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売れない時代に、売れる人がやっていること

最近、本当によく感じることは、物を売ることが本当に難しくなったということ。
昔であれば大量に購入して、単価を安くして売る!みたいなシンプルな手法で販売することが可能でしたが、今はそれが結構難しい時代だと思います。
なぜなら、その分野のリーディングカンパニーがすでに業界ごとに確立されている中で、これから事業を始める人、もしくは中小企業がコストリーダーシップを取ることはできないからです。
またアマゾンのようなプラットフォームが、安いもの順に掲載した瞬間に、差異化できない商品はそもそも見向きもされません。
そうなった時に大事なのは勘定よりも感情になってきます。

これからはエモ売りをすることが大事になってきます

それについてとっても詳細にしている本が「物を売るバカ2 感情を揺さぶる7つの売り方」。この本では全国の企業や自治体などがいかに工夫してお客様を感情に訴えかけて獲得しているか?ということを事例を用いながら解説しています。

本書ではエモ売りについて7つの手法を紹介しています。

(1)「体験」を売る
(2)「心動く」を売る
(3)「世界観」を売る 
(4)「共創・協創」を売る
(5)「インスタ映え」を売る
(6)「ここにしかない」を売る
(7)「懐かしい」を売る

この中に書いてあるものは当然、全てをやった方がいいのは間違いないと思います。しかし全部をやるのは現実的に難しいと思います。そこで今回はそのうちの一つ「心動く」を売るについて話をしたいと思います。

「心動く」を売るってどういう状態??

「心動く」とはコスパとかお気に入りとかの状態を超えて、
買ってみたい!、やってみたい!
面白いね!、気になる!
と相手の感情の琴線に触れることだとお思います。

例えば「物を売るバカ」ではこのような事例が紹介されています。

小松菜にヘヴィメタルを聴かせたら味は変わらないのに驚くほど売れた

もしかしたら、このストーリーを聞いたことがあるかもしれません。
このマーケティングを仕掛けたのはベジフルファーム社。
クラシックを聞かせたら野菜の成長が早くなった、などの学術があったのを見た。そしたら小松菜にヘビメタを聞かせたら鉄分が増すと思って、やってみたら、全然効果がなかった。
ただ、それを動画に載せたら大ヒットした。みたいです。

また他の例として廃棄されるはずのキャベツを以下のようにフェイスブックで募ったところ、口コミで広がっていき、1万3000個のキャベツが即売れたとのこと。

車に詰め放題キャベツ刈り、参加費1000円!

当時、災害が起こっており、お好み焼き屋などの飲食店はかなり困っていたとのこと。そこで、告知を見た人たちがあれよあれよと広がって、和歌山から車で広島まで来る人がいるほど、広がっていったみたいです。

差別化できない商品でも差別化できる

このように小松菜とかキャベツって正直、差別化できる物ではありません。それをキャッチフレーズや発信次第で興味を湧くようなサービスや商品に仕上げることができるのです。
その際に重要なことは、正直とにかくチャレンジしてみてやってみる!ということだと思います。
正直、小松菜やキャベツについて、言わずもがなだと思いますが、売れるようにしようと考えて行動した結果であるものの、そこまで緻密にバズるための戦略を練っていなかったのではないでしょうか。
ある程度の理論やフレームワークはあるかもしれませんが、何が流行るかを予測することは益々難しくなっている、ということを考えるとまずは行動を起こすことが大事だと感じます。

ということで自社のサービスがお客様の心を動かす施策もしくはキャッチコピーをするにはどうすればよいか?これについて考えて実行するといいかもしれません。



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