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塩梅

その昔、醤油も酢もなかった頃は塩と梅酢で味付けしていたそうです。この2つの配分の具合で味の良し悪しが変わってくることから、味の加減や、物事・身体の具合・様子を指して「塩梅」と言うようになったのだとか。

あん‐ばい【▽塩梅/×按排/×按配】
[名](スル)《味の基本である塩と梅酢の意の「えんばい」と、物をぐあいよく並べる意の「按排」とが混同した語》
1 料理の味加減。「―をまちがえて、食べられたものではない」
2 物事のぐあい・ようす。「いい―にメンバーがそろっている」
3 身体のぐあい・ようす。「―が悪いので仕事を休む」
4 (按排・按配)物事のぐあい・ようす・程合いを考えて、程よく並べととのえたり処理したりすること。「文化祭での出し物の順をうまく―する」

デジタル大辞泉

さて、個人的にやりたいことはまだまだあって、
今回は梅干しについて。

神山はすだちだけじゃなく、梅も有名です。

わたくし、梅干しが大好きで、冷蔵庫に3~4種類の梅干しを備えているのですが、
いつか、つくってみたいと思っていたところ、梅が手に入ったのでやってみました。

梅仕事/

手始めに、梅シロップから(といいながら、実は黄色くならない梅を買ってしまい急遽変更)。保存瓶に、青梅と、氷砂糖を同量入れるだけ。あとは、3、4日待てば完成。ほのかな甘みと香りが夏にぴったりです。

何年物の茶色い梅シロップってどんな味なのだろうか。はちみつでも漬けてみたい。

※ご参考まで。簡単な作り方は 【保存版】梅シロップの簡単な付け方|時短レシピや蜂蜜漬けのアレンジも - YouTube (漬物、佃煮の師匠です)

梅仕事//

それでは、本題の梅干しに。紀州の梅はしそ漬梅に(試作用です)、神山(小学校横の畑で収穫)の梅は白干し梅にしてみます。基本の作り方は、まず梅をきれいにして、容器に梅を入れ、塩をふる、という作業を繰り返す。重石をして1週間くらいしたら(ここで『梅酢』が出てきます)、三日三晩土用干し。いずれも、梅の重量に対して18%の塩を使って漬けました。

土用は雑節の一つ。実は、春夏秋冬の4回あるが、「土用干し」は夏の土用(立秋前)に行う行事らしい。梅を天日干しすると「梅干し」に、しないと「梅漬け」になるみたい。

そうして、完成したのがこちら。

左奥がしそ漬梅干し、右手前が白梅干し。少し皮が硬く、2回漬け・干ししました。味は昔ながらの梅干し。神山ルビイの方がおいしいですが、特別な味がします。

※作り方がわかりやすい動画は 【自家製梅干しの作り方】ふっくら柔らか、失敗しないポイントご紹介! - YouTube

梅仕事///五感で季節を感じられる手仕事


今回はもう一つ。
お仕事させてもらっている中で学んだ(学んでいる)ことを形に残したくて、資格にチャレンジしてみたのです。調理師、○○ソムリエなど、色んな資格試験があるところ、「食育」関係で食や食にまつわることについて網羅的に勉強できそうな『食生活アドバイザー』(一般社団法人FLAネットワーク協会)に挑戦することにしました。5月のゴールデンウィーク後くらいから、栄養や食文化・食習慣、食品学など6科目を勉強して、6月末に受験。

先日、合格証が届きました。

3級は選択問題(五肢択一)50問、2級は選択問題(六肢択一)42問・記述問題13問。いずれも60%以上の点数が合格ライン。1級はなぜかないそう。いつかできるのか。

よかった!よかった!(意外と日常、見たり、聞いたりすることの意味がわかってちょっとは意味があったのではないかと)


さて、もうすぐ8月。
そろそろ東京に戻る準備をしなければなりませんが、どうにか家庭菜園できないかと思うこの頃です。(庭付き物件か。なければ文化庁の上?)


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