「背骨の6方向」「寝ている赤ちゃんは探検家」
こんにちは、シェルハブ・メソッド しおがま
「文章担当」スタッフの太郎です。
本日は、背骨の動きについて、
赤ちゃんの「自主的な学び」について、
そして、赤ちゃんを「上手にほっとく」ということについてです。
赤ちゃんは「お世話してもらうだけ」の存在ではなくて
自分の力で体の動かし方、世界との付き合い方を学んでいます。
(※1994年にエスター・セレン博士が初めて発表した後、さまざまな研究を通して実証されている説です。)
赤ちゃんが泣いていると、あやしてあげたくなりますが
「今は、邪魔をしないほうがいい……」という場合もあったりします。
* * *
「背骨は6方向にうごく」
6つも? うごく方向? ある??
みなさんわかりますか?
整体やスポーツなどの知識を通してご存じの方もいらっしゃるかも。
背中を反らす。背中を丸める。
横に体を傾ける(脇腹が伸びる感じ)これが右・左。
そして腰をねじる。これも右・左。
全部で6つ!
背中を丸めてると「姿勢が悪い~!」といわれがちですが
「階段をおりる」「ジャンプする」などに必要な、大事な動きだそうです。
(いまジャンプできる方、ぜひやってみてください! まずは膝を曲げます)
じつは「歩く」ときも、背骨は微妙~~に
反る、丸まる、反る、丸まる……をくり返しながら
「歩いて」いるらしい。
初めはまったくピンとこなかったのですが、
お散歩中に(私の日課です)反ってる?丸まってる?
首をかしげながら歩くこと3~4日、
何となく雰囲気がつかめてきました。
やった!
「側屈」はたとえば、横向きにごろーんと寝て、
そこから肘に寄りかかるように半身を起こした状態
代表・みかさいわく「ムービースターのポーズ」。
「回旋」は腰をねじるような動きですね。
パンチをくり出すときとかの動きだと思います(たぶん)
小さい人が「イヤイヤ」するときの動きも、たぶん小さな回旋(たぶん!)
この6方向の運動が全部つまっているのが
「あおむけから横座りに起き上がる」
という動きだそうです。
ごろーんとした状態から
膝を立てて、腰をひねって膝を倒して
背中をちょっと反らせて……丸めて……
肘に体重を移しながら起き上がると
片方のわき腹がちぢんで、
もう片方が伸びる~~~
私の観察力だとこんな感じですが、
たぶん、みかささん視点だともっと細かな、
いろんな動きが見えてるのかなー
と思います。
たぶん、私視点より解像度が高いはず。。
赤ちゃんは「自分の体」の探検家
シェルハブの個人レッスンの目的のひとつに
パパママをはじめ、養育者の大きい人たちの
赤ちゃんの動きを見る「解像度を上げる」ことがあるそうです。
赤ちゃんにとっては「重力」も「床」も初めて。
胎内とは全然ちがう感覚。
だから、フニフニもぞもぞしてるだけに見えても
何なら横たわっているだけでも
いわば自分の体を探検していて
「なるほどね…背骨ってこんな感じね…あっ、そこ動くのね…」
小さな動きの中に、いろんな発見がつまっているかんじ。
「左の骨盤を床に押しつけると、右の骨盤がもちあがる」とか。
「ズリバイでお腹の感覚をたしかめている」とか。
そんなふうに「赤ちゃんの動き」への解像度が上がっていくと
「ああ、いま探検中なのね」
って気持ちになってくる。
そして、赤ちゃんが
「何もできない」「お世話しないといけない」人じゃなくて
「自分の体でいろいろ学んでいるところ」
なんだなってわかってくると、
「いまは手を出さないほうが赤ちゃんの邪魔にならないな」
「これはほっといたほうがいいな、探検を楽しんでね~」
って思えるようになったりする。
のだそうです。
「上手にほっとく」ことができるようになると
赤ちゃんも探検の時間がいっぱいとれるし
パパママはじめ大きい人も、ちょっとゆったりできるはず。
みかささんのレッスンのレポートに
「やりすぎない」「支えすぎない」
ということばがよく出てくるので、
またこのあたりもお伝えできたらなーと思います。
大きいみなさんも背骨の6つの動き、ぜひやってみてください。
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シェルハブでは解決できないこと(医療関係など)もありますが、
逆に病院では「異常なし」だけど
シェルハブの観点から見るとやってあげたいことある!
っていうときもあります。
ご家族のみなさんが
「相談ってほどでもないんだけど」
「あるあることだけど」
とおっしゃることも、動きと発達の視点から見ると
面白いポイントがあったり
ちょっとした対策ができることがあります。
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