仕事ができるとは何か?#7 問題解決策を決める
前回、「問題解決は課題発見から始まる」を書きました。
https://note.com/shudo_edworks/n/nfc3db16f7620
適切な課題設定ができたら、いよいよ解決策の立案に移ります。
今日はここ↓
問題発見で課題の深堀をしっかりと行っている場合、解決策は課題の裏返しというケースもあります。その場合は、解決策の実行計画を立てれば良いのですが、そうではないケースでは幅広い解決策を立案し、検討していく必要があります。
様々なアプローチ方法がありますが、実務では基本下記のステップを踏まえればおおよその問題には対応可能です。
■問題解決フェーズのステップ
1. 幅広く解決策案を出してみる
2. ロジックツリーにまとめる
3. 新たなアイデアを付加する、打ち手を広げる
4. 解決策案を評価し、決定する
例えば、身近な例で「体重を10キロ落とす」ための解決策を考えてみましょう。
始めにステップ1の幅広く解決策案を出してみます。
そして、これをロジックツリーにまとめていきます。
ロジックツリーにまとめると、どうやら抜けている観点があるぞということに気が付きます。または、既存のアイデアを拡張できることに気が付くこともあります。それがステップ3です。
ここでは、減量方法で抜けている観点を追加してみました。
これであらかた解決策の案は出し切りましたが、全てを実行するのは時間・お金などの観点から現実的ではありません。
従って、何を実施すべきかを評価し決定していきます。これがステップ4です。
問題は評価をするための基準(クライテリア)作りです。ビジネスでは通常「コスト」対「効果」で評価するのが基本ですが、実は最も大事なことはそれ以外の基準ということも珍しくありません。
分かりやすく部屋探しで例えてみると、「安さ」と「広さ」以外に人によって求めることは異なりますよね。駅からの近さや職場への近さ、ペット可でなければダメとかいろいろある訳です。
従って、解決策を決める際はまずは基準(クライテリア)をはっきりさせることが大事です。
話を戻します。ここでは「効果」「費用」「時間」「リスク」の4つで評価することにしました。そこで、出した結論がこちらです。
※正確に調べたものではないので、あくまで進め方の参考で見て下さい
文字だけにすると非常に短い章ですが、課題さえはっきりしていれば、後の流れは非常にシンプルなのが分かると思います。
別のタイミングで解決策を絞り込む際の分析やアイデア出しについても書いてみたいと思います。