#140字小説『年始めに見る夢』／お題：初夢の日／Xへポスト1/2

2024年1月にX（旧Twitterと呼ばざるを得ない）へポストした
140字小説を紹介します

※改行などは、Xへポスト時点より修正している場合があります。

『年始めに見る夢』

「年跨ぎで見る夢？」
「年越しは、皆起きてるだろ」
「元日の夜だよな？」
「2日から3日にかけて見る夢が初夢らしいよ」
「え？」
「悪夢だった場合、どうすれば……」
「大丈夫。3年連続男4人でクリスマスと年越しを過ごしている俺達にこわいものはない」
「ずっと悪夢の中にいるようなもんだもんな」

2024年1月2日作

◆1月2日は「初夢の日」なので
　自主お題として創作しました。

1月2日の夜から3日の朝にかけて見る夢を初夢とすることから生まれた日。
その夢で一年の良し悪しを占った昔は、よい夢を見るために枕の下に宝船の
絵を敷いて寝る人も多く、商人が絵を売り歩いたといわれています。
めでたい夢「一富士、二鷹、三茄子」は徳川家康の出身地駿河の名物との
説もあるようですよ。

初夢は、元旦の夜から2日にかけて見る夢との説もあります。
書初めなど新年に物事を始める「事始め」が1月2日であるとの考えから、
「2日の夜から3日にかけて見る夢」といわれることが多くなったようです。
古くは立春を正月としていたため、「節分の夜から立春の朝に見る夢」を
初夢と呼んでいたようですよ。
諸説ありますが、いずれにしても、「初夢＝その年の最初に見た夢」と
考えればいいのかもしれませんね。

★Xのアカウント：想田翠／140字小説・短編小説 @shitatamerusoda
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◆同じく、Xにポストした140字小説を紹介した記事はこちら。↓

◆こちらは、夢は夢でも、白昼夢をテーマにした超短編小説です。
　800字：4分程度で読了可能だと思いますので、ぜひご一読ください。↓

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