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朗読フリーの作品

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こちらにある作品は基本朗読フリーとなっています。 ※朗読する際はこちらのアカウントにDMでご連絡ください。(https://twitter.com/jamasin6) 語尾の変更…
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記事一覧

理不尽な呪い(4125文字)

これは私が知人の紹介でY氏という人物から聞いた話だ。 「こういう仕事をしていますとね。そ…

田舎の神社の巫女(774文字)

私の母方の田舎の話。 その村はもうほとんど限界集落です。 学校の数は一つ。小学校と中学校…

感染しましたか?(1787文字)

これは私がとある配信者さんに怪談を送ったときの話です。 その方はVtuberとして活動をされて…

夜中のドライブ(短編)(282文字)

だから、夜中のドライブなんて行くもんじゃないって言っただろ? いや、そりゃ気持ちは爽快に…

その祠を壊してはならない(短編)(281文字)

「その祠を壊してはならない」 祖父のセリフに俺は思わず、内心で笑い声をあげた。 随分とあ…

「心霊スポットへのドライブ」(短編)(620文字)

ある夏休み、俺はサークルの友人たちの男女で心霊スポットに行くことになり、話の流れで目的地…

「青い数珠を持った老女」(2622文字)

これはとある住宅街での話。 私が長期間の水道工事の警備員( 正しくは交通誘導警備員というが、ややこしいので、警備員とする )としてを配置されたときのことである。 その住宅街は小さな山を切り開いて作られており、そのせいで緩急様々な坂で囲まれている。 こういう住宅街ではわりとよく、その一角に小さな墓地があったりする。 おそらく、昔からそこに住んでいた人の墓地。 夜深くともあれば、不気味に映るかもしれない光景も、日中明るいところで見る分にはなんということはない。 ある同僚は「落ち着

霊園の地下駐車場(朗読:絢河岸 苺様)(3417文字)

これは知り合いの警備員Yさんから聞いた話。 K県のとある場所に小高い山と山に挟まれた霊園…

陽光(807文字)

その日の夕方、私は疲れ果てた体で帰宅しました。 都合よく体調を崩した同僚のせいで前日の夜…

充分ではない(短編怪談)(437文字)

祖母と私はともに霊感らしきものがあった。 あくまでそれは「らしき」ものだった。 例えば道…

短編怪談「彼が悲しそうな理由」(284文字)

久しぶりに会った友人は学生の頃とは打って変わって寡黙で雰囲気も暗かった。 一体、クラスの…

メリーさんの〇〇 (朗読:絢河岸 苺様)(1188文字)

メリーさんの電話。 有名な話ですね。 でも、いまは固定電話がない家も増えてますし、あっても…

メリーさんはいま(939文字)

※上記の企画にて空亡茶幻様にご朗読いただいています。ご興味のある方はよろしければ動画と併…

雪の降る土地には住まない(3039文字)

これは友人のBさんから聞いた話だ。 彼女が通った高校にある噂があった。 『雪の降る日に屋上に行ってはいけない。 明日に飛ばされてしまうから。 明日に飛ばされて、昨日に帰ることはもうできない。』 多くの生徒、少なくともクラスメイトはこの噂を知っていたはずだとBさんはいう。 ただ、そもそも屋上に行くための扉の鍵は締まっているし、大雪の日であれば休んでも大目に見てもらえるくらいには緩い学校だった。 そして、Bさんが通っていたときには特に何事も起こっていない・・・ということになっ