2022年12月の記事一覧
みじかい3つのクリスマス物語~読書記録212~
作者は「若草物語」で有名なオルコットだ。
もの静かな小さな娘
テイリーのクリスマス
ローザの物語
の3つの作品が掲載されている。
日本に紹介されたのは2000年になるが、アメリカの文学研究者、編集者として名高いスティーブン・ハイネスが発見したのだ。
子供向けの雑誌に掲載されていたのだが、誰にも気づかれることなく、70年も経ってから、このように1冊の本として出版されるに至った。
スティーブン
五つの棺~読書記録210~
ミステリー作家・折原一の作品。
この題名を観て、ミステリー好きの人は、あれ?と思うだろう。
そう、密室トリックの名人、ジョン・ディクスン・カーの「三つの棺」を想い浮かべるのだ。
そして、最初のページには
「不可能犯罪の巨匠ジョン・ディクスン・カーに捧げる」
と記されてある。
つまり、明らかにジョン・ディクスン・カーを意識して書き下ろしたものなのだ。
で、折原一の作品に度々出て来る黒星警部が捜査
三つの棺~読書記録209~
ジョン・ディクスン・カーによる密室殺人のミステリー。
アメリカ生まれの作家で「密室事件と言ったら!」で知られている。
ジョン・ディクスン・カー(John Dickson Carr, 1906年11月30日 - 1977年2月27日)はアメリカ合衆国の小説家である。本格推理小説の代表的な作者のひとりで、密室殺人を扱った作品で知られる。
「シャーロック・ホームズの功績」という短編集は、父親コナン・
意識高い系の研究~読書記録206~
2017年 古谷経衡氏による著書。
私は旧い人間なので、意識高い系という概念が実はよくわかっていない。
本当の事を言うと、ネトウヨだのパヨクだのの言葉も、他の人にこっそりと質問したりしてきた。
古谷さんの著書は、そんな世間から外れてしまった私には色々と教えてくれる有難い書なのだ。
土地に土着しない。
後発に東京に出てきた。
スクールカーストの中では第二階級。
そうなのか、と思うものの。どうも
シャーロック・ホームズ最後の挨拶~読書記録201~
1917年に発行されたシャーロック・ホームズシリーズの短編集。
ウィスタリア荘
ボール箱
赤い輪党
ブルース・パーティントン設計図
瀕死の探偵
フランシス・カーファックスの失踪
悪魔の足
最後の挨拶
の8編が収録されている。
ボール箱は、始めは「シャーロック・ホームズの思い出」に収録されたが、ドイルは男女の三角関係など好ましくないと削除。
そして、こちらの短編集に収録された。
昔の日本では