#140字小説『ママ（姉）の寵愛』／お題：靴の日・靴の記念日／Xへポスト3/15

2024年3月にX（旧Twitterと呼ばざるを得ない）へポストした
140字小説を紹介します

※改行などは、Xへポスト時点より修正している場合があります。

『ママ（姉）の寵愛』

ママが好きなのでいいよって言うから、赤の靴を選んだ。
「童謡の『赤い靴』知らないの？」
ママの妹のさっちゃんは大人なのに私にいじわるを言う。
「赤い靴履いてると偉人さんにつれられていっちゃうんだよ」
「歌の『サッちゃん』だって遠くへいっちゃうじゃん」
ママをとり合いっこするライバル。

2024年3月15日作

◆3月15日は「靴の日」・「靴の記念日」なので
　自主お題として創作しました。

1932（昭和7）年に「日本靴連盟」によって制定されたそうです。
1870（明治3）年、東京の築地入船町に日本初の西洋靴の工場ができた日に
由来しているらしいです。
この工場は「伊勢勝造靴場」といい、日本陸軍の創始者・大村益次郎の
提案によって開設されたようです。
輸入された軍靴は日本人には大きすぎたため、日本人の足に合う靴を作る
ために設けられたといわれています。
「伊勢勝造靴場」の跡地には、現在「靴業発祥の地」という記念碑が
建てられているそうですよ。

★Xのアカウント：想田翠／140字小説・短編小説 @shitatamerusoda
　#今日は何の日 タグを付けて、投稿（ポスト）したものです。

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◆同じく、Xにポストした140字小説を紹介した記事はこちら。↓

◆「靴」をお題に創作した300字小説をご紹介します。
　1話につき1分程度で読了可能だと思いますので、ぜひご一読ください。↓