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#140字小説『入籍といわずに婚姻届提出しよう』/お題:苗字の日/Xへポスト9/19
2023年9月にX(旧Twitterと呼ばざるを得ない)へポストした
140字小説を紹介します
※改行などは、Xへポスト時点より修正している場合があります。
『入籍といわずに婚姻届提出しよう』
「僕と同じ苗字になってくれませんか?」
「え……プロポーズ!?」
「はい。入籍してください」
「ドン引き……時代錯誤じゃない?」
「やっぱり僕なんかじゃダメか……」
「嘘だよ。ご時世的にはアウトでも、私は嬉しい」
「え?」
「実は交通系ICカード、既に貴方の苗字で登録済みなの」
「ドン引き……」
◆9月19日は「苗字の日」らしいので
自主お題として創作しました。
明治維新後、新政府は四民平等の社会を実現するために、
平民に苗字を公称することを許可しました。
1870(明治3)年に太政官布告第608号「平民苗字許可令」が公布された日
にちなんで、制定されたようです。
誕生後に命名されてからずっと名乗ってきた自分の苗字と名前が
アイデンティティだから……、またその他の理由で、夫婦別姓の方がいい
と考える方も一定数いるでしょう。
別居婚、週末婚、事実婚などなど……、結婚のかたちも多様性の時代。
また、生涯一度も結婚しない選択肢もある中、「婚姻届を提出」することに
こだわる方、積極的に「好きな人と同じ苗字を名乗りたい」と思う方も
意外と(あなたは意外ではないと感じる?)……多いかもしれませんね。
あ、筆者は普段自分が書く際には、「苗字」よりも「名字」の方が
しっくりくる派です……。
★Xのアカウント:想田翠/140字小説・短編小説 @shitatamerusoda
#今日は何の日 タグを付けて、投稿(ポスト)したものです。
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◆同じく、Xにポストした140字小説を紹介した記事はこちら。↓
◆プロポーズにまつわるお話をご紹介。「ヘリコプターの日」で創作した
『失敗プロポーズ』を含む、140字小説を3作品まとめ記事です。ぜひ。↓
はじめましての方へ……プロフィール記事はこちら。 ↓
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