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#140字小説『懐かしの牛乳かん』/お題:寒天発祥の日/Xへポスト12/27

2023年12月にX(旧Twitterと呼ばざるを得ない)へポストした
140字小説を紹介します

※改行などは、Xへポスト時点より修正している場合があります。

『懐かしの牛乳かん』

牛乳かんを作った。ぷるぷるの牛乳プリンでも、ふるふるのミルクゼリーでもない、缶詰のみかんが入った牛乳寒天。
実家にはステンレスの流し型があって、お盆など人が集う際には寒天デザートを用意した。
牛乳かんは家族のためだけに作ってくれた特別なおやつ。
母の味に近づけたかな。牛馬の横に供えた。

2023年12月27日作

◆12月27日は「寒天発祥の日」なので
 自主お題として創作しました。

「伏見寒天記念碑を建てる会」が制定したそうです。
当会は、京都府京都市に事務局を置き、京都の伏見が寒天発祥の地である
ことをアピールし、京都市伏見区御駕籠町近辺に記念碑を建て、啓発活動を
行いながら、寒天の発祥を祝い、後世に伝えていくのが目的だそうです。
日付は、現在の暦で12月末頃に初めての寒天の元となる「ところてん」が
御駕籠町で島津藩に提供されたと資料から推察できることとから、12月が
選ばれたらしいです。
日にちとしては、伏見=ふしみ(243)を「24+3=27」と見立てて27日に
設定したようですよ。

本文は、季節外れのお盆のお話になってしまいましたが……。
「牛乳かん」と言っても通じない方もいるのかな?
「牛乳寒天」=牛乳で作られた寒天デザートのことです。
うぅ、無性に食べたくなってしまいました……。

★Xのアカウント:想田翠/140字小説・短編小説 @shitatamerusoda
 #今日は何の日 タグを付けて、投稿(ポスト)したものです。

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◆同じく、Xにポストした140字小説を紹介した記事はこちら。↓

◆こちらも受け継がれる、亡き「母の味」のお話です。
 30秒程度で読了可能だと思いますので、ぜひご一読ください。↓

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想田翠
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