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#140字小説『配役』/お題:節分/Xへポスト2/3

2024年2月にX(旧Twitterと呼ばざるを得ない)へポストした
140字小説を紹介します

※改行などは、Xへポスト時点より修正している場合があります。

『配役』

独身では縁がなかった行事を楽しむ。
「鬼は外!」
妹を守ろうとする男の子の父にならなければ、五月五日は年一回きりの柏餅を食べる日だった。去年は泣き喚いているだけだったのに笑顔で豆を投げる女の子の父にならなければ、三月三日はただの平日だった。
今は豆をぶつけられる痛さを存分に味わおう。

2024年2月3日作

◆2月3日は「節分」なので
 自主お題として創作しました。

「節分」は、立春の前日のこと。
だから、正確には毎年「2月3日」だとは限らないんですよね。
「2月3日」なことが多いですけど。
本来は立夏、立秋、立冬の前日も節分となるが、現在は春の節分だけが
行事として行われています。
季節の変わり目には邪気が生じると考えられていたため、それを追い払う
意味で豆まきをするようですよ。

主人公は、「節分の配役:鬼」のパパさんかな。
日常生活から「パパ」という配役も演じているんでしょうね。

★Xのアカウント:想田翠/140字小説・短編小説 @shitatamerusoda
 #今日は何の日 タグを付けて、投稿(ポスト)したものです。

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◆同じく、Xにポストした140字小説を紹介した記事はこちら。↓

◆2023年に「節分(豆好きな鬼)」をお題に創作した140字小説です。
 30秒程度で読了可能だと思いますので、ぜひご一読ください。↓

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