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食はからだの基礎工事

2024年4月(甲・辰・卯月)


卯の花(おから)を食べたくなった^^

4月の和風月名を、卯月といい、卯の花月とも言います。
「卯月」は、卯の花が由来。ウツギの花の別称ですね。
卯は大いに茂るの意。春の陽気が盛んになり、
様々なものが茂っていく季節です。
卯の花は、白い小さな可愛い花が集まって咲きます。
その様子が「おから」と、似ていることから、おからは、卯の花とも   
呼ばれるようになったようです。
  
おからは、大切な日本の食文化です。
大豆から豆乳を絞った後の “かす” のように思う人もいますが(私の夫)、生おからは、エネルギー、食物繊維、ビタミンE、ビタミンB1、カリウム、鉄、は、豆腐よりも多く含まれていて、
タンパク質やカルシウムも、しっかりと含まれています。
 
便秘の方、すっきりと量が出ない方、ニキビや吹き出物に
困っている方、そうでない方も、たまには、旬のお野菜と一緒に炒めて、
シンプルにお出汁と塩や醤油で味付けして、食べてみませんか!?
 
しかし、
おからが体に良いからと、いつでも何にでも ”おからパウダー” を使うことは、どうなのかな!?と思います。
大豆は、畑の肉とも呼ばれ、栄養価も高く、素晴らしい食物ですが、
消化は良くありません。大豆や大豆の加工品を食べ過ぎることが、意外に
様々な症状の原因のことも多かったです。(体験上)
日本の食文化の素晴らしいところは、大豆を発酵させて、消化に良い
味噌にして、食してきたことです。
お野菜と一緒に五目豆にしたり、おからをお野菜と一緒に炒めたり煮たりすることは、とても理に適った食べ方です。
おからをパウダー状にしても、大豆をきな粉にしても、
消化しにくいものだと私は理解しています。
おからも、あくまでも、食材の1つとして、
”生おから” を目にしたら、旬のお野菜と炒め煮にしてみませんか?!

人生は出会いと選択の連続

私たちは、常に何かを選択をしながら生きています。
何を食べようか!?どこに行こうか!? 何をしようか!? 
誰と会おうか!? 何にお金を使おうか!?と・・・
一瞬一瞬、小さな選択の積み重ねです。

選択し行動してきたことは、必ず、結果となって現れます。

私は、21年前、手作りで料理を作り、1日30品目の食材を摂ること、
添加物や農薬を使ってないもの、体に良いものを選択し、正しいことをしていたつもりでした。
一生懸命取り組んでいましたが、
子供たちのアレルギーは改善せず悪化、私の体調も良くなりませんでした。
自分なりに一生懸命にやっていることに、自己満足していたのかもしれません。
子どもたちも、私も、体質だから仕方ない。
そんなふうに思っていました。

そんな頃、
素晴らしい方との出会いをいただき、古典医学と出会いました。
勉強をしていくうちに、今まで、たくさん努力して、一生懸命にやっていたことの中に、たくさんの間違いがあったことに気づかせてもらいました。
あれから21年。多くの方の生活に関わらせていただきながら、
自分も年を重ね、子どもたちも大人になり、年月が経つごとに、
様々な節目に会う度に、選択は間違っていなかった!と思うことばかりです。

いろいろな方と出会い、人は習慣や考えを変えることは、
なかなか難しいことも知りました。
でも、病気になってしまってからでは
体を元に戻すのは、もっと大変💦
小さなことから、できそうなことから
生活を変えていけば、体は必ず応えてくれます。

今、調子が悪い方、何かしらの症状がある方、
不安を持ってる方は、きちんと改善していきましょう!
そうでなければ、体は、どんどんと老化をしていきます。
食生活を振り返り、見直し、実践することで、体やこころは、
必ず良い方向に行くものです。

現代社会は、ありとあらゆる情報で溢れているため、
人は、迷い、頭がぐちゃぐちゃになっているのではないかと心配です。
間違った情報で、難病はどんどん増え、若い人たちの病気も増え、子どもたちの成長や健康に、悪影響を及ぼしているのではないかと危惧しています。

あれにいい!これにいい!と、効くもの探しや、様々な民間療法に
振り回されて、返って健康を害することさえあります。

だからこそ、歴史に学び、シンプルに、食のことを
考えていきたいと思っています。

正しい食生活は、子どもたちの基礎工事

外見は素晴らしくても、基礎工事がしっかりしていない家は、何かあった時に脆いものです。子どもたちの食生活は、まさに、基礎工事です。
卵子と精子が出会い、細胞分裂を繰り返し、人間として生まれ、
お母さんのおっぱいを飲み、細胞の新陳代謝を繰り返し、大きく育っていく。その材料が”食べもの”です。
何を食べるか、何を食べさせるかで、細胞の質は決まり、体質もでき、
体の土台ができていくのです。

また、どんなこころが育っていくかも、
生きていく上での大切な基礎となります。
頑丈な体と、強く逞しく、自分のことも、人のことも大切にできる
豊かな心の基礎ができれば、
どんなことに出会っても、びくともしない人生につながるはずです。

また、年を重ねていく、私たちは、基礎を見直し、追加工事をしたり、
作り替えなくてはいけないかもしれません。
人は、死ぬまで、新陳代謝を繰り返しながら、生かされているから、
いつからでも作り直せます。
だから、幾つになっても、新しく生まれ変われるのです。

そんな言葉に、希望と勇気をもらいながら、私も、作り直してきた1人です。

人はそんなに強くはないけど、そんなに弱くもないと思います。
1人ではできないけれど、同じ思いを持つ仲間が1人でも増えれば、
きっと、子どもたちの未来のために、元気に明るく、楽しく、面白く、
力強く、幸せに生きていけると信じて、今月も、食育塾、医心方、
楽しく学びたいと思います。

3月の食育塾のテーマは、生きることは食べること
〜人生を変える食の話〜 でした。
生きることとは?を、生物学者の『福岡伸一先生』の文章から
みんなで考える時間になりました。
4月は、たんぱく質のはなし いろいろです!!!

いただいた命を輝かせていきましょう!!!



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