シェルハブ・メソッド しおがま

宮城県塩竃市を中心に東北で活動してます。 「体と動き」「脳・神経系の仕組み」に基づいて…

シェルハブ・メソッド しおがま

宮城県塩竃市を中心に東北で活動してます。 「体と動き」「脳・神経系の仕組み」に基づいて 赤ちゃんや子どもの発達を観察し、お手伝いし、 ご家族やまわりの大人の方をサポートします。 子どもと大人が一緒にのびのび発達を楽しめることをめざしています。

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「床におろすと泣いちゃう」わけと、大人にできること

    • おもちゃのススメ③ 積み木

      今回紹介するおもちゃは積み木。 シンプルなものがおすすめ! 私は3色に色わけされていて、 立方体、直方体くらいの単純な形のみ(でも数がある) というのを持っています。 膝立ちができるようになった赤ちゃんから 7~8歳くらいまで、 長く活躍するおもちゃです。 積み木の醍醐味は「見立て」遊びだと思うのですが、 それはちょっと大きくなってからです。 まずは、「崩す」「落とす」遊びから。 膝立ちができるようになると、テーブルで遊ぶことが増えてきます。 とにかく膝立ちすると、ちょ

      • おもちゃのススメ ②バケツ

        今回紹介するおもちゃはバケツ。 大きさがいろいろで、写真のように「入れ子」になるタイプは とってもおすすめ! お座りができるようになった赤ちゃんから 3~4歳くらいまで活躍するおもちゃです。 お座りができるようになると、手で持つことも上手になります。 このころの赤ちゃんと遊ぶとき、 私はこのバケツの小さいほうの2つをよく使います。 持ちやすい大きさを選べるのが、このおもちゃのいいところ。 両手に持ったバケツをカチカチ合わせる遊び、 持ったおもちゃを舐める遊び、 落とした

        • 硬くて、ちょっと重い。~赤ちゃんにオススメのおもちゃ

          赤ちゃんにおすすめのおもちゃをご紹介します。 1つめは「ラトル」です。 写真の左、ボールペンのおとなりの黒いおもちゃ。 ラトルって聞き慣れないですが、 赤ちゃんが握って振ると音がするおもちゃ。 ガラガラという方が一般的でしょうか? 「ガラガラ」とは鳴らないので、ラトルという名前で紹介します。 生まれてすぐから、かなり長く使えるおもちゃです。 私の持っているものの中で赤ちゃんに一番人気なのが、黒のラトル。 これは私がシェルハブ・メソッドの講習会を卒業して資格を得たときのお

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        • おもちゃのススメ
          3本
        • 【連載】主体性の幸福
          4本

        記事

          泣いたのは「嫌い」じゃなくて「びっくり!」かもしれない。

          今日は個人レッスンのエピソードから。 シェルハブ・メソッドのレッスンは 「その子、その人に合わせて」「無理しない」のだけど 「楽にできることだけ」ではない! というお話です。 レッスンの中で「できるかな?」と促してみた動き、 小さい人が嫌がったり怖がったり、泣いちゃうことがあるそう。 でも、そんな時「泣いちゃった」イコール「イヤなんだ」 「これ嫌いなんだ」じゃなくて、 「初めてで、びっくりしてるだけ」のことが結構ある。 その日は「もうおしまい~」にするとしても、 「少し

          泣いたのは「嫌い」じゃなくて「びっくり!」かもしれない。

          「背骨の6方向」「寝ている赤ちゃんは探検家」

          こんにちは、シェルハブ・メソッド しおがま 「文章担当」スタッフの太郎です。 本日は、背骨の動きについて、 赤ちゃんの「自主的な学び」について、 そして、赤ちゃんを「上手にほっとく」ということについてです。 赤ちゃんは「お世話してもらうだけ」の存在ではなくて 自分の力で体の動かし方、世界との付き合い方を学んでいます。 (※1994年にエスター・セレン博士が初めて発表した後、さまざまな研究を通して実証されている説です。) 赤ちゃんが泣いていると、あやしてあげたくなりますが

          「背骨の6方向」「寝ている赤ちゃんは探検家」

          固有覚と「やさしさ」

          こんにちは、シェルハブ・メソッド しおがま 「文章担当」スタッフの太郎です。 シェルハブのお話でよく登場する体の感覚「固有覚」について、 そして関連して、「やさしさ」についてのエピソードをお届けします。 シェルハブメソッドでは「具体的に考える、具体的にやる」 ということを、とても大事にしているのですが それがよく伝わるお話だな~と思っています。 ●固有覚ってなに? そもそも、固有覚ってなんだ? あまり耳慣れない言葉かもしれませんが、 「視覚」「触覚」などと同じ、体の感

          正解のないレッスンは、観察からはじまる。

          こんにちは、シェルハブ・メソッドしおがま 「文章担当」スタッフの太郎です。 シェルハブ・メソッドは 生まれたてから、歩行が完成するまでのお子さんの発達を 「動き」と「遊び」を通して、お手伝いするレッスンをします。 ・・・のですが、「レッスン」のイメージと違って 「先生が正しい方法を教えてくれる時間」 「正解の練習をする時間」ではないんです。。 「寝返りが遅い子のための体操」とか 「ハイハイしない子には、こうしましょう」 みたいな、「問題」と「答え」のセットはありません。

          正解のないレッスンは、観察からはじまる。

          触覚の情報量。

          シェルハブ・メソッドのレッスンについて 「赤ちゃんとやり取りしながら進めます」 「対話です」 って表現することがあります。 まだ言葉を使わない赤ちゃんとの「対話」は 「触れること」です。 なかなか日常生活で意識しないですが、触覚の情報量はとても大きいです。 (河出文庫から出ているデイヴィッド・J・リンデン著  『触れることの科学』、とっても面白いです。おすすめです。) 触覚は五感の中で 「唯一、遮断することのできない感覚」ともいわれます。 シェルハブ・メソッドの指導者

          主体性の幸福(3)「できた!」の前、脳の中では

          連載コラム「主体性の幸福」第3回をお届けします◎ 前回の記事はコチラ。   * * * 前回の内容は、 生まれたての赤ちゃんも 「自分で動いたのか、他者に動かされたのか」 の区別が、はっきりできていること。 だから「自分で体を動かそうとして、動かせた」 「やってみて、成功した!」 そんな体験をしているはず、ということでした。 今回は新たなテーマに進むつもりだったのですが、、 改めて前回を読み返してみると 「自分で動ける」ことのスゴさや 赤ちゃんも「自分で考えて」動い

          主体性の幸福(3)「できた!」の前、脳の中では

          主体性の幸福(2)赤ちゃんの主体性とは?運動主体感

          スタッフによる連載コラム「主体性の幸福」をお届けします。 前回の記事はコチラから。 赤ちゃんが「自分で決めて、自分でできること」 それは「体を動かすこと」 「自分でいごこちのいい姿勢になること」 というのが、前回の終わりでした。 赤ちゃんの体を動かして 姿勢を変えてあげることは、大人にもできます。 ですが、 ①「今、どんな姿勢がいごこちいいか」  って究極、本人にしか分からないことです。  それは赤ちゃんも同じですよね。 そして、 ② 自分で動くことでしか得られない

          主体性の幸福(2)赤ちゃんの主体性とは?運動主体感

          主体性の幸福(1) 老人ホームの研究

          スタッフによる連載コラム「主体性の幸福」をお届けします。 前回の記事はコチラから。 「主体性の話ってすごく面白そう」と思ったきっかけは 恩蔵絢子『脳科学者の母が、認知症になる』という本。 祖母が認知症なので、私、このテーマには常にちょっと興味があります。 ぱらぱらっと目次を見ていたら 「主体性の感覚と幸福」という文字が。 エレン・J・ランガーが1976年に発表した 老人ホームでの心理学実験が紹介されていました。 (のっけから赤ちゃんの話じゃない!ですが、、 「お世話

          主体性の幸福(1) 老人ホームの研究

          [まえがき]主体性の幸福

          突然ですが、こちらは シェルハブしおがまの文章担当スタッフ・太郎による 「連載」です。 テーマは「主体性の幸福」 つまり、 「自分で決めて、自分でやる、という幸せ」 についてです。 実は私、ここ半年ほど 「子どもの主体性を大事に、って、なぜ?」 調べたり、考えたり、書いてみたり、 また調べたり、調べたり、調べたりしておりました。 「主体性」 って、このごろよく目にする言葉になりました。 学校教育の場でも盛んに使われているようです。 広辞苑によると 強制されたり、何

          はじめまして、シェルハブ・メソッド しおがまです。

          はじめまして、シェルハブ・メソッド しおがまです。 宮城県・塩竈市を中心に ● お子さんとご家族のための  「発達をお手伝いする」レッスン ● 子育て支援職(保育士さんなど)のみなさんが  「発達を知る」ためのレッスン この2つを中心に活動しています。 「体・動き・感覚」そして「脳・神経系の仕組み」に基づいて 赤ちゃんや子どもの発達を観察し、お手伝いして ご家族やまわりの大人の方をサポートすることで 子どもと大人が「一緒に」発達を楽しめることをめざしています。 シェル

          はじめまして、シェルハブ・メソッド しおがまです。