野岸将

人間について学んでる。自己拡張の日々。

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最近の記事

意識からかたちへ

意識と物質の関係性についての説明です。「文章」を例にして書いてみました。 意識を言葉に押し込める。押し込める際、「この意識を乗せたい」という想いがある。そこだけは外さないようにして言葉を紡ぐ。つまり、何かの方向性があってその文章が完成する。言い換えれば、文章全体を以てその想いを表現している。 意識が人体を作ることはこのことと同じ。その意識が「ここは外せない」というものを基にし、その人体を構成していく。それが各個人の体の特徴として現れる。それが個性というもの。 人体が意識の現

    • 根拠のある自信、根拠のない自信

      「根拠のある自信」とか「根拠のない自信」って言葉がある。このことで疑問に思った。そもそも「自信って根拠のあるものなのか?」って。 例えば目玉焼きを作るとする。「では、次もまた同じく目玉焼きを作ることができますか?」と問われると、厳密に言えば「いや、それはわからない」って話になる。べつに何回目でも同じことで、100回目に「次も同じく作れますか?」と聞かれたところで、「それはわかりません」となる。 だって「目玉焼きを100回作った」と言葉では言えるものの(頭では思っているものの)

      • ドーナツを穴だけ残して食べる方法

        Twitterで「ドーナツを穴だけ残して食べる方法」という本があるってのが流れてきて、「面白そう」と思って考えてみた。それが以下。 ドーナツの穴だけを残して食べるって、そもそもドーナツに穴は空いてない。ドーナツにあるのは空間。食べられるところがドーナツ。 もしこの空間もドーナツだとしたら何にでも言える。ご飯つぶの周りの空間もご飯つぶ。他の物質にぶつかるまでは全部ご飯つぶ。ぶつかったらそれは別の物質。 そうだと仮定して、じゃあ他の物質がある時、例えばりんご🍎。りんごの周りも全

        • 「時間」はあるけどない

          一般的には、過去から現在、現在から未来へと時間が流れていると考えられている。 なぜそういう認識になるかというと、過去のこと(昨日、先週、先月など)、そして未来のこと(明日、来週、来月)を覚えている(記憶している)から。 「昨日〇〇をした」、「明日〇〇をする」といった記憶が常にあるから、時系列を持って生きていると思っている。もっと幅を狭めて、「1分前に〇〇をした」、「1分後に〇〇をする」でも同じこと。 しかし、「過去に〇〇をした(あった)」と思っていたとしても、実際にそれがあっ

          愛と承認欲求

          愛と承認欲求について。 この題においてわかりやすく、密接な関係のあるエッチというものを考慮して書いていきます。 まず、エッチってどうすることかを考えると、相手の存在をより確かに認識すること。 触れる、言葉をかけたりする、気遣う。それらの行為は、ただ相手が生きていることを知ってるってだけの状態から、「そこに確かに存在していて、自分と関係している」ということをお互いに強く確かめていく作業でもある。 そうして「生きていること」を知られると嬉しいと感じる。その気持ちが承認欲求。だか

          愛と承認欲求

          高度な嘘

          この前のスペースで出た話題。 「人間の認知は人間の認知以上のことを認知することはできない。人間だもの」。 別の言い方をすれば、その存在が持つ構造(ルール、真理とも言える)に許されたこと以上のことはできない。 これは結構重要な話。例えば、どう認知するかって人が決めてる。「目の前に物がある」、「人がいる」、「生物がいる」、エトセトラエトセトラ。そうやって「存在してる」って思ってるのは自分。もしかしたら、本当は目の前には何もないのかも知れない。 この文章を読んでいると思っている。で

          コミュ障から音感の話

          この前「コミュ障の治し方」っていう記事を書いたんですが、その追加という感じです。 コミュ障とは、何らかの理由で相互の伝達ができない状態のことだと考える。 相互伝達についてですが、仮にこちらが全く話さなくても、それで会話になんの違和感もなければ、会話として成立してる。だから無言も伝達であるという前提です。 あとは、その伝達の問題がなんで起こってるのか。 その理由はいっぱいある。人と話すのが怖い、人と話すのが怖くなくても、自分の言いたいことばかりで相手の話を聞かない、相手が話

          コミュ障から音感の話

          「依存の根本原因と幸せ」

          幸せにならない人は軸から外れた人。軸から外れるというのは、本来の自分が求めているもの以外で満たされようとするということ。でも奥底ではそんなこと求めていないため、自分に合わない。だからいくらやっても満たされない。 依存はここから生まれる。自分の軸から外れることで他の軸を頼ろうとするため。なんせ自分の軸以外は他の軸なわけで、他の軸を使うことは即ち依存。薬、性、酒、ギャンブルの依存も同じ。軸から外れれば外れるほど依存は強まる。 軸から外れるということは、体と脳が乖離するということ。

          「依存の根本原因と幸せ」

          支配?なにそれ美味しいの?

          DSだとか支配者層だとかなんか色々言われてますね。支配したい人。そして支配に反発する人。 支配に反発するっていうのは、支配する力を認め、それ以上の力で返そうとするから反発として成立する。それは相手からすれば、力であるとして承認されたことになる。 支配されないっていうのは支配を気にしないということ。相手からすれば、自分が向ける力がまったくの無力であるということ。 だから「支配者が〜」、「DSが〜」って言われることは、相手からすればそれだけでありがたいわけです。構ってもらえるんだ

          支配?なにそれ美味しいの?

          好きな人ができない理由

          好きな人ができないのは自分を殺す習慣がついてるから。素直な欲求を殺してるから。 好きな人ができる。それは生物として種の保存をするためにも、承認欲求を満たして生きるためにも体にとっては必要なこと。お腹空いたらご飯食べたくなるぐらい普通のこと。 しかし、食べ物を取りに行こうとした時、その道中でゴキの大群がいたり、すぐキレる輩がいたりしたら?おそらく、「うわー、あれに突っ込んで行くぐらいなら食べない方がいいわ」などと考え、行かなくなる。「お腹空いたけど今はダメです」と自分に言い聞

          好きな人ができない理由

          鬱になる理由

          鬱は脳がパンクする病気。色んな情報を溜め込んだり、ずっと同じことを考え続けることで脳の容量がいっぱいになる。そうすると脳の処理ができないので色んなことができなくなる。やる気が起きなくなる。 そうして脳に溜まる情報を一時記憶という。思い込み、固定観念とも。 この記憶は睡眠、具体的に考えることなどによって脳から体の記憶に昇華される。そうして脳がクリアになる。 しかし、仕事や生活での悩み、何かのトラウマなどからずっと同じことを考え続けると、昇華されず脳に留まることになる。それが抑

          鬱になる理由

          つい食べてしまう。食依存

          つい食べてしまうという人いると思います。そして太る。それを巷では「デブは甘え」などと言う。それは確かにそうなんです。でもそれは「自制心があれば痩せられるのにやせないから」って理由じゃなく、「向き合わなきゃいけない現実に向き合うのが怖くて、それに悩みたくない、恐怖を感じたくない」という恐れを忘れるため、つまり逃げるためにそうなるんです。 食事で感じる満足感で恐怖を感じる時間を減らし、向き合う時間を作らないようにする。その逃げが脂肪となって体に現れる。思考は体に反映される。 太る

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          「ひまわり」

          数年前に自分が考えた物語なんですが、それをnoteに書こうと思います。恋人に向けて書いたのでくさいなぁという思いが。それを公開するという恥ずかしさ。だから有料にします!笑 でもいいことは書いてるんですよ。我ながら。 お話は絵本調の物語です。あと、最後まで書いてないので、途中で終わります。というか、そういう終わり方です。 自分のテーマを書いてる部分もあります。「こういう人なんだなー」と参考にしてもらえれば。 それではどうぞ。 「ひまわり」

          ¥300

          「ひまわり」

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          抑圧

          「嫌だったこと」、「後悔したこと」なんかを、「嫌じゃないこと」、「後悔する必要ないこと」に変えることはできない。 「最初はそう思ったけど、後から考えるとこんな学びもあった」、「こんなことができるようになった」、「こういう意味もあった」だから「もうそんなに気にしてない」にする。 感情や気持ちは抑圧するほど頭の中に残る。抑圧することでなかったことにしようとするんじゃなく、「そう思う部分もあった。でもこういう部分もある」と、それに対する違う意味を考えていく。すると執着が薄れていく

          言語化の効果

          言語化することの効果ってかなり高い。 言語化することで感覚を捉えられるようになる。高度な言語化は、むしろ感覚をより感じる補助にもなる。他者に伝えることができるようになる。 感覚を言語化することは、言語というものに感覚の複雑さを押し込めることでもある。それは感覚の一部を捨わないということでもある。だから感覚は感覚のまま受け止められれば一番いい。 一番いいが、どうしても受け止めてはおけないほど余ってしまうことがある。自己処理できないことがある。そんな時はできる限り、余すことなく

          言語化の効果

          緊張する理由

          緊張する理由。なぜ人は緊張するのか。その具体的な説明を考えてみます。結論としては、「執着してる」から。 まず緊張してる状態を考える。緊張している時は体が硬くなる。どこかに力が入る。なぜ硬くなるかを考えると、そうして体に力を入れることで、いつでも戦闘、あるいは逃走できるようにしている。常に力を入れられる状態でいた方が、起こることに素早く対処できる。あらゆることが危機に繋がる可能性のある状況なら、最初から力んでいた方が対応しやすい。そうして「いつなんどき危機的状況に陥るかわから

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