その男 ジミー・オズボーン…
その男は まるでマシンガンのように世間に疑問と侮辱を叩きつける。 俺の前に佇む、その男 ジミー・オズボーン
すでに確立された社会に疎外された青年だ。その怒りをぶつけようがない。その怒りの矛先を爆発させる力もない。行動に移しえないのだ。
「オレ達の世代の人間はさぁ、何か立派な主義主張の為に死ぬ事もできねぇし、そう云う事は、オレ達がガキだった頃に終わっちまったのさ」
「今はもう、人をドキッと感動させる主義なんか残っちゃいねぇ。どうせ何も残っちゃいないなら、せめて女にでもさ