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日記 YouTube動画、サルトル『実存主義とは何か』読解:実存は本質に先立つを拝見して


こんな動画を見ました。


とても勉強になりました。
私は大学で近現代文学のゼミをとっていたのですが、そこで教授が、サルトルの言葉「実存は本質に先立つ」を教えてくれました。

きっかけは、大江健三郎の文学作品「死者の奢り」を扱ったことにあります。

内容は大学病院の解剖用の死体を運ぶアルバイトをする主人公の仕事に関するお話です。

死体を通し「死体」即ち「実存」は「本質」「魂」や「神」などよりも先立つ存在ともいうべく、物言わぬ死者との対話的世界観を学びました。

サルトルの思想に影響を受けている作品だとかで、その当時は、難しくてわからないし興味も全くありませんでした。

ただ、その実存主義の「実存は本質に先立つ」という言葉が、なぜか鮮烈で、いまだに印象に残っておりまして、

先日、歩く魚さんが、サルトルを扱っていらして、そこで思い出して、おお!と思ったのがきっかけです。

歩く魚さんのブログ記事↓


紹介したYouTube動画を見ても、
まだまだ難解でわからないことが多いですが、それでもとっても面白かったというのがあります。

サルトルの持論にとても腑に落ちる部分とまた納得できない部分もあり、でも総じて大変興味深く掘り下げてみたい世界観だと感じました。

それで、サルトルの本を買おうかな、また、大江健三郎の作品もまた読みたいなと感じている昨今です。


と、思ってもっと検索したら、この方、大江健三郎さんとサルトルに関しても触れられておりました。以下動画にてご覧ください。


chatgptに聞いてみました↓

サルトルの実存主義に関して教えてください。

ジャン=ポール・サルトルは、20世紀のフランスの哲学者であり、実存主義の主要な提唱者の一人です。彼の実存主義は、個人の自由、選択、責任に焦点を当てています。以下に、サルトルの実存主義の主要な概念をいくつか紹介します。

1. 実存が本質に先立つ

サルトルは、「実存は本質に先立つ」という考え方を持っていました。これは、人間は生まれた時には何の本質も持たず、自分の選択や行動を通じて自己を形成していくという意味です。つまり、人は自らの行動によって自分の本質を作り出すということです。

2. 自由と責任

サルトルは、人間は自由であると考えました。この自由は、選択をする能力を意味し、同時にその選択に対する責任も伴います。人は自らの選択によって自分だけでなく、他者や社会にも影響を与えるため、自分の選択に対する責任を持たなければなりません。

3. 孤独

自由には孤独が伴うとサルトルは述べています。自分の選択が自分だけのものであり、他者に対してもその選択の結果を負う必要があるため、存在の孤独感を感じることがあります。

4. 「他者の目」

サルトルは、他者の存在が自己の理解や自己認識に影響を与えると考えました。特に「他者の目」は、自分がどのように見られているかを意識させ、自分自身を他者と比較することを促します。このことは、自己のアイデンティティや自由に対する理解を複雑にします。

5. 実存的選択

サルトルの実存主義においては、選択が中心的なテーマです。人は自己の本質を形成するために、常に選択をし続ける必要があり、その選択は個人の存在に深く関わっています。

6. 文学と実存主義

サルトルは哲学だけでなく、文学にも深く関わりました。彼の小説や戯曲は、実存主義のテーマを探求しており、特に人間の自由や責任、孤独などを描いています。代表作には『嘔吐』や『出口のない部屋』があります。

サルトルの実存主義は、個人の自由と責任、孤独、そして他者との関係について深く考察し、20世紀の思想に大きな影響を与えました。


フランスの哲学者のサルトルに関して教えてください。↓

ジャン=ポール・サルトル(Jean-Paul Sartre)は、20世紀のフランスの哲学者、劇作家、小説家であり、実存主義の代表的な思想家として知られています。彼の主な業績や思想、影響について以下にまとめます。

生涯

• 生年月日: 1905年6月21日
• 死没: 1980年4月15日
• サルトルはパリで生まれ、エコール・ノルマル・シュペリウール(高等師範学校)で学びました。
• 第二次世界大戦中にはフランス陸軍に従軍し、戦後は哲学や文学、政治活動に取り組みました。

主な思想

1. 実存主義:
• サルトルは「実存は本質に先立つ」と主張しました。人間は自らの選択によって本質を形成していく存在であると考えました。
• 自由、選択、責任が中心的なテーマであり、個人は自分の選択に責任を持つべきだと説きました。
2. 無神論的実存主義:
• サルトルは神の存在を否定し、無神論的な立場から実存主義を展開しました。人間は自らの生き方を選択する自由を持つが、その選択には責任が伴うという考えを強調しました。
3. 「他者の目」:
• 他者の存在が自己認識や自己理解に与える影響について考察しました。「他者の目」は自己を定義する重要な要素となります。

主要な著作

• 『嘔吐』(La Nausée): サルトルの最初の小説であり、実存主義のテーマを探求しています。主人公は自己の存在に対する不安を抱えています。
• 『存在と無』(L’Être et le Néant): 彼の哲学的主著であり、実存主義の基本的な考えを体系的に述べています。
• 『壁』(Le Mur): 短編小説集で、戦争や人間の自由についてのテーマを扱っています。
• 『出口のない部屋』(Huis Clos): 劇作であり、登場人物たちが地獄に閉じ込められ、互いの存在によって苦しむ様子が描かれています。

政治的活動

• サルトルは政治にも積極的に関与し、社会主義や共産主義の支持者でした。また、アルジェリア独立運動や他の社会問題にも声を上げました。
• 彼はノーベル文学賞を受賞しましたが、受賞を辞退し、その理由として文学の商業化に対する反発を示しました。

影響

サルトルの思想は、哲学、文学、心理学、政治思想に広範な影響を与えました。彼の実存主義は、個人の自由や選択に関する議論を促進し、後の思想家や作家に影響を与えました。また、彼の作品は現代文学の重要な要素と見なされています。


日本の作家、大江健三郎に関して教えてください。↓

大江健三郎(おおえ けんざぶろう)は、日本の小説家、ノーベル文学賞受賞者であり、20世紀後半から21世紀にかけての日本文学に大きな影響を与えた作家です。以下に、彼の生涯や主要な作品、思想についてまとめます。

生涯

• 生年月日: 1935年1月31日
• 出身地: 愛媛県宇和島市
• 大江は若い頃から文学に興味を持ち、1954年に東京大学文学部に入学。その後、文学や哲学を学びました。

主要な作品

大江健三郎の作品は、しばしば個人のアイデンティティや社会問題、戦争や家族のテーマを扱っています。代表作には以下のようなものがあります。

1. 『個人的な体験』(1964年):
• 主人公が言葉や文学を通じて自己を探求する様子を描いた作品で、作家としての自己意識が色濃く反映されています。
2. 『万延元年のフットボール』(1967年):
• 幕末の時代を舞台に、サッカーを通じて社会の変化を描いた小説で、歴史と個人の関わりを探求しています。
3. 『ひかりのうた』(1981年):
• ある家族の物語を通じて、愛や喪失、コミュニケーションの難しさを描いた作品です。
4. 『空の境界』(1978年):
• 生と死、精神と肉体の境界を探求し、個人の存在や価値を問いかける作品です。
5. 『私の異国』(1991年):
• 自らの体験をもとに、日本と他国の文化の違いや、移民の苦悩を描いたエッセイ集です。

文学スタイル

• 大江の作品は、独特の文体と難解な表現が特徴です。彼は、現実の重さや複雑さを直視し、時には夢や幻想を交えた描写を用いています。
• 彼の作品には、自身の息子が知的障害を持っていることが影響を与えており、家族や愛、社会的な孤立についての深い洞察が見られます。

ノーベル文学賞

• 1994年にノーベル文学賞を受賞しました。受賞理由としては、彼の作品が「人間の状況についての探求を通じて、個人の苦悩や社会的な現実を描き出している」とされています。

社会的・政治的活動

• 大江は、原発問題や環境問題、戦争に対する反対など、社会的な問題についても積極的に発言してきました。また、アジアの歴史や文化についての理解を深める活動にも関与しています。

影響

• 大江健三郎は、日本文学の重要な作家の一人として、国内外の作家や読者に深い影響を与えています。彼の作品は、文学だけでなく、社会思想や哲学においても重要な役割を果たしています。

大江健三郎の作品は、読む人に強い感情的な影響を与えると同時に、思考を促すものが多く、彼の文学は今も多くの人々に読まれ続けています。



大江健三郎の著書、死者の奢りはサルトルの実存主義に影響を受けていると言われます。どのように思われますか?↓

大江健三郎の著書『死者の奢り』がサルトルの実存主義に影響を受けているとされる点について考察する際、いくつかの重要なテーマや要素が浮かび上がります。

1. 個人の存在とアイデンティティ

『死者の奢り』は、主人公が自身の存在やアイデンティティについて深く考える物語です。サルトルの実存主義の基本的な考え方である「実存は本質に先立つ」というテーマが反映されており、主人公は自己の存在を探求し、自己を形成していく過程が描かれています。

2. 自由と選択の責任

サルトルは、人間が自由に選択する能力を持ち、その選択に対する責任を負うべきだと主張しました。『死者の奢り』においても、主人公は自らの選択や行動に対して向き合い、その結果に責任を持つことが求められます。これは、実存主義的な自己認識の重要な側面です。

3. 死と存在の問い

作品のタイトルに「死者」が含まれていることからもわかるように、大江の作品は死というテーマを探求しています。サルトルの思想においても、死は存在の理解に不可欠な要素とされ、死を通じて人間の存在の有限性や意味を考察することが重要です。『死者の奢り』では、死の意識が人間の生き方にどのように影響するかが描かれています。

4. 他者との関係

サルトルは「他者の目」を通じて自己を認識することの重要性を述べましたが、大江の作品でも他者との関係性が大きなテーマです。主人公が他者との関わりを通じて自己を見つめ直す様子は、実存主義の考え方と共鳴しています。

5. 内面的な葛藤

大江の作品は、しばしば主人公の内面的な葛藤や苦悩を描いており、これはサルトルが強調する実存的な危機とも関連しています。自己を問い直し、選択に迷う姿勢は、実存主義的な側面を強く反映しています。

結論

『死者の奢り』がサルトルの実存主義に影響を受けていると考えられるのは、以上のように個人の存在、自由、選択、他者との関係、死といったテーマが作品全体に織り込まれているからです。大江健三郎は、サルトルの思想を取り入れながらも、自らの独自の視点でそれを深化させ、文学を通じて人間の存在の複雑さや苦悩を探求しています。

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