#140字小説『ミンチカツの亡霊』／お題：メンチカツの日／Xへポスト3/7

2024年3月にX（旧Twitterと呼ばざるを得ない）へポストした
140字小説を紹介します

※改行などは、Xへポスト時点より修正している場合があります。

『ミンチカツの亡霊』

お肉屋さんの前を通ったら「揚げたてだよ」とおじさんに声をかけられて、いつものようにコロッケとメンチカツを買った。

冷めたメンチは明日のお弁当に入れよう。
おじさんには別れたことを言えなかった。
これからもメンチを見る度「メンチやなくてミンチな」大阪人の彼のツッコミを思い出すんだろう。

2024年3月7日作

◆3月7日は「メンチカツの日」なので
　自主お題として創作しました。

コロッケやメンチカツをはじめとして、各種の冷凍食品の製造販売を
手がけ、全国の量販店やコンビニ、外食産業などに流通させている
香川県三豊市の株式会社「味のちぬや」が制定したそうです。
日付は「ミンチ（3・7）」と読む語呂合わせから。
（関西では「メンチカツ」のことを「ミンチカツ」と呼ぶところも多い。）
また、受験シーズンにメンチカツを食べて受験に勝ってほしいとの願いも
込められているようですよ。

★Xのアカウント：想田翠／140字小説・短編小説 @shitatamerusoda
　#今日は何の日 タグを付けて、投稿（ポスト）したものです。

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◆同じく、Xにポストした140字小説を紹介した記事はこちら。↓

◆3月7日は「サウナの日」でもあるので、それにちなんだ
　『温まるのは体だけ　～サウナ婚活』を含む、3作品まとめ記事を紹介。
　1話につき30秒程度で読了可能だと思いますので、ぜひご一読ください。↓