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空想ラジオ③
BGM:my favorite things (kashiwadaisuke)
皆さん、こんばんは!
深川文です。
金曜の夜をいかがお過ごしでしょうか?
いよいよ明日から三連休。皆さん、何をして過ごしますか?
深川は未定です。レポートが完了したので、温泉旅でもしたいなと考えています♨
寒波がやってくるようですので、皆様ご自愛ください。
もうすぐ受験の方もいらっしゃいますね。まだまだ寒いので、お体には充分気をつけて、走り抜けてきてくださいね。
余談ですが、この時期になると決まって、有島武郎『生まれ出づる悩み』の言葉を思い出します。
君よ、春が来るのだ。冬の後には春が来るのだ。君の上にも確かに、正しく、力強く、永久の春がほほえめよかし‥‥僕はただそう心から祈る。
―有島武郎『生まれ出づる悩み』
この言葉を思い出すと、どんなことがあれど春が来ることを感じて強くなれる気がします。
皆さんに素敵な春が訪れますように🍀
いつ文日誌
BGM:チョコレイト・ディスコ(Perfume)
今日のニュースは、
バレンタイン企画について💝
当サークル、バレンタイン期間は、文芸誌になぞらえた企画を実施しておりました!
今回は
①一部の文芸誌掲載作品の公開
②文芸誌登場キャラクターSNS乗っ取り企画 #あとがきの世界
③キャラクターにチョコを送ろうキャンペーン
④#推し短歌_ポラリス バレンタインスペシャル
を行っていました!
皆さん、お楽しみいただけましたか?
今回、キャラクター達にSNSを運営してもらったことには理由がありまして……
私個人的な目標が、
⭐ 物語と日常生活をつなぐこと
なんです!
景色を眺めているときに短歌が口をついて出たり、悲しいときに物語のキャラクターが励ましてくれたり、嬉しさを詩にしたり……そんな感じで、日常と文学につながりがあれば、人は毎日をしっかりと生きていけるのかなと思っていて!
文学が、自分の心にあるいろんな感情に寄り添ってくれる存在なんだよ!と伝えられるように、活動したいなといつも思っています。
今回は、作品を読んでくださった皆さんに、物語のキャラクター達が、物語の外でも生きていて、毎日を楽しく過ごしているんだなと感じていただきたくて、実施しました。
企画の詳細をまとめた記事を後日アップするので、お待ちくださいね✨
BOOK CAFE ―児童書でときめいた場面―
BGM:「chocolate box」(Dezzy 鏡音リン、鏡音レン)
「心予報」(eve)
「密の月」(SEKAI NO OWARI)
このコーナーでは、連載記事執筆メンバーと本のお話をします。
今日は
児童書でときめいた場面特集!
深川は『いみちぇん! 』のモモちゃんと矢神のキスシーンです!
『いみちぇん!! ふたたびひみつの2人組』。これは大学生になってから読んだので、トキメキよりも成長を感じました。2人とも大きくなったなーとしんみりしちゃいました。
6巻のキス未遂の場面を読んだのは、小学6年生くらいだったんですけど、今以上に子どもだったので、「わっ、まさか来る! キスシーン!!」と、はしゃぎながら読んでいました。そしてついに,××年後、ついにキスシーンを読むことが出来るとは✨
幼い頃から好きなキャラクターたちが幸せになったり、想いを叶えたりしている様子を見るのって、とっても幸せな気持ちになりませんか?
『いみちぇん!』、引っ越した都合で全巻読了できずじまいになっていたから、これを機に全巻読破しようかなと考え中です!
それでは、他の方のトキメキ場面に移ります。
まずは金川めいさんのトキメキ場面……
『黒魔女さんが通る! 第7巻 黒魔女さんのハロウィーン』
ギュービッド様が黒魔女裁判にかけられ、言い渡されていた魔力剥奪の刑を執行されそうになったまさにその時、チョコがギュービッド様を助けるための新しい証拠を携えて執行の場に乗り込んでくるシーン。
― ギュービッド様が抱いているチョコをはじめとした自分にとって大切な人に対する気持ちの熱さや重さと、チョコが抱いているギュービッド様に対する気持ちの温かさと、両方を痛いほど感じることができる。ギュービッド様とチョコは普段は表に出さないけれど、いざという時は自分を犠牲にしてもいいくらいにお互いのことを大切に思っていることが分かって、そんな師弟関係を超えた2人の心の結びつきにキュンとします。
『黒魔女さんが通る!』懐かしい✨
絵本と文庫本の境目にいる年齢の頃、初めて読んだ本だったかも!
キャラクターとおしゃべりしているみたいな文体が楽しくて、一巻、また一巻と読み進めていくのが、楽しかったことを覚えています。
今、ホームページを見返していたんですけど、チョコちゃんのゴスロリって、かわいいですよね💕
チョコちゃんとギュービッドの関係、いいですよね✨
ちなみに『黒魔女さんが通る!』を愛する皆さん必見! 東京と大阪で、『黒魔女さんが通る!』のポップアップストアが開かれるそう✨
アクリルジオラマやキラキラポストカードと魅力的な商品がたくさんで、サイトを見ているだけでも楽しいです!
ぜひ、行ってみてくださいね😊
お次は無題さんのトキメキ場面
『なんでも魔女商会 運命のウェディングドレス』シルク様がウェディングドレスの呪いの正体を暴くシーン。
―シルク様の職人気質がカッコイイ。
またまた懐かしい本のお名前が✨
ちなみに深川は、小学校1年生の時、初めて『ルルとララのカスタードプリン』を読んで以来、あんびるやすこさんのファンです。深川が人生初のファンレターを出したのも、あんびるやすこさんです。
『なんでも魔女商会』、私も好きなシリーズのひとつです!
想像するだけでワクワクするような名前をした布やボタンから、素敵なお洋服が出来上がるのが、見ていて楽しいお話ですよね!
シルク、無愛想だけれど、お客様やナナのことをしっかりと見て、本当に望んでいる方向へと導いてあげる感じのキャラクター性が好きだなと感じています。
小学生なら誰でも憧れるウェディングドレス作りがテーマのこのお話。気持ち次第で、不幸も幸福も手にすることが出来ると優しく訴えてくるお話ですよね。大学生になった今でも、シルクの言葉には、はっとさせられることがあります。
『かいけつゾロリ』の「ママだーいすき」
― 普段はいたずら三昧のゾロリが見知らぬ赤ちゃんを助ける話。ゾロリ先生がママを今でも恋しく思っているのが、何だか切なくてキュンとする。
「ゾロリ」も懐かしい✨
私、バレンタインが近づくと、『かいけつゾロリのチョコレートじょう』を思い出すんです!チョコレート城、実際にあったら行ってみたいですよね✨
『グレーテルのかまど』で瀬戸さんがチョコレートのお城を作っていた際も、ワクワクしながら見ていました!
『ゾロリ』シリーズって、のびのびとした発想で、無理難題も乗り切っちゃうのが、面白いなと感じていました。『チョコレートじょう』でも社長のずるい方法に、とんちで打ち勝っちゃうので、「賢いな、この人」と感心しながら読んでいた記憶があります。
そんな頭の回るゾロリですが、ところどころでママを懐かしく思う様子を見ていると、胸がじんとします。『ゾロリ』、ドタバタと楽しいお話だけれど、時折ゾロリが見せる健気さには、胸を打たれます。
ポラリスからの手紙
BGM:恋する惑星,キミの瞳に恋なんてしていない(UNISON SQUARE GARDEN)
さあ、今週と来週はバレンタインの短歌を特集しちゃいます!
バレンタイン、本サークルでは推しへの愛を叫ぶ方法として、推し短歌を描きました!バレンタインに関する短歌は4首あるので、今回と来週の2回に分けて紹介します!
では紹介に移ります!
こんな感じで、メンバーの皆さんに、推し概念チョコと短歌を投稿してもらっていました💝
#推し短歌_ポラリス
— 木下ひびき(『志した音』『ひびきの響き』) (@side_byyour) February 11, 2025
まほやくの、とある幼馴染2人へ。
仲直りの花束をイメージした、ホワイトチョコを添えて。
互いが大事だから、ぶつかり合うことがある。癒えないままの傷を隠すことがある。
それでも君じゃなきゃだめみたいだ。 pic.twitter.com/ug5EX7KrAY
これは『魔法使いの約束』のシノとヒースのことを詠んだ歌です。
私がまほやくを始めたのが、去年の11月頃だったこともあり、この2人についてはいろいろ考えさせられています。
互いが大事だからこそすれ違う2人。互いに「大事」という言葉だけでは表しきれない、いろんなものを分け合った仲なのかなと感じています。
まだストーリーを消化し切れていないからあまり深い考察は出来ませんが、「魔法使い」という役目が2人をより強く結んでくれている。だからこそ2人は、共有できたものがたくさんあった一方で、すれ違い傷ついたことも多くあるんじゃないかなと思います。
2人の、優しい気持ちを花束みたいに束ねて。そんな想いから歌を詠んでみました!他のキャラクターも好きなので、21人全員歌を詠みたいなと思っております✨
お次は、無題さんの歌です!
吉もと誠『嘘つきゴクオーくん』のゴクオー君と小野天子のことを詠んだ歌
― 吸いかけの苦いチョコが口にふれるキミといっしょに溶けて消えた
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児童書のお話のところで、「キス」を話題に、一人盛り上がっていたので、テンションが上がる短歌💕
『コロコロコミック』、読んだことがないのですが、甘酸っぱいトキメキも楽しめる雑誌なのかな? ちょっと気になります!
それはさておき、かわいい短歌!
甘くて苦い、ずっと胸に残る恋の歌という印象で、心を掴まれました💓
「吸いかけの苦いチョコ」、これはシガレットのことかな?
シガレットって見た目がタバコみたいなお菓子だから、大人になりたい子どもみたいなイメージが伝わってきます。
大人と子どもの狭間で揺らぐ、二人の姿が浮かんできます。
そして「キミ」がカタガナなところもかわいらしいなと思います!
ちょっとだけ距離があって、たやすく触れていいのかためらってしまう距離感という印象を受けました。
距離がそっと縮まって、甘苦い想いが身体を満たす感じが素敵✨
最後は自由詠。
金川めいさんの短歌を紹介します!
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―北風に打たれて冷えたひとの手を温めるはひとならざる僕
冬にぴったりな、情景がかきたてられる歌!
ツンと鼻を冷やす寒さを体に染みこませて帰宅すると感じる、温かい部屋の空気、そして冷たくない誰かの手。
人か人じゃないのかなんてどうでもいい。大切なのは、あなたがその手で温めようとしてくれているところ。そんな印象を受ける短歌です。
何でもない毎日が積み重なる中で、手にすることの出来た、何気ない温かさが歌から滲み出ていますね✨
この歌を見た際、俵万智さんの歌に、
「「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ」
という歌があることを思い出しました。
この歌の「僕」は、温めたい相手と同じ寒さを分かち合うことが出来ないかもしれない。けれど、相手のことをよく見ていて、相手が大事だから、温めたいと思えるのかなと感じます。
次回のお話
BGM:『僕に彼女ができたんだ』(SHISHAMO)
さあ、今回もあっという間にお別れの時間がやって来ました。
次回ですが、来週2/27に、
……おや? 収録室に誰か入ってきました!
「こんにちはー! 木下ひびきですっ!」
ええ!? ひびきちゃん! いらっしゃい!
「来週のラジオなんだけど、私たち文芸誌1号登場メンバーがやってきます!」
そうなの!?
「はい! 企画に参加してくれたみんなにお礼を言ったり、メンバー同士ゲームをしたりする予定です! みんな絶対聞きに来てね~!」
というわけで、次回は文芸誌一号登場メンバーが、空想ラジオを盛り上げてくれるみたいです!
来週の夜の楽しみが増えてしまいました✨
来週もぜひ、皆さんお付き合いくださいね😊
それでは、また来週!