカッターと共に、曲がるボールで勝負することによって、球速の無さを補い、イニングを

          【ATL】コリン・マクヒューを獲得

          ご挨拶

          縁あって、MLB30球団ファン合同noteにブレーブス担当として参加させて頂きました、かしと申します。 世界一に輝いた記念すべき年に、このような企画に参加させて頂けることを嬉しく思うとともに、日頃からタイムラインで拝見させて頂いているファンの方々と同じ土俵に立って活動していくことへの緊張や不安も少なからず感じております。 隙あらば自分語り…とはしたくないのですが、最初ですので、ブレーブスファンになったきっかけをお話させて頂ければと思います。 高校生の頃、外野手だった私は

          ご挨拶

          【カープ入団決定】カイル・バードはどんな選手?

          今日、広島東洋カープが契約を発表したカイル・バード投手。早速同じ左腕で同じ名前のカイル・レグナルトと比較されています。その部分を中心に考えていきたいと思います。 まずは動画です。 やや低めのアングルから投げるスライダーが武器の投手です。アングルやスライダー、カーブの差こそあれ、レグナルトと比較される意味がお分かりいただけるかと思います。以下の表が、来日前年のAAA成績です。 どちらも打者天国PCLでの成績です。奪三振はレグナルトの方が多いですが、だいたい似通った数字です

          【カープ入団決定】カイル・バードはどんな選手?

          【カープ入団決定】ケビン・クロンはどんな選手?

          先日のネヴァラウスカス投手の回に続きまして、今回は期待度も体もデカい、ケビン・クロン選手についてまとめます。 今季はMLBで17打数ノーヒット。さすがに参考になりませんね。昨年の分まで広げて考えていきます。 昨年、AAAリノで82試合に出場し、305打数101安打(.331) 38本 101打点という驚異的な数字は、もうニュース等でご存知かと思います。この数字からはっきりとわかるように、強打が最大の武器です。MLBに昇格し、39試合で71打数15安打(.211) 6本塁打

          【カープ入団決定】ケビン・クロンはどんな選手?

          【カープ入団決定】ネヴァラウスカスはどんな投手?

          今日、広島東洋カープが契約を発表したドビーダス・ネヴァラウスカス投手。今年のスコットは、NPB初の南アフリカ人選手でしたが、こちらはMLB、NPB通じて初のリトアニア人選手です。 27歳で迎えた今季はパイレーツで17試合に投げ0勝3敗、防御率7.11 全てリリーフでの登板でした。 まだ、名前が頭に馴染んでおらず、いつちゃんと言えるようになるかわかりません。Neverauskasと読むと、なんとなく東欧っぽい感じはしますが…。 どんな投球スタイル?Baseball sa

          【カープ入団決定】ネヴァラウスカスはどんな投手?

          中高大で公式戦登板0のヘボPが草野球で初めてエース格として1シーズン投げて感じたこと

          野球のシーズンもそろそろ終わりに近付き、私が所属する草野球チームもリーグ戦全日程を終えることが出来ました。 以前、NPBに挑戦した際の話をUPしましたが、今回は実戦で投げてみたことで新たに感じることがたくさんありましたので、書いていきたいと思います。 高校時代高1の夏、監督の「ちょっと横から投げてみろ」の一言で始まった投手生活。ノーコンで変化球も投げられない私にとっては地獄のようなものでした。そもそもバッティングが好きだったので、それが一番嫌でした。 最初の登板で135

          中高大で公式戦登板0のヘボPが草野球で初めてエース格として1シーズン投げて感じたこと

          NPB入団テストの前と後 〜下〜

          雨の中、先頭でエントリーをする…予定外のことが早速2つ続いたテスト当日でしたが、時間は刻一刻と"その時"に近付いていきました。 野球で生活している男達エントリーをしてしばらく待機していると、胸に企業ロゴの入ったユニフォームの選手達が続々とやってきました。彼らは独立リーガー。紛うことなき「プロ野球選手」です。 私と同様に、早い時間帯にエントリーした選手は、社会人だけど野球が好きで、諦められなくて…という選手が多く、苦労話なんかもしましたが、独立リーガーは毎年が勝負。キャリア

          NPB入団テストの前と後 〜下〜