正解のないレッスンは、観察からはじまる。
こんにちは、シェルハブ・メソッドしおがま
「文章担当」スタッフの太郎です。
シェルハブ・メソッドは
生まれたてから、歩行が完成するまでのお子さんの発達を
「動き」と「遊び」を通して、お手伝いするレッスンをします。
・・・のですが、「レッスン」のイメージと違って
「先生が正しい方法を教えてくれる時間」
「正解の練習をする時間」ではないんです。。
「寝返りが遅い子のための体操」とか
「ハイハイしない子には、こうしましょう」
みたいな、「問題」と「答え」のセットはありません。
というのも、具体的にどうしたらいいかは
「その子によるから」。
ちょっともどかしい答えかもしれません。
あるいは、当然のこと、と思われるでしょうか。
シェルハブしおがま代表・みかさに
「たとえば、ハイハイしないって相談されたらどうするんですか?」
と聞いてみました。
* * *
私は「ハイハイしない」「なんでかな?」と考えることもありますが、
むしろ、「赤ちゃんがやっていること」を観察しています。
「骨盤を傾けてる!」「膝で床を押している!」
「手が正中線を超えて反対に行く!」とか
「背骨が6方向動いているかな」とか。
「なんで」を考えるのは、憶測になることも多いので
しないようにしています。
なので「ハイハイしないんです」と相談されたとき
「ハイハイの仕方」を答えたり、
ハイハイの練習をすることはないかもしれません。
「ハイハイしない子」と見るのでなくて、
何をしているのか見るんです。
伝わるかしら?
レッスンも「ハイハイ」を目指してやるわけではないです。
見ていて、この動き方はやってないかもと思ったら
気づいてもらえるように工夫します。
たとえば背中の使い方。
背骨の動きは、伸展(反る)屈曲(丸める)
そして側屈(左右に曲げる)回旋(左右にひねる)があります。
右だけいっぱいやってるなと思ったら「左にも動くけど、どう?」
反る方向だけいっぱいやっていたら「丸くなる姿勢もあるよ」
どう気づいてもらうか?は、それこそ何万通りもあるんですが、
大人が無理やり動かすんじゃなく、、っていうところがとても大事です。
そのために、動きの仕組みをよく知る、とくに自分でやってみる。
(https://kokc.jp/e/7e6acf4fdd0fe178044b8bd2ebaef0e2/)
骨盤や股関節の動き方とか、
こう動くとここも連動して、こんなふうについてくるとか
普通は意識しないけど大事なポイントが多くあります。
それを意識できるようになると、子どもの動きを見てても気づきやすくなりす。