リテラシーはなぜ必要か?仕事をする上でリテラシーの必要性が高まっていますが、リテラシーを正しく理解し、向上させようとしている人が少ないことに違和感を覚えています。 リテラシーがないと間違った意思決定を下してしまうばかりか、一緒に仕事をすることを敬遠されてしまう可能性もあります。 今回はリテラシーとは何か、深堀してみます。 リテラシーとは何か?リテラシーとは特定分野の知識を活用する力のことです。ITリテラシーに代表されるように、現代ではITを使って仕事をする力はどの業界、職種
今回はビジネスにおける「怒り」の感情について考えてみたいと思います。 まず怒りという感情について見てみます。 怒りは第二次感情と言われます。第二次と書く通り、怒りが発生する前には第一次感情があります。それは、「悲しい」「不安」「怖い」といった感情です。 例えば、食事の約束をしていたのに、直前に相手から来られないと連絡が入った場面を想像してください。まずは悲しいという気持ちがやってきます。その後、すぐに「前々から約束していたのになんて人だ」と怒りの感情がこみあげてくるという
仕事をしているとすぐに感情的になる人がいます。一方でビジネスライクと言われるように感情をほとんど表に出さない人もいます。 議論で白熱するあまり怒り出す人を見た時は「ビジネスなんだからそんなに感情的にならなくても…」と思い、逆にあまりにも淡々と仕事をする人を見た時は「もう少し思いをもって仕事しても良いのにな…」と都合の良いことを考えてしまいます。 ビジネスにおいて感情は必要なのでしょうか? このことについて今回は考えてみたいと思います。 先に私の結論を述べると、感情の表出
「仕事をする」と「仕事をこなす」。 「する」と「こなす」で仕事に対する姿勢が異なる印象を持ちませんか? 私の場合、「仕事をこなす」というのは効率的に片付けるイメージがあります。似たような印象を受ける言葉としては「タスクを処理する」「仕事を片付ける」があります。 一方の「仕事をする」はもう少し多義的で、色々な含みがあります。 ここで話をしたいのは「仕事をこなす」だけでは、仕事で大きな価値は生み出せないということです。 ここまででピンと来た方はきっと「仕事をする」タイプの方だ
皆さんは月曜日が始まるのは楽しみでしょうか?憂鬱でしょうか? 日曜日の夕方になるともう週末が終わってしまうと憂鬱な気分になる、俗にサザエさん症候群と呼ばれていますね。(サザエさんにとっては何とも不名誉な名前ですが。) 週末は週末でやりたいことをやったり、家族や友人との時間を過ごしたりとそれぞれ楽しい時間を過ごすわけなので、過ぎゆく時間が寂しいというのはありますが、特に月曜から始まる仕事が憂鬱という人も多いかと思います。 2018年に江崎グリコが実施した調査でも、男性の77
視座が高い人材が育たないといった相談を受けるケースが多くあります。 視座が低いため、部門全体・会社全体で仕事を考えることができない、経営計画達成のために各部門・自分がすべきことが判断できないというのです。 これは一般社員に限った話ではなく、管理職以上、時には部長職クラスでも同様の話が出てきます。 皆さんは「視座が高い」人はどういう人だと思いますか? また、「視座を高める」ためには何ができると思いますか? 視座が高い人とは?視座が高い人の定義は人によって多少異なりますが、お
前回、「問題解決は課題発見から始まる」を書きました。 https://note.com/shudo_edworks/n/nfc3db16f7620 適切な課題設定ができたら、いよいよ解決策の立案に移ります。 今日はここ↓ 問題発見で課題の深堀をしっかりと行っている場合、解決策は課題の裏返しというケースもあります。その場合は、解決策の実行計画を立てれば良いのですが、そうではないケースでは幅広い解決策を立案し、検討していく必要があります。 様々なアプローチ方法がありますが、実
管理職になりたくない社員が増えているという。業務で常に忙しく、ストレスにさらされている上司を間近で見ていれば、管理職になりたくないという思いが出てくるのも納得できます。 弊社では特に若手、中堅社員向けのソフトスキル教育を企業向けに実施していますが、管理職側も業務で忙しく部下の面倒を見られないという声をよく聞きます。実際、弊社が先日実施した調査では、管理職の62.0%が部下の育成に悩みを抱えており、36.4%の管理職が育成に割く時間が取れないと回答しています。 https://
問題解決とは何か?いつの時代も問題解決ができる人材が重宝されます。AIが身近になったいまでもこれは変わりません。では、問題解決とは一体何でしょうか? 問題解決とは、問題を発見し、解決策を立案して、それを実行する一連の流れです。 ビジネスとは誰かしらの課題を解決することですから、ビジネスの営みそのものと言えます。 この問題解決力を分解すると大雑把に下図のように表せます。 まず、問題を特定するためには分析力が欠かせません。また、問題解決に当たっては発想力が求められます。解
今回は「仕事ができる」から少し離れて、ビジネスでもよく登場する横文字について考えてみます。 「コンセンサス」「アジェンダ」「プロトコル」、仕事の場面で横文字(主に英語)が使われるケースは多くあります。 そういう時に常識のように「横文字はよくわからん!日本語を使うべきだ!」と主張する人がいます。 私も一時期までは横文字は分かりにくいものと考えていました。しかし、よくよく考えてみると「日本語=わかりやすい」「横文字=わかりにくい」という関係が常に成立する訳ではないことがわかりま
仕事で最も必要なスキルは何か?と問われたらあなたは何と答えるでしょうか? コミュニケーション能力も必要だし、専門知識も必要、何が一番大切なんだろう・・・。 私はどれも大切だけれど、全ての土台になっているのはロジカルシンキング、つまり論理的思考能力だと考えています。 現に弊社が2023年に実施した調査では、管理職の45.7%が部下に論理的思考力を伸ばしてもらいたいと回答しており、他の項目をおさえて断トツの1位でした。(実態調査レポート) ロジカルシンキングが大切な理由ロジカ
これまで仕事ができるとは何か?をソフトスキルの観点から見てきましたが、今回はビジネスでの「マインド」の持ち方について話したいと思います。 マインドと言っても、マインド全般の話ではなく、ミスをした時にどう立ち振る舞うかという話です。 ミスから学べる人、学べない人の違い人は誰しも間違いを犯します。人から指摘を受けて改善できればなんの問題もありません。 しかし、人からの指摘や忠告が耳に入らないという人は案外多いものです。 いまこの記事をお読みになっている方でも「自分は素直に人の
前回の記事(「仕事ができる」人とはどんな人か?ソフトスキルが重要な理由)で仕事ができる人は優れたソフトスキルを保有している、したがってソフトスキルが大事!という話をさせて頂きました。 しかし、ソフトスキルにおける「問題解決力」「コミュニケーション力」「チームワーク」「セルフマネジメント」「ビジネスリテラシー」とは何で、その5つがなぜ重要なのかについて疑問を持たれると思います。この記事では5つの要素について説明をします。 ソフトスキルの主要5スキルの定義まず、それぞれのスキ
仕事ができるようになるには?多くの人が仕事を始めたばかりの新人自体、少しでも仕事ができるようになりたいと思っていたと思います。私もそのうちの一人でした。私は大学時代に塾講師のアルバイトやサークル活動に精を出していたため、一般的な会社でどれだけ自分の力が通用するのか試したい、そして成長したいと思っていました。 皆さんも仕事ができるようになって、成長を感じたい、社会、会社組織、仲間にもっと貢献したい、給料を上げたい、出世したいといった欲求をどれかは少なからず持っているかと思いま